適合性認定

JNLAよくあるお問い合わせ(FAQ)(技術的事項)

Q 計量トレーサビリティについて知りたい。

ISO/IEC 17025 箇条6.5.1では、「ラボラトリは、測定結果を適切な計量参照に結び付けるよう、それぞれの校正が測定不確かさに寄与している、文書化された切れ目のない校正の連鎖によって、測定結果の計量トレーサビリティを確立し、維持しなければならない。」と要求されています。IAJapanの計量トレーサビリティに関する取り扱いは、URP23「IAJapan計量トレーサビリティに関する方針」として公表しています。

関係する公開文書:
URP23「IAJapan計量トレーサビリティに関する方針」

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Q 測定不確かさの評価について、どのようにしたらよいか知りたい。

ISO/IEC 17025 箇条7.6.1では、「ラボラトリは、測定不確かさへの寄与成分を特定しなければならない。測定不確かさを評価する際、サンプリングから生じるものを含み、重大な全ての寄与成分を、適切な分析方法を用いて考慮しなければならない。」と要求され、箇条7.6.3では「試験を実施するラボラトリは、測定不確かさを評価しなければならない。試験方法によって、厳密な測定不確かさの評価ができない場合、原理の理解又は試験方法の実施に関する実際の経験に基づいて推定しなければならない。」と要求されています。JNLAでは測定不確かさの評価に関連し、JNRP24「JNLAの試験における測定不確かさの適用に関する方針」を公表しています。
測定不確かさの適用に関する方針の概要は次のとおりです。

  1. 1.不確かさの見積もりについては、まず、カテゴリー分けを行います。
  2. 2.カテゴリー分けは試験方法ごとに、具体的には試験の実施方法、試験結果の取り扱い方法・報告の方法(測定値の平均値を小数点1位四捨五入する等の規定があるか否か)等により第1類「定性試験」、第2類「定量試験A」、第3類「定量試験B」の3種類に分類します。
  3. 3.分類の結果、第3類と分類された試験方法については測定不確かさを評価する手順をもち、それに基づき評価することが求められます。
また、具体的な試験方法に基づいた「不確かさの見積もりに関するガイド」を公表していますのでご覧ください。
関係する公開文書:
JNRP24「JNLAの試験における測定の不確かさの適用に関する方針」 
JNG32文書群「不確かさの見積もりに関するガイド」

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Q 技術的適用文書について教えて欲しい。

技術的適用文書は、ISO/IEC 17025の要求事項を、特定の試験分野に関して具体的に明確化した適用の指針を与えることを目的として制定しています。したがって、技術的適用文書は、一般要求事項の範囲を越えるものではありませんが、登録を受けるためには技術的適用文書に適合することが要求されます。

関係する公開文書:
JNRP31文書群 「技術的適用文書」

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Q 技能試験の参加は必要か。また、技能試験の時期、申し込みはどうしたらよいか知りたい。

JNLA登録又は認定によって技能試験の参加の必要性の条件が変わりますので、詳細はURP24「IAJapan技能試験に関する方針」の6.2.3をご確認ください。
IAJapanは適切な技能試験提供者が提供する技能試験の参加を要求していますので、IAJapan WEBサイトで技能試験提供者、技術分野、試験方法等の情報を提供しています。また、申し込み方法は各技能試験提供者にお問い合わせください。

関連する公開文書:
URP24「IAJapan技能試験に関する方針」
関係するWEBサイト:
JNLA技能試験

お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 認定センター  試験認証認定課  JNLA担当
TEL:03-3481-1939  FAX:03-3481-1937
住所:〒151-0066 東京都渋谷区西原2-49-10 地図
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