名称:チオリン酸O,O-ジメチル-O-(3-メチル-4-ニトロフェニル)
CAS番号:122-14-5
物質ID: | 154 |
分類実施者: | GHS関係省庁連絡会議 |
分類実施年度: | 平成18年度 |
使用マニュアル: | GHS分類マニュアル(H18.2.10版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類できない | - | - | - | - | データ不足のため。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
6 | 引火性液体 | 区分外 | - | - | - | - | 引火点>93℃ |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類できない | - | - | - | - | データ不足のため。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分外 | - | - | - | - | 引火点が157℃であり(ICSC(J)(1996))、常温の空気と接触しても発火しない。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない | - | - | - | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類できない | - | - | - | - | データ不足のため。 |
13 | 酸化性液体 | 分類できない | - | - | - | - | データ不足のため。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 分子内に-O-O-構造を含まない。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | - | データ不足のため。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分4 | 警告 | H302: 飲み込むと有害 |
P301+P312: 飲み込んだ場合:気分が悪いときは医師に連絡すること。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 P270: この製品を使用するときに、飲食又は喫煙をしないこと。 P330: 口をすすぐこと。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
ラットLD50値:330mg/kg、415mg/kg、1700mg/kg、660mg/kg(いずれも農薬抄録)に基づき、計算を適用した。計算値はこれらの最低値よりも小さかったことから、330mg/kgを採用して、区分4とした。 | |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分4 | 警告 | H312: 皮膚に接触すると有害 |
P302+P352: 皮膚に付着した場合:多量の水と石鹸で洗うこと。 P280: 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。 P312: 気分が悪いときは医師に連絡すること。 P322: 特別な処置が必要である(このラベルの...を見よ)。 P363: 汚染された衣類を再使用する場合には洗濯をすること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
ラットLD50値:1260mg/kgおよび2700mg/kg(いずれも農薬抄録)に基づき、小さい方の値を採用し、区分4とした。 | |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による液体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | - | ラットLC50(4時間)値は>2.210mg/L(農薬抄録)であるが、区分が特定できないことから、データ不足のため分類できないとした。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分外 | - | - | - | - | ウサギを用いた試験で刺激性変化が全く認められなかった(農薬抄録)ことから、区分外とした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分外 | - | - | - | - | ウサギを用いた試験で刺激性の判定基準に適合する変化が認められなかった(農薬抄録)ことから、区分外とした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 区分外 | - | - | - | - | モルモットを用いた全身暴露試験で、アレルギー性喘息惹起作用を有しないと判断された(農薬抄録)ことから、区分外とした。 |
4 | 皮膚感作性 | 区分外 | - | - | - | - | モルモットを用いたLandsteiner & Draize法試験で皮膚感作性は陰性と判断された(農薬抄録)ことから、区分外とした。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分外 | - | - | - | - | ラットおよびマウスを用いた優性致死試験で陰性の結果があること、体細胞を用いるin vivo変異原性試験であるほ乳類骨髄細胞を用いる染色体異常試験および小核試験で陰性の結果がある(いずれも農薬抄録)ことから、区分外とした。 |
6 | 発がん性 | 区分外 | - | - | - | - | EPAでグループEに分類されていることから、区分外とした。 |
7 | 生殖毒性 | 区分外 | - | - | - | - | ラットを用いた3世代繁殖性試験、ならびにラットおよびマウスを用いた妊娠中投与試験で生殖機能、生殖能力および児の発生に対する悪影響が認められなかった(いずれも農薬抄録)ことから、区分外とした。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分1(神経系) | 危険 | H370: 臓器の障害(神経系) |
P307+P311: 暴露した場合:医師に連絡すること。 P260: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 P270: この製品を使用するときに、飲食又は喫煙をしないこと。 P321: 特別な処置が必要である(このラベルの...を見よ)。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
ラットおよびイヌを用いた経口、経皮または吸入暴露試験で、神経系への影響を示す症状または血漿・血球・脳コリンエステラーゼ活性の阻害が区分1のガイダンス値範囲の暴露で認められた(いずれも農薬抄録)ことから、区分1(神経系)とした。 | |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分1(神経系) | 危険 | H372: 長期にわたる、又は反復暴露による臓器の障害(神経系) |
P260: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 P270: この製品を使用するときに、飲食又は喫煙をしないこと。 P314: 気分が悪いときは、医師の診断/手当てを受けること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
ラットおよびウサギを用いた6ヶ月間混餌経口投与試験、ならびにラットおよびマウスを用いた4週間吸入暴露試験で、血漿・血球・脳コリンエステラーゼ活性の阻害が区分1のガイダンス値範囲の暴露で認められた(いずれも農薬抄録)ことから、区分1(神経系)とした。 | |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 区分1 | 警告 | H400: 水生生物に非常に強い毒性 |
P273: 環境への放出を避けること。 P391: 漏出物を回収すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
甲殻類(ノーザンブラウンシュリンプ)の96時間LC50=0.0015mg/L(EHC133、1992)から、区分1とした。 | |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分1 | 警告 | H410: 長期継続的影響によって水生生物に非常に強い毒性 |
P273: 環境への放出を避けること。 P391: 漏出物を回収すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
急性毒性が区分1、生物蓄積性が低いものの(BCF=101.7(既存化学物質安全性点検データ))、急速分解性がない(BODによる分解度:0%(既存化学物質安全性点検データ))ことから、区分1とした。 |
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