GHS分類結果

名称:クロロペンタフルオロエタン
CAS番号:76-15-3

結果:
物質ID: 118
分類実施者: GHS関係省庁連絡会議
分類実施年度: 平成18年度
使用マニュアル: GHS分類マニュアル(H18.2.10版)

物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起語 危険有害性情報 注意書き 分類根拠・問題点
1 爆発物 分類対象外 - - - - GHS定義による気体。
2 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) 区分外 - - - - 不燃性気体。
3 エアゾール 分類対象外 - - - - エアゾール製品ではない。
4 支燃性/酸化性ガス 区分外 - - - - 国連勧告がクラス2.2(非引火性、非毒性ガス)で副次危険に5.1(酸化性)が付いていない。
5 高圧ガス 液化ガス 警告 H280: 高圧ガス:熱すると爆発のおそれ P410+P403: 日光から遮断し、換気の良い場所で保管すること。 臨界温度が65℃を超えている低圧液化ガス。
6 引火性液体 分類対象外 - - - - GHS定義による気体。
7 可燃性固体 分類対象外 - - - - GHS定義による気体。
8 自己反応性化学品 分類対象外 - - - - GHS定義による気体。
9 自然発火性液体 分類対象外 - - - - GHS定義による気体。
10 自然発火性固体 分類対象外 - - - - GHS定義による気体。
11 自己発熱性化学品 分類対象外 - - - - GHS定義による気体。
12 水反応可燃性化学品 分類対象外 - - - - GHS定義による気体。
13 酸化性液体 分類対象外 - - - - GHS定義による気体。
14 酸化性固体 分類対象外 - - - - GHS定義による気体。
15 有機過酸化物 分類対象外 - - - - GHS定義による気体。
16 金属腐食性物質 分類できない - - - - 気体状の物質に適した試験方法が確立していない。

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起語 危険有害性情報 注意書き 分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) 分類できない - - - - データがない。
1 急性毒性(経皮) 分類できない - - - - データがない。
1 急性毒性(吸入:ガス) 区分外 - - - - ラットの急性吸入暴露で200000ppmという値(PATTY(5th, 2001),(EHC 113(1990),(ACGIH(2001))で死亡が見られていない。これは12500ppm(5000ppm(区分4)*2.5)を超える値のため区分外とした。
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類対象外 - - - - GHS定義による気体。
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類対象外 - - - - GHS定義による気体。
2 皮膚腐食性/刺激性 分類できない - - - - データがない。
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 分類できない - - - - データがない。
4 呼吸器感作性 分類できない - - - - データがない。
4 皮膚感作性 分類できない - - - - データがない。
5 生殖細胞変異原性 分類できない - - - - in vitroではnot active という結果(PATTY(5th, 2001),(EHC 113(1990))であるが、in vivoの結果がないので分類できない。
6 発がん性 分類できない - - - - 動物試験結果もなく、IARC等の評価機関のデータもない。
7 生殖毒性 分類できない - - - - データがない。
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 区分外 - - - - 動物試験において投与量が100000-200000ppmで心臓血管系のわずかな症状(ACGIH(2001)、(PATTY(5th, 2001)がみられているが、高い投与量のために区分外とした。
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 区分外 - - - - ヒトの職業暴露の症例(PATTY(5th, 2001))及び動物の毒性試験(PATTY(5th, 2001),(EHC 113(1990),(ACGIH(2001))では、いずれの結果も臓器に対する影響がでていないので区分外とした。
10 吸引性呼吸器有害性 分類対象外 - - - - GHS定義による気体。

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 シンボル 注意喚起語 危険有害性情報 注意書き 分類根拠・問題点
11 水生環境有害性(急性) 分類できない - - - - データがなく分類できない。
11 水生環境有害性(長期間) 分類できない - - - - データがなく分類できない。


分類結果の利用に関する注意事項:
 政府による分類結果は、GHSに基づくSDSやラベル作成の際に自由に引用および複写を行うことができます。ただし、引用および複写をした上で作成されたSDS・ラベルの内容に対する責任は、SDS・ラベル作成者にあることにご留意ください。
 本分類結果は、分類ガイダンス等のマニュアルで定められている情報源と判定方法に基づくものであり、あくまでもSDSやラベル作成の際の参考として公表しているものです。他の文献や試験結果等を根拠として、本内容と異なる分類結果でSDSやラベルを作成することを妨げるものではありません。

参考情報:
使用マニュアル

解説・用語集(エクセルファイル)

厚生労働省モデルSDS

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