製品安全

特記ニュース No.80  6月18日号

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============2007.6.18 PSマガジン<特記ニュース>============
 
 平成13年から無償点検・改修を行っている、旧株式会社万雄(ばんゆう)
が輸入・販売したハロゲンヒーターについて、未改修品による事故が発生して
います。このことから、NITEは、事故の再発防止のため、事故情報特記ニ
ュースNo.80を公表しました。
 
    ◆◆◇ 旧株式会社万雄が輸入・販売した電気ストーブ ◇◆◆ 
       (ハロゲンヒーター)に係る注意喚起について

 旧株式会社万雄が輸入・販売した電気ストーブ(ハロゲンヒーター:DW-
803、本体青色)において、配線接続部のカシメ不良及び固定位置の不良に
よって、製品の底面樹脂を溶融したり、下に敷いてあったカーペットなどが焦
げる製品事故が発生しています。

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 当該ハロゲンヒーターをお持ちの消費者の方は事故防止のため、直ちに使用
を中止していただくとともに、次の連絡先にご連絡いただき、必ず点検・改修
を受けてからご使用ください。
 
  (連絡先)株式会社万雄 〒541-0048 大阪市中央区瓦町2-4-10-7F
              TEL:06-6222-2248 
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1.対象製品の概要
    機種名:電気ストーブ(ハロゲンヒーター(韓国製))
    型 番:DW-803
    輸入・販売時期:平成13年1月~平成13年8月
    販売台数:38,154台

2.これまでの経緯
 (1) 旧(株)万雄が輸入・販売した電気ストーブ(ハロゲンセラミック遠赤
   外ストーブ 型番:DW-803、本体青色、韓国製)において、製品
   事故(人的被害なし)が発生したことから、平成13年8月に旧(株)
   万雄は補修部品をユーザーに送付する無償点検・改修を開始していまし
   たが、その後も同様の製品事故が相次いだことから、平成14年10月
   からユーザーにダイレクトメールを送付し、告知を行っていました。
   しかし、点検・改修の進捗率は約4.5%(本年4月現在)と低い水準
   にとどまっている状況にあり、いまだ未改修の製品の多くがユーザーの
   手元にあると考えられます。
 (2) その後、旧(株)万雄(*)から営業譲渡・商号譲渡を受けた新(株)万
   雄(現在の(株)万雄)において、DW-803に係る業務は継承して
   いないが、事故防止のため、本年2月からDW-803のユーザーに対
   して個別に連絡をとり、無償点検・改修を行っています。
     (*) 平成19年1月末に、旧(株)万雄は(株)フルフェイスに営業
      譲渡(DW-803に係る業務は承継していない)・商号譲渡を
      し、(株)フルフェイスが新(株)万雄となりました。
 (3) 本年5月に(株)万雄から経済産業省に、平成13年3月~平成19年
   3月の間に65件(いずれも人的被害なし)の製品事故が起きていると
   の報告がなされています。 

3.事故原因と事業者の改修内容
 事故原因は、台座部分の内部配線(電源線、ヒーターリード線、モーターリ
ード線)3本を圧着端子によりカシメていますが、圧着端子のカシメ不良によ
り導線が半断線状態となりスパークを生じ、また、カシメ部分の固定位置が台
座底部の合成樹脂部分に接触していたことから、製品底面が溶融し、畳を焦が
す等の事故が発生したものです。
 事業者の改修内容は、1_カシメ部近傍に温度ヒューズを取付けて、当該箇所
が98℃を超えないようにする、2_電源線カシメ部分を断熱チューブで覆うこと
の2点です。

4.ユーザーの方々への注意喚起
 当該電気ストーブ(DW-803)をお持ちのユーザーの方々には、直ちに
使用を中止していただくとともに(株)万雄に連絡して、点検・改修を受けて
下さい。

5.対象製品の見分け方
 製品の特徴は、扇風機型のハロゲンヒーターで、本体が青色です。
中心に「HALOGEN ELECTRIC STOVE」の文字があり、底部表面に「BAN-YU」
の文字があります。

 【詳細】製品の外観、表示ラベル等詳細は、以下のページをご参照ください。
     「事故情報特記ニュースNo.80」
      http://www.nite.go.jp/jiko/news/080/news80.html

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