JCSSよくあるお問い合わせ(FAQ)(技術的事項)
Q 不確かさの見積もりについて、どのようにしたらよいか知りたい。
JCSS登録のために、登録事業者はISO/IEC 17025:2017 7.6.1及び7.6.2項にあるとおり、重要な成分について適切な分析方法を用いて、測定の不確かさを推定した手順を持つことが必須となっています。JCSSでは、各登録区分ごとに校正手法及び不確かさの見積もりに関するガイドを作成し公表しています。
Q JCSS登録申請の際、校正測定能力における拡張不確かさの表記は、どのようにしたらよいか。
校正測定能力における拡張不確かさの表記方法は、基本的に次の4種類の方法があります。
- (1)一つの値で表す
- (2)数式で表す
- (3)数値の範囲で表す
- (4)マトリックスで表す
- ★参考ページ:
- 公開文書一覧より「登録申請書類作成のための手引き」(付属書A)
Q 技術的要求事項適用指針について知りたい。
公開文書一覧で公開している技術的要求事項適用指針は、ISO/IEC 17025の一般要求事項を特定の校正分野に関して具体的に明確化した適用の指針を与えることを目的として制定しています。
したがって、登録を受けるためには技術的要求事項適用指針を考慮する必要があります。なお、技術的要求事項適用指針は、一般要求事項の範囲を越えるものではありません。
- ★参考ページ:
- 公開文書一覧より各種技術的要求事項適用指針
Q 技術的要求事項適用指針が公開されていない校正手法の区分、あるいは技術的要求事項適用指針において校正対象機器として定められていない計量器の校正について、登録申請することは可能か。
いずれも登録申請は可能です。校正対象機器として定められていない計量器の校正について登録申請するときは、技術的な根拠を準備していただく必要があります。また、審査の際に、その内容を確認させていただきます。
Q 技能試験には毎年参加することが必要か。
毎年の参加は必須ではありませんが、ISO/IEC 17025:2017 7.7.2項において、技能試験もしくは、技能試験以外の試験所間比較への参加の必要性が規定されています。
ISO/IEC 17025:2017 7.7項で定める結果の有効性の保証の一環として、 国際MRA対応認定JCSS事業者は、「技能試験参加計画」を作成するとともに、原則として認定を受けている”校正手法の区分”毎に、少なくとも4年に1回技能試験に参加し、満足な結果を収めなければなりません。
また、国際MRAに対応していない登録事業者についても、「技能試験参加計画」を作成するとともに、これに基づき、継続的に技能試験に参加することが望ましいとされています。
お問い合わせ
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構 認定センター 計量認定課 JCSS担当
-
TEL:03-3481-8242
FAX:03-3481-1937
住所:〒151-0066 東京都渋谷区西原2-49-10 地図
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