名称:4,4'-チオビス(6-ターシャリ-ブチル-3-メチルフェノール)
CAS番号:96-69-5
物質ID: | 827 |
分類実施者: | GHS関係省庁連絡会議 |
分類実施年度: | 平成18年度 |
使用マニュアル: | GHS分類マニュアル(H18.2.10版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 分子内に爆発性に関連する原子団を含んでいない物質。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義による固体。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | - | エアゾール製品ではない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義による固体。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義による固体。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義による固体。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 分子内に爆発性に関連する原子団、あるいは自己反応性に関連する原子団を含んでいない物質。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義による固体。 |
10 | 自然発火性固体 | 区分外 | - | - | - | - | 引火点が240℃(Lange(16th, 2005))の物質で常温では発火しない。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない物質。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義による固体。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | フッ素および塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素は炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分5 | - | 警告 | H303: 飲み込むと有害のおそれ | P312: 気分が悪いときは医師に連絡すること。 | ラット、LD50:2345mg/kg(RTECS 2005)の記載あり区分5とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義による固体。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | 区分1 | 警告 | H317: アレルギー性皮膚反応を起こすおそれ |
P302+P352: 皮膚に付着した場合:多量の水と石鹸で洗うこと。 P333+P313: 皮膚刺激又は発疹が生じた場合:医師の診断/手当てを受けること。 P261: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーの吸入を避けること。 P272: 汚染された作業衣は作業場から出さないこと。 P280: 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。 P321: 特別な処置が必要である(このラベルの...を見よ)。 P363: 汚染された衣類を再使用する場合には洗濯をすること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
本物質を含むゴム手袋で接触性皮膚障害を起こした患者がパッチテストで陽性を示した(ACGIH(2001))との記載より区分1とした。 | |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない | - | - | - | - | in vitro試験のエームズテストで陰性、および染色体異常試験で陰性(厚生省報告(2006)),(ACGIH(2001))の報告があるが、in vivo試験の報告がないため分類できない。 |
6 | 発がん性 | 区分外 | - | - | - | - | NTPでの試験で発ガンは認められず、ACGIHでA4であるため区分外とした。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない | - | - | - | - | 妊娠マウスへの投与試験で、母獣の死亡率、幼獣の生存率の減少に影響があったが、生存胎児数、胎児数、出生時体重、幼獣の体重増に影響はなかった(NTPTR435(1994))の記載はあるが、データ不足のため分類できない。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない | - | - | - | - | ヒトでの報告はなく、ラットの試験報告はあるが、区分2のガイダンス値外で下痢が認められているのみで、データ不足で分類できない。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分2(腸管、肝臓) | 警告 | H373: 長期にわたる、又は反復暴露による臓器の障害のおそれ(腸管、肝臓) |
P260: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 P314: 気分が悪いときは、医師の診断/手当てを受けること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
区分2のガイダンス値内で腸管に対する影響(盲腸及び結腸で吸収上皮細胞の空胞化、及び粘膜の細胞浸潤、小腸壁の肥厚等)、肝臓では重量の増加、及び小葉中心帯肝細胞の肥大が認められた(厚生省報告(2006))の記載より区分2(腸管、肝臓)に分類した。 | |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。 |
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