名称:ジクロロテトラフルオロエタン
CAS番号:1320-37-2
物質ID: | 399 |
分類実施者: | GHS関係省庁連絡会議 |
分類実施年度: | 平成18年度 |
使用マニュアル: | GHS分類マニュアル(H18.2.10版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における気体である。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 区分外 | - | - | - | - | 非引火性(1,1-体)(HSDB,2006)、不燃性(1,2-体)(ICSC,1999) |
3 | エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
5 | 高圧ガス | 液化ガス | 警告 | H280: 高圧ガス:熱すると爆発のおそれ | P410+P403: 日光から遮断し、換気の良い場所で保管すること。 | Lide(84th,2003)による沸点は3.4℃、かつHSDB(2006)による臨界温度は145.6℃であり、「液化ガス」に該当する(1,1-体)。ICSC(1999)による沸点は4.1℃、かつMerck(13th,2001)による臨界温度は145.7℃であり、「液化ガス」に該当する(1,2-体)。 | |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における気体である。 |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における気体である。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における気体である。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における気体である。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における気体である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における気体である。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における気体である。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における気体である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における気体である。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における気体である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | - | 気体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による気体であるため、蒸気での吸入は想定されず、分類対象外とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による気体であるため、粉塵・ミストでの吸入は想定されず、分類対象外とした。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない | - | - | - | - | 暴露時間は不明だが、EHC 113(1990)のモルモットを用い、CFC-114を背部に直接噴霧(濃度不明)した皮膚刺激性試験において「刺激性なし」との報告が得られていることから、本物質は刺激性を有さないと考えられるが、本陰性データ1つのため、分類できないとした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない | - | - | - | - | データ不足(in vivo変異原性/遺伝毒性試験データなし。)のため、分類できない。 |
6 | 発がん性 | 区分外 | - | - | - | - | ジクロロテトラフルオロエタン(CAS 1320-37-2)のデータはないが、1,2-ジクロロテトラフルオロエタン(CFC-114、CAS 76-14-2)がACGIH(2001)でA4に分類されていることから、区分外とした。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 ID755:ジクロロテトラフルオロエタン(CAS No.76-14-2)の分類結果を参照のこと。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 ID755:ジクロロテトラフルオロエタン(CAS No.76-14-2)の分類結果を参照のこと。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類対象外 | - | - | - | - | 常温で気体のため、分類対象外 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。 |
政府による分類結果は、GHSに基づくSDSやラベル作成の際に自由に引用および複写を行うことができます。ただし、引用および複写をした上で作成されたSDS・ラベルの内容に対する責任は、SDS・ラベル作成者にあることにご留意ください。 本分類結果は、分類ガイダンス等のマニュアルで定められている情報源と判定方法に基づくものであり、あくまでもSDSやラベル作成の際の参考として公表しているものです。他の文献や試験結果等を根拠として、本内容と異なる分類結果でSDSやラベルを作成することを妨げるものではありません。 |
使用マニュアル |
|
解説・用語集(エクセルファイル) |
|
厚生労働省モデルラベル |
職場のあんぜんサイトへ |
厚生労働省モデルSDS |
職場のあんぜんサイトへ |