名称:酢酸sec-ペンチル
CAS番号:626-38-0
物質ID: | 733 |
分類実施者: | GHS関係省庁連絡会議 |
分類実施年度: | 平成18年度 |
使用マニュアル: | GHS分類マニュアル(H18.2.10版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 爆発性に関わる原子団を含まない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義による液体。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | - | エアゾール製品ではない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義による液体。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義による液体。 |
6 | 引火性液体 | 区分2 | 危険 | H225: 引火性の高い液体及び蒸気 |
P303+P361+P353: 皮膚(又は髪)に付着した場合:直ちに汚染された衣類を全て脱ぐこと/取り除くこと。皮膚を流水/シャワーで洗うこと。 P370+P378: 火災の場合:消火するために...を使用すること。 P403+P235: 換気の良い場所で保管すること。涼しいところに置くこと。 P210: 熱/火花/裸火/高温のもののような着火源から遠ざけること。−禁煙。 P233: 容器を密閉しておくこと。 P240: 容器を接地すること/アースをとること。 P241: 防爆型の電気機器/換気装置/照明機器/...機器を使用すること。 P242: 火花を発生させない工具を使用すること。 P243: 静電気放電に対する予防措置を講ずること。 P280: 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
引火点が32℃以下、沸点121℃ | |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義による液体。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 爆発性および自己反応性に関わる原子団を含まない。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分外 | - | - | - | - | 常温では発火しない。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義による液体。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない | - | - | - | - | 液体の試験法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | 弗素、塩素を含まない。酸素を含むが炭素以外の元素とは結合していない。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義による液体。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 有機化合物であるが、分子内に-O-O-構造を含まない。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | - | データがないので分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分外 | - | - | - | - | 異性体混合物での値ではあるが、ラットのLD50が6500mg/kgとの報告(DFGOT vol. 11(1998))があるので区分外とする。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 | - | - | - | - | 異性体混合物での値ではあるが、ウサギのLD50が17400mg/kg以上であるとの報告(ACGIH(2001)、DFGOT vol. 11(1998))があるので区分外とする。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義による液体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | - | ラットでペンチル酢酸異性体混合物(大部分は1-ペンチル酢酸)の飽和蒸気(約5200ppm)に4時間暴露しても死亡は見られないとする報告(ACGIH(2001)、DFGOT vol. 11(1998))はあるが、これだけのデータでは分類はできない。このデータから区分5あるいは区分外が推定される。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分外 | - | - | - | - | 異性体混合物での報告であるが、短期暴露での皮膚刺激性は弱いあるいはないとされている(ACGIH(2001)、DFGOT vol.11(1998))ので区分外とする。反復暴露において、皮膚刺激および皮膚の脱脂が観察される。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2B | - | 警告 | H320: 眼刺激 |
P305+P351+P338: 眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 P337+P313: 眼の刺激が続く場合:医師の診断/手当てを受けること。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 |
ヒトの蒸気暴露において眼刺激性がある(ACGIH(2001)、PATTY(2001))。ウサギの眼に滴下した試験において弱い眼刺激性が認められている(ACGIH(2001))ので区分2Bとする。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 区分1 | 警告 | H317: アレルギー性皮膚反応を起こすおそれ |
P302+P352: 皮膚に付着した場合:多量の水と石鹸で洗うこと。 P333+P313: 皮膚刺激又は発疹が生じた場合:医師の診断/手当てを受けること。 P261: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーの吸入を避けること。 P272: 汚染された作業衣は作業場から出さないこと。 P280: 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。 P321: 特別な処置が必要である(このラベルの...を見よ)。 P363: 汚染された衣類を再使用する場合には洗濯をすること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
ヒトにおいては感作性は認められていない(ACGIH(2001)、DFGOT vol.11(1998))が動物試験において弱い感作性が認められている(ACGIH(2001)、PATTY(2001))ので区分1とする。 | |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない | - | - | - | - | 酢酸ペンチル類のin vitro試験において、変異原性がないあるいは弱いとする報告(ACGIH(2001)、PATTY(2001)、DFGOT vol.11(1988))があるが、in vivo試験の報告がないため分類できない。 |
6 | 発がん性 | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない | - | - | - | - | ラットおよびウサギの妊娠雌で "no effects" とするデータはあるが、雄の生殖能への影響データがないので分類できない。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分2(呼吸器系)、区分3(麻酔作用) | 警告 |
H371: 臓器の障害のおそれ(呼吸器系) H336: 眠気又はめまいのおそれ(麻酔作用) |
P304+P340: 吸入した場合:空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。 P309+P311: 暴露したとき、又は気分が悪いとき:医師に連絡すること。 P403+P233: 換気の良い場所で保管すること。容器を密閉しておくこと。 P260: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 P261: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーの吸入を避けること。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 P270: この製品を使用するときに、飲食又は喫煙をしないこと。 P271: 屋外又は換気の良い場所でのみ使用すること。 P312: 気分が悪いときは医師に連絡すること。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
ヒトにおいて肺(RTECS(2001))への影響がある。モルモットの吸入試験において区分2のガイダンス値の範囲内において肺に対する影響が見られる(ACGIH(2001))。また、ヒトにおいても(DFGOT vol.11(1998))、動物試験においても(ACGIH(2001))気道刺激性が見られることから、区分2(呼吸器系)とする。動物での吸入試験において麻酔作用(ACGIH(2001))、嗜眠(RTECS(2004))の影響があることが報告されているので区分3(麻酔作用)にも分類する。 | |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分1(視神経)、区分2(脾臓、腎臓、肝臓) |
警告 危険 |
H372: 長期にわたる、又は反復暴露による臓器の障害(視神経) H373: 長期にわたる、又は反復暴露による臓器の障害のおそれ(脾臓、腎臓、肝臓) |
P260: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 P270: この製品を使用するときに、飲食又は喫煙をしないこと。 P314: 気分が悪いときは、医師の診断/手当てを受けること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
ヒトの視神経に作用することが報告されている。また、ウサギを用いた試験においても視神経への影響が見られている(DFGOT vol. 11(1998))ので区分1(視神経)に分類する。ウサギを用いた試験において、脾臓濾胞の肥大、脾柱硬化、腎臓糸球体および腎細管の鬱血、脂肪肝変性など、区分2のガイダンス値の範囲でこれらの臓器の組織および機能に影響を及ぼすことが報告されている(DFGOT vol. 11(1998))ので、区分2(脾臓、腎臓、肝臓)に分類する。 | |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。 |
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