名称:メチルメルカプタン【メタンチオール】
CAS番号:74-93-1
物質ID: | 621 |
分類実施者: | GHS関係省庁連絡会議 |
分類実施年度: | 平成18年度 |
使用マニュアル: | GHS分類マニュアル(H18.2.10版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義によるガスである。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 区分1 | 危険 | H220: 極めて可燃性又は引火性の高いガス |
P210: 熱/火花/裸火/高温のもののような着火源から遠ざけること。−禁煙。 P377: 漏洩ガス火災の場合:漏洩が安全に停止されない限り消火しないこと。 P381: 安全に対処できるならば着火源を除去すること。 P403: 換気の良い場所で保管すること。 |
爆発範囲:3.9〜21.8 vol%(空気中) | |
3 | エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 区分外 | - | - | - | - | 引火性ガス |
5 | 高圧ガス | 低圧液化ガス | 警告 | H280: 高圧ガス:熱すると爆発のおそれ | P410+P403: 日光から遮断し、換気の良い場所で保管すること。 | 臨界温度:196.8℃ | |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義によるガスである。 |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義によるガスである。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義によるガスである。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義によるガスである。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義によるガスである。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義によるガスである。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義によるガスである。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義によるガスである。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義によるガスである。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義によるガスである。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | - | 気体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義によるガスである。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義によるガスである。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分3 | 危険 | H331: 吸入すると有毒 |
P304+P340: 吸入した場合:空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。 P403+P233: 換気の良い場所で保管すること。容器を密閉しておくこと。 P261: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーの吸入を避けること。 P271: 屋外又は換気の良い場所でのみ使用すること。 P311: 医師に連絡すること。 P321: 特別な処置が必要である(このラベルの...を見よ)。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
ラットLC50(4時間)値:675ppm(ACGIH, 2004、DFGOT vol.20, 2003、PATTY 4th, 1994、ATSDR, 1992)およびLC50(1時間)値:1680ppm(4時間換算値840ppm)(DFGOT vol.20, 2003、PATTY 4th, 1994)に基づき、区分3とした。 | |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義によるガスである。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義によるガスである。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない | - | - | - | - | データ不足のため分類できない。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2A-2B | 警告 | H319: 強い眼刺激 |
P305+P351+P338: 眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 P337+P313: 眼の刺激が続く場合:医師の診断/手当てを受けること。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 P280: 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。 |
気体であることから眼に直接適用したデータはないが、ACGIH(2004)のヒトへの影響として眼刺激性が認められるとの記述から、区分2A-2Bとした。 | |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分外 | - | - | - | - | 体細胞を用いるin vivo変異原性試験であるマウス赤血球を用いた小核試験の結果について、ACGIH(2004)およびDFGOT(vol.20, 2003)において陰性の結果が得られていることから、区分外とした。 |
6 | 発がん性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分1(肺)、区分3(麻酔作用) |
警告 危険 |
H370: 臓器の障害(肺) H336: 眠気又はめまいのおそれ(麻酔作用) |
P304+P340: 吸入した場合:空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。 P307+P311: 暴露した場合:医師に連絡すること。 P403+P233: 換気の良い場所で保管すること。容器を密閉しておくこと。 P260: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 P261: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーの吸入を避けること。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 P270: この製品を使用するときに、飲食又は喫煙をしないこと。 P271: 屋外又は換気の良い場所でのみ使用すること。 P312: 気分が悪いときは医師に連絡すること。 P321: 特別な処置が必要である(このラベルの...を見よ)。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
ACGIH(2004)、DFGOT(vol.20, 2003)、PATTY(4th, 1994)およびATSDR(1992)のラットを用いた吸入暴露試験において、正向反射の消失、運動失調などの麻酔作用を示唆する中枢神経系への影響および肺の病理変化が区分1のガイダンス値範囲の暴露濃度(1500ppm、30分)で認められたとの記述、DFGOT(vol.20, 2003)のヒトでの暴露例が肺水腫により死亡したとの記述から、区分1(肺)および区分3(麻酔作用)とした。 | |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない | - | - | - | - | データ不足のため分類できない。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義によるガスである。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない | - | - | - | - | データ不足のため分類できない。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない | - | - | - | - | データ不足のため分類できない。 |
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