製品安全

Vol.279  1月10日号 「一酸化炭素中毒の事故」

  
 
 
 
 ■■■◆              2017.1.10 VOL.279
==■    ◆===========PSマガジン(製品安全情報マガジン)===========
 ■■■◆  ■■■       製品安全についての情報をお届けします。
 ■    ■                            (第2・4火曜日発行)
 ■        ■■ >>>‥‥‥‥………………………………‥‥‥‥‥>
             ■ NITE(ナイト)[独立行政法人製品評価技術基盤機構]
         ■■■                  製品安全センター
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  明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
    寒い日が続く中、暖房が効いた室内で温かい物を口にするひとときが最
  もほっとしますね。今回は、この時期だからこそ特に注意したい「一酸
  化炭素中毒の事故」を紹介します。

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               項目一覧 
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1.一酸化炭素中毒の事故

2.製品事故収集情報(12月21日~1月3日 受付 43件)

3.その他の製品安全情報
  ・プレスリリースについて
  ・消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について

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            1.一酸化炭素中毒の事故
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   【事例1】
    密閉した屋内で、石油ストーブ(開放式)をつけて就寝中、1人が
    一酸化炭素中毒で死亡した。

   →密閉された室内で燃焼空気取入口に多量のホコリがたまった状態の
    まま使用していたため、給気不足から不完全燃焼が起こり一酸化炭
    素が発生したものと考えられます。
    また、就寝中で異常に気づかなかったことも一因と考えられます。
   
  【事例2】 
    ふろがまが故障したため、小型の開放式ガス瞬間湯沸器で湯を沸か
    し寸胴鍋で浴槽に移していたところ、4人が一酸化炭素中毒になった。

   →湯沸器の給排気口に油分を含んだホコリがたまっており、その状態
    で使用したことで給気不足となって不完全燃焼が起こり、一酸化炭
    素が発生。不完全燃焼防止装置が作動し自動消火しているにもかか
    わらず、点火を繰り返したため、一酸化炭素の濃度が高くなったも
    のと考えられます。
    また、換気扇を使用せず、窓も開けていませんでした。

  【事例3】
    ガスコンビネーションレンジでオーブンを使用中、2人が一酸化炭
    素中毒になった。

   →吸気口が多量のホコリなどで閉塞していたため、不完全燃焼がおこ
    り、一酸化炭素が室内に滞留したものと考えられます。
    なお、事故以前にも、オーブンを使用中に気分が悪くなったことが
    あったとのことでした。

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  【事例1の注意事項】
    石油ストーブなど燃焼機器を使用する際には、時々換気を行ってく
    ださい。特に、高気密住宅は要注意です。また、就寝時には使用せ
    ず、寝る前に確実に消火してください。
    置き台や反射板などにたまったホコリは、掃除機で吸い取ったり、
    雑巾などでこまめに拭き取ったりしてください。

  【事例2の注意事項】 
    使用中に機器が消火する場合は、換気が十分でも直ちに使用を中止
    し、繰り返し使用しないで下さい。
    湯が度々水になる、火が消えるなどの症状が繰り返し発生している
    場合は、不完全燃焼により安全装置が作動している可能性がありま
    す。
    異常があれば販売店やガス事業者に点検・修理を依頼しましょう。

  【事例3の注意事項】
    吸気口や排気口がホコリ等でふさがれていないか確認し、こまめに
    清掃してください。
    また、一酸化炭素中毒の初期症状として、頭痛、吐き気、体調不良
    などがみられます。「おかしい」と感じたら、すぐに使用を中止し、
    販売店やガス事業者に点検・修理を依頼してください。
   
  ■一酸化炭素中毒については、2013年11月28日に「一酸化炭素中毒の事
   故防止」としてプレスリリースを行っております。
   http://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2013fy/131128.html
   一酸化炭素中毒に関する注意喚起ポスター(動画等)も併せてご参照
   ください。
  (注意喚起ミニポスター(動画等) 「3-28一酸化炭素中毒」)
   http://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/sonota/index.html
  ■その他の事故事例は、「事故情報の検索」で「一酸化炭素中毒」をキー
   ワードに検索してみてください。
   http://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/search/index.html     
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            2.製品事故収集情報            
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  ◆◆◇     消費生活用製品の事故情報収集状況     ◇◆◆
                    (12月21日~1月3日 受付 43件) 
  NITEに通知のあった事故情報から、件数の多い製品を掲載します。

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         製品名            (事故状況と件数)
      1.ACアダプター(スキャナー用)     (破損等     5件)
     2.ガスこんろ             (火災等     4件)
     2.石油ストーブ            (火災等     4件)
     4.ガス給湯器             (軽傷等     2件)
     4.エアコン(室外機)         (火災等     2件)
     4.ノートパソコン           (火災等     2件)
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    ACアダプター(スキャナー用)は、DCプラグ付近が溶融したと
    いう5件の同種事故です。

  ◇最新事故情報(これまでの受付情報もご確認いただけます)
   http://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/information/index.html
  ■事故情報の提供をお願いいたします。
   事故の再発防止のため、有効に活用させていただきます。
      http://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/shushu/index.html
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           3.その他の製品安全情報
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    ◆◆◇       プレスリリースについて         ◇◆◆

  NITEは、2016年12月22日にプレスリリースを行いました。発表資料は以
  下のURLよりご覧いただけます。
  「照明器具が関係する火災が起きています。
   蛍光灯照明を長く使っていないか、白熱灯照明の周りに燃えやすい
   物がないか確認しましょう」
   http://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2016fy/prs161222.html
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    ◆◆◇ 消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について   ◇◆◆

                              消費者庁

  消費者庁は、消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告の
  あった重大製品事故について、以下のとおり公表しています。

     01/06  21件  http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/170106kouhyou_4.pdf

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               編集後記

  1月1日、朝5時に起きて、幼なじみと初日の出を見に行きました。初日
  の出は7時頃に見えるはずだったのですが、場所のチョイスを誤り、8
  時をすぎても太陽は見えませんでした。昔から方向音痴で東西南北の
  感覚に欠けているので、直進ときっかり90°の曲がり角以外の道があ
  るルートを元に戻ることができる確率は五分五分です。現在はスマー
  トフォン位置情報サービスを利用しているため、もう少し上がってい
  ます。
  思い描いた1月1日の朝は迎えられませんでしたが、初日の出を待つ間
  久々に幼なじみとゆっくり話せたので良い一年の始まりと思われます。
  PSマガジン読者の皆様、2017年もどうぞよろしくお願いいたします。

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  PSマガジン配信先の紹介等PSマガジンの普及にご協力をお願い致
  します。また、社内報や広報誌、回覧板などへの掲載も歓迎致します。
                                                              
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         【編集・発行】 独立行政法人  製品評価技術基盤機構 
                 製品安全センター リスク評価広報課
                http://www.nite.go.jp/jiko/index.html


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お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター  リスク評価広報課
TEL:06-6612-2066  FAX:06-6612-1617
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