名称：テトラナトリウム=3,3'-[（3,3'-ジメトキシ-4,4'-ビフェニリレン）ビス（アゾ）]ビス（5-アミノ-4-ヒドロキシ-2,7-ナフタレンジスルホナート）
CAS番号：2429-74-5

危険有害性項目		分類結果	シンボル	注意喚起語	危険有害性情報	注意書き	分類根拠・問題点
1	急性毒性（経口）	区分外	-	-	-	-	HSDB（2006）のラットでの概略の致死量が17000mg/kgであるとの記述から、区分外とした。
1	急性毒性（経皮）	分類できない	-	-	-	-	データなし。
1	急性毒性（吸入：ガス）	分類対象外	-	-	-	-	GHSの定義による固体である。
1	急性毒性（吸入：蒸気）	分類できない	-	-	-	-	データなし。
1	急性毒性（吸入：粉塵、ミスト）	分類できない	-	-	-	-	データなし。
2	皮膚腐食性／刺激性	分類できない	-	-	-	-	HSDB（2006）のヒトを対象とした皮膚刺激性試験で刺激性が認められなかったとの記述から、区分外の可能性があるが、HSDB（2006）にモルモットを用いた試験では中等度の刺激性ないし刺激性なしの結果であったとの記述があり、Priority 1において明確に有害性を否定する記述もないことから、分類できないとした。
3	眼に対する重篤な損傷性／眼刺激性	分類できない	-	-	-	-	データなし。
4	呼吸器感作性	分類できない	-	-	-	-	データなし。
4	皮膚感作性	分類できない	-	-	-	-	HSDB（2006）にモルモットを用いた試験およびヒトを対象とした試験において感作性は認められなかったとの記述があるが、Priority 1において明確に感作性を否定する記述がないことから、分類できないとした。
5	生殖細胞変異原性	区分2		警告	H341: 遺伝性疾患のおそれの疑い	P308+P313: 暴露又は暴露の懸念がある場合：医師の診断／手当てを受けること。 P201: 使用前に取扱説明書を入手すること。 P202: 全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。 P281: 指定された個人用保護具を使用すること。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物／容器を．．．に廃棄すること。	体細胞を用いるin vivo遺伝毒性試験であるマウス体細胞におけるDNA損傷試験で陽性の結果があり（RTECS, 2006）、in vitro変異原性試験のマウスリンフォーマ試験においてS9存在下では陽性の結果がある（IARC 57, 1993、NTP TR397, 1992）ことから、区分2とした。
6	発がん性	区分2		警告	H351: 発がんのおそれの疑い	P308+P313: 暴露又は暴露の懸念がある場合：医師の診断／手当てを受けること。 P201: 使用前に取扱説明書を入手すること。 P202: 全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。 P281: 指定された個人用保護具を使用すること。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物／容器を．．．に廃棄すること。	IARCでグループ2B（IARC 57, 1993）、日本産業衛生学会で2B（産衛学会勧告, 2005）に分類されていることから、区分2とした。
7	生殖毒性	分類できない	-	-	-	-	データ不足のため分類できない。
8	特定標的臓器毒性（単回暴露）	分類できない	-	-	-	-	データなし。
9	特定標的臓器毒性（反復暴露）	区分外	-	-	-	-	IARC 57（1993）およびNTP TR397（1992）のラットを用いた90日間経口投与試験において区分2のガイダンス値範囲上限の4倍の用量でも影響は認められなかったとの記述から、区分外とした。
10	吸引性呼吸器有害性	分類できない	-	-	-	-	データなし。