名称：テトラナトリウム=3,3'-[（3,3'-ジメチル-4,4'-ビフェニリレン）ビス（アゾ）]ビス[5-アミノ-4-ヒドロキシ-2,7-ナフタレンジスルホナート]【トリパンブルー】
CAS番号：72-57-1

危険有害性項目		分類結果	シンボル	注意喚起語	危険有害性情報	注意書き	分類根拠・問題点
1	急性毒性（経口）	区分外	-	-	-	-	ラットLD50値：6200mg/kg（HSDB, 2006、RTECS, 2006）に基づき、区分外とした。
1	急性毒性（経皮）	分類できない	-	-	-	-	データなし。
1	急性毒性（吸入：ガス）	分類対象外	-	-	-	-	GHSの定義による固体である。
1	急性毒性（吸入：蒸気）	分類できない	-	-	-	-	データなし。
1	急性毒性（吸入：粉塵、ミスト）	分類できない	-	-	-	-	HSDB（2006）にラットへの0.4735mg/L濃度での1時間暴露（4時間換算値0.1184mg/L）により死亡が認められなかったとの記述があるが、他にデータがなく、区分が特定できないことから、データ不足のため分類できないとした。
2	皮膚腐食性／刺激性	分類できない	-	-	-	-	HSDB（2006）にウサギを用いた試験において反復適用でも皮膚刺激性症状が認められなかったとの記述があるが、Priority 1において明確に有害性を否定する記述がないことから、区分外とするにはデータ不足のため分類できないとした。
3	眼に対する重篤な損傷性／眼刺激性	分類できない	-	-	-	-	HSDB（2006）およびSITTIG（4th, 2002）にヒトの眼に適用しても刺激性が認められなかったとの記述があるが、Priority 1において明確に有害性を否定する記述がないことから、区分外とするにはデータ不足のため分類できないとした。
4	呼吸器感作性	分類できない	-	-	-	-	データなし。
4	皮膚感作性	分類できない	-	-	-	-	データなし。
5	生殖細胞変異原性	分類できない	-	-	-	-	RTECS（2006）にラットを用いたin vivo染色体異常試験で陽性の結果があり、使用組織が骨髄細胞ならば区分2、精原細胞ならば区分1Bに分類されるが、使用組織が不明なため特定できず、分類できないとした。
6	発がん性	区分2		警告	H351: 発がんのおそれの疑い	P308+P313: 暴露又は暴露の懸念がある場合：医師の診断／手当てを受けること。 P201: 使用前に取扱説明書を入手すること。 P202: 全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。 P281: 指定された個人用保護具を使用すること。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物／容器を．．．に廃棄すること。	IARCでグループ2B（IARC Suppl.7, 1987）、日本産業衛生学会で2B（産衛学会勧告, 2005）に分類されていることから、区分2とした。
7	生殖毒性	区分2		警告	H361: 生殖能又は胎児への悪影響のおそれの疑い	P308+P313: 暴露又は暴露の懸念がある場合：医師の診断／手当てを受けること。 P201: 使用前に取扱説明書を入手すること。 P202: 全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。 P281: 指定された個人用保護具を使用すること。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物／容器を．．．に廃棄すること。	親動物の一般毒性に関する記述はないが、IARC 8（1975）の投与経路は不明であるがマウス、ラット、モルモットにおいて催奇形性を示すとの記述、RTECS（2006）のラットを用いた妊娠中経口投与試験において生殖能への影響や発生異常が認められたとの記述から、区分2とした。
8	特定標的臓器毒性（単回暴露）	分類できない	-	-	-	-	データなし。
9	特定標的臓器毒性（反復暴露）	分類できない	-	-	-	-	データなし。
10	吸引性呼吸器有害性	分類できない	-	-	-	-	データなし。