名称:N,N-ジエチル-3-(2,4,6-トリメチルフェニルスルホニル)-1H-1,2,4-トリアゾール-1-カルボキサミド
CAS番号:125306-83-4
物質ID: | 394 |
分類実施者: | GHS関係省庁連絡会議 |
分類実施年度: | 平成18年度 |
使用マニュアル: | GHS分類マニュアル(H18.2.10版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 爆発性に関する原子団を含まない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類できない | - | - | - | - | スルホニル類であり自己反応性に関する原子団を含むが、データがなく分類できない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
10 | 自然発火性固体 | 区分外 | - | - | - | - | 熱に対して安定(300℃で変質)(農薬登録申請資料(2001))であることから、常温の空気と接触しても自然発火しないと考えられる。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | 塩素およびフッ素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | - | -O-O-構造を含まない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | - | 融点が55℃以上のものについては固体状の物質に適した試験方法が確立していないので分類できない(融点:117.5-119℃(農薬登録申請資料(2001)))。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分外 | - | - | - | - | ラットを用いた経口投与試験でのLD50>5,000mg/kg(農薬登録申請資料(1995))に基づき、区分外とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 | - | - | - | - | ラットを用いた経皮投与試験でのLD50>2,000mg/kgであり、死亡例がない(農薬登録申請資料(1995))ことから、区分外とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による固体であるため、ガスでの吸入は考えられず、分類対象外とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | - | ラットを用いた吸入暴露試験において、LC50>1.97mg/Lのデータはあるが(農薬登録申請資料(1995))、区分を特定できないため分類できないとした。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分外 | - | - | - | - | ウサギを用いた皮膚刺激性試験において、刺激性なしであった(農薬登録申請資料(1995))ことから区分外とした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分外 | - | - | - | - | ウサギによる眼刺激性試験において、平均スコアが1.0以下の影響が結膜に見られたが、48時間で消失している(農薬登録申請資料(1955))ことから区分外とした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 区分外 | - | - | - | - | モルモットを用いたMaximization法での感作性試験が陰性であった(農薬登録申請資料(1997))ことから、区分外とした。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分外 | - | - | - | - | in vitro復帰変異試験および染色体異常試験、マウスでのin vivo小核試験の何れにおいても陰性であった(農薬登録申請資料(1995、2004))ことから、区分外とした。 |
6 | 発がん性 | 区分外 | - | - | - | - | ラット24ヶ月およびマウス18ヶ月の発がん性試験において、試験物質の投与に関連した腫瘍の発生がなかった(農薬登録申請資料(1995))ことから、区分外とした。 |
7 | 生殖毒性 | 区分2 | 警告 | H361: 生殖能又は胎児への悪影響のおそれの疑い |
P308+P313: 暴露又は暴露の懸念がある場合:医師の診断/手当てを受けること。 P201: 使用前に取扱説明書を入手すること。 P202: 全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。 P281: 指定された個人用保護具を使用すること。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
ラットおよびウサギでの催奇形性試験では胎仔への影響は見られていない。ラット2世代繁殖性試験では、親動物に体重増加抑制等の影響が見られている用量において、妊娠期間の軽度短縮、出産仔数・出産生存仔数の軽度減少、生存率低下(F2世代)、雌の生殖結節・膣口間距離の短縮(F1世代)、尿道下裂(F2世代)が見られている。以上の結果から、区分2とした。 | |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない | - | - | - | - | 動物試験において、経口投与試験で5,000mg/kgの用量においても、体重増加抑制・もしくは減少のみが見られているが、その他の症状は報告されていない(農薬登録申請資料(1995))。このため、分類できないとした。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分2(消化管) | 警告 | H373: 長期にわたる、又は反復暴露による臓器の障害のおそれ(消化管) |
P260: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 P314: 気分が悪いときは、医師の診断/手当てを受けること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
動物試験において、空腸絨毛上皮細胞空胞化がみられている(農薬登録申請資料(1995))ことから、消化管が標的と考えられた。これらの影響は区分2に相当するガイダンス値の範囲でみられたことから、区分2(消化管)とした。 | |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 区分1 | 警告 | H400: 水生生物に非常に強い毒性 |
P273: 環境への放出を避けること。 P391: 漏出物を回収すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
藻類(緑藻)の72時間ErC50=0.0021mg/L(農薬登録申請資料、2004)から、区分1とした。 | |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分1 | 警告 | H410: 長期継続的影響によって水生生物に非常に強い毒性 |
P273: 環境への放出を避けること。 P391: 漏出物を回収すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
急性毒性が区分1、生物蓄積性が低いと推定されるものの(log Kow=3.21(PHYSPROP Database、2005))、急速分解性がないと推定される(BIOWIN)ことから、区分1とした。 |
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