化学物質管理

第10回レスポンシブル・ケア岡山地区地域対話における事例(平成28年度)

第10回レスポンシブル・ケア岡山地区地域対話における事例

<平成28年度に実施した代表的なリスクコミュニケーション活動事例>
名称 第10回レスポンシブル・ケア岡山地区 地域対話
実施日時 平成29年3月2日 14:00~18:55
目的 岡山地区での企業の環境保全や保安防災の取り組み状況について皆様にご理解いただき、地域住民と社会との相互理解を深めるための対話を進めていくと共に、広く皆様からご意見やご要望を賜り今後の企業活動に反映していくため。
場所 ヘルスピア倉敷(〒712-8001 岡山県倉敷市連島町西之浦4141)
実施主体 日本化学工業協会RC委員岡山地区RC連絡会
規模・参加者構成 地域住民(自治会、町内会など) 35人
非会員企業7社
日化協・学校・他地区幹事会社等 16人
自治体職員 21人(岡山県、倉敷市、倉敷市消防局、海上保安部)
会員企業 56社
総数 144人
実施内容
  • 開会挨拶14:00~14:05 旭化成株式会社
  • ビデオ紹介(レスポンシブル・ケア)14:05~14:20
  • レスポンシブルケア・活動事例報告(旭化成、クラレ) 14:20~15:00
  • 基調講演(倉敷市環境リサイクル局、サステナ・ハース)15:15~16:35
  • パネル討論(質疑応答)16:50~17:30
  • 閉会挨拶17:30~17:35
説明内容 ①【旭化成】予稿集に沿って説明。
  • 水島製造所レイアウト説明(配管橋があり、燃料の受け渡しをしている。)
  • 安全文化の醸成:安全文化とはルールを守る文化。
  • 保安防災技術伝承活動に取り組む。目的は過去に発生した重大事故を再発させない。
  • 大規模地震への対応(地震対応プロジェクト)
  • 防災訓練における図上訓練では、漏洩量や爆風圧の計算に基づいて、対応策を考えている。
  • 地域住民に迷惑をかける事故は絶対に起こさない。
  • 産業廃棄物への取り組み。
②【クラレ】予稿集に沿って説明
  • 安全への取り組み(リスクアセスメントの推進)
    危険源=労災(はさまれ、高温、低温など)を考えている。リスクアセスメント表の活用。
  • 夜間対応防災訓練等災害対応訓練の実施。
  • 温室効果ガスの削減(バイオマスの活用)
  • 廃棄物排出量の削減(廃プラの燃料利用)
  • クラレ環境教育、おもしろかがく館。
参加者からの質疑 【旭化成、クラレ】
  • 廃棄物の量が減っているが、廃棄物がどのような工程ででているのか
  • 保安防災に向けた技術伝承について。
  • 非定常作業における事故が多いがどうか
【倉敷市環境リサイクル局】
  • 新ごみ焼却場の設立に関して、環境面の問題はないのか?
  • くらしキック20の進歩状況について、目標値がH26に変わっているのは何故か?
  • 新聞や広告などの紙類が家にくることが多いが、どうにかならないか?
【サステナ・ハース】
  • 循環型社会に向けて具体的な提言は何か?
【全体に】
  • 環境活動の手詰まり感があるかと思うが、今後の展開は?
  • ペットボトルの再利用はできているが、他のプラスチックは燃やしているのが現状であり、リサイクルできないものか?
特徴的な取組 旭化成、クラレの取り組みから発展して、倉敷市に対しても廃棄物削減について質問があるなど、行政、住民、事業者間でテーマである廃棄物対策に沿って議論が行われた。
開催案内の方法 周辺自治会、行政、学校等に呼びかけ。継続して行われている。
当日参加者に準備したもの
  • 説明資料(発表予稿集、パンフレット(RCについて)、式次第、名簿、アンケート、レスポンシブル・ケア用語集、手提げ袋)
  • 缶コーヒー
リスクコミュニケーション活動の公表状況 レスポンシブルケアニュース2017春季号に掲載
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