製品安全

Vol.289  6月27日号 「電池による事故」

 
 ■■■◆              2017.6.27 VOL.289
==■    ◆===========PSマガジン(製品安全情報メールマガジン)====
 ■■■◆  ■■■       製品安全についての情報をお届けします。
 ■    ■                            (第2・4火曜日発行)
 ■        ■■ >>>‥‥‥‥………………………………‥‥‥‥‥>
             ■ NITE(ナイト)[独立行政法人製品評価技術基盤機構]
         ■■■                  製品安全センター
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  私たちの生活に欠かせない電池。家電製品、玩具、時計など様々な製品
  で使用されています。
  でも、使用済み電池を処分するのが面倒で、まとめて適当に袋に入れて
  放置したりしていませんか?それは間違った保管方法です。今回は「電
  池による事故」を紹介します。

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               項目一覧 
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1.電池による事故

2.製品事故収集情報(6月7日~6月20日 受付 86件)

3.リコール情報( 1件)

4.その他の製品安全情報
    ・「2017年度 製品安全基本教育講座」のご案内 
  ・消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について

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            1.電池による事故
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  【事例1】
        コンセントの下側差し込み口に差し込んでいたマルチタップ付近か
    ら火が出た。上側差し込み口にはニッケル水素電池用の充電器が差
    し込まれており、アルカリ乾電池が充電されていた。

   →ニッケル水素電池用の充電器でアルカリ乾電池を充電したため、ア
    ルカリ電解液が漏れて下のマルチタップ内に浸入し、配線金具間で
    ショート、スパークし出火に至ったものと考えられます。
    なお、充電器の本体表示及び取扱説明書には「ニッケル水素電池以
    外は充電しない」及び「アルカリ乾電池・マンガン乾電池など充電
    式ではない電池は絶対に充電しない」旨、記載されていました。

  【事例2】
    使用済みボタン電池を、灰皿に入れておいたところ、破裂した。

   →ボタン電池を金属製クリップ等が入っている灰皿に入れたため、ク
    リップ等で電極間がショートして内圧が上がり、破裂したものと考
    えられます。

  【事例3】
    カラーテレビのリモコンを使用していたところ、液体が手に付着し
    て手の皮が剥がれた。
    
   →乾電池の使用推奨期限を過ぎていたため、液漏れが生じて手に付着
        し、皮膚炎に至ったものと考えられます。 

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    【事例1の注意事項】
   アルカリ乾電池やマンガン乾電池など、使い捨てタイプの電池をニッ
   ケル水素電池用の充電器で充電すると、電池内にガスが発生して破裂
   や液漏れにつながります。ニッケル水素電池用の充電器で使い捨てタ
   イプの電池を充電しないでください。
   
    【事例2の注意事項】
   ボタン電池に金属や他の電池が接触した状態で放置するとショートす
   るおそれがあります。また、使用済み電池をまとめて袋に入れて放置
   したりしないようにしましょう。

    【事例3の注意事項】
   電池は使用推奨期限を過ぎると内部の部材が劣化し、液漏れなどの原
   因となります。使用推奨期限を過ぎた電池は使用しないで廃棄してく
   ださい。また、漏れた液が皮膚に付着した時はすぐに洗い流しましょ
   う。

  ■電池による事故に関する資料も併せてご参照ください。
  (注意喚起ミニポスター(動画等) 「1-25電池」)
   http://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/kaden/index.html#product1-25

  ■その他の事故事例は、「事故情報の検索」で「電池」などをキーワー
   ドに検索していただけます。
   http://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/search/index.html

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            2.製品事故収集情報            
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  ◆◆◇     消費生活用製品の事故情報収集状況     ◇◆◆
                    (6月7日~6月20日  受付 86件) 
  NITEに通知のあった事故情報から、件数の多い製品を掲載します。

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         製品名            (事故状況と件数)
      1.パソコン                        (製品破損   12件)
     2.ガス給湯器             (製品破損    9件)
     3.IH調理器             (火災      3件)
     3.ノートパソコン           (火災等      3件)
     3.ACアダプター           (軽傷等      3件)
         3.ガス給湯付ふろがま                 (軽傷等      3件)
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  ◇最新事故情報(これまでの受付情報もご確認いただけます)
   http://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/information/index.html

  ■事故情報の提供をお願いいたします。
   事故の再発防止のため、有効に活用させていただきます。
      http://www.nite.go.jp/jiko/jikojohou/shushu/index.html

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               3.リコール情報
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  ◆株式会社スターリング (法人番号 8010501015216)
               「ラジオライト」    6/20(HP)
   【詳細】 http://www.sterling.jp/pdf/6451_recall.pdf


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           4.その他の製品安全情報
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  ◆◆◇     「2017年度 製品安全基本教育講座」のご案内     ◇◆◆

               一般社団法人KEC関西電子工業振興センター

   製品安全の基本から個別の製品についてのIEC安全規格の具体的な要求
     事項までを修得できるよう、計7回のシリーズ構成にしています。全講
     義を通して受講することにより、製品安全の基本事項を幅広く修得して
     もらうことを目的とした講座です。また、受講者の担当する製品や知識
     レベルに応じて、必要な講座だけを選択受講することも可能です。

  【開催日】 2017年 8月25日(金)~ 2018年 2月16日(金) 計7回
       13:00~17:00 (第2回(実習含む)と第6回は10:00~17:00)
  【参加費】 1回のみ受講:KEC会員9,000円   (非会員12,000円)
       4回以上受講:KEC会員7,000円/1回 (非会員10,000円/1回)
  【詳 細】 https://www.kec.jp/seminar/anzen17/
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    ◆◆◇ 消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について   ◇◆◆

                              消費者庁

  消費者庁は、消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告の
  あった重大製品事故について、以下のとおり公表しています。

      6/16   12件 http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/consumer_safety_release_170616_0001.pdf 
      6/20    3件 http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/consumer_safety_release_170620_0001.pdf 
   6/23    9件 http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/consumer_safety_release_170623_0001.pdf
   6/27   16件  http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/consumer_safety_release_170627_0001.pdf
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                編集後記

  長年、乾電池の「乾」ってどういう意味なのだろうと疑問に思ってい
  ました。今回のPSマガジン配信を機に、少し調べてみました。
  130年ほど前、電解液をセメントで固めた、持ち歩いても中の液体が
  こぼれない電池が発明されました。それまで使用されていた液体がこ
  ぼれやすい電池に対し、「乾」電池と呼ばれるようになったそうです。 
  私たちの身のまわりの製品の発明に歴史あり、その名前にも歴史あり
  ですね。

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  PSマガジン配信先の紹介等PSマガジンの普及にご協力をお願い致
  します。また、社内報や広報誌、回覧板などへの掲載も歓迎致します。
                                                              
  PSマガジンに関するお問い合わせ、「その他の製品安全情報」欄へ
  掲載のご希望などがありましたら、以下のメールアドレスまでご連絡
  ください。
   Eメール:ps【アットマーク】nite.go.jp
  (メールを送る際は【アットマーク】を@に変えてください)                     
                                                             
  配信登録や解除、配信メールアドレスの変更は、下記HPからお願い
  致します。(PSマガジンのバックナンバーも掲載しています)              
   http://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/mailmagazin/index.html

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         【編集・発行】 独立行政法人  製品評価技術基盤機構 
                 製品安全センター リスク評価広報課
                http://www.nite.go.jp/jiko/index.html

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お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター  リスク評価広報課
TEL:06-6612-2066  FAX:06-6612-1617
住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-22-16 地図