名称:n-ブタン
CAS番号:106-97-8
物質ID: | 918 |
分類実施者: | GHS関係省庁連絡会議 |
分類実施年度: | 平成18年度 |
使用マニュアル: | GHS分類マニュアル(H18.2.10版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による気体。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 区分1 | 危険 | H220: 極めて可燃性又は引火性の高いガス |
P210: 熱/火花/裸火/高温のもののような着火源から遠ざけること。−禁煙。 P377: 漏洩ガス火災の場合:漏洩が安全に停止されない限り消火しないこと。 P381: 安全に対処できるならば着火源を除去すること。 P403: 換気の良い場所で保管すること。 |
空気との混合物が13%以下で引火性がある。 UNRTDG クラス2.1に分類されている。 | |
3 | エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | - | エアゾール製品ではない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 区分外 | - | - | - | - | UNRTDG クラス2.1に分類されている。 |
5 | 高圧ガス | 液化ガス | 警告 | H280: 高圧ガス:熱すると爆発のおそれ | P410+P403: 日光から遮断し、換気の良い場所で保管すること。 | -50℃を超える温度で部分的に液体である(臨界温度が-50℃超)。 | |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による気体。 |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による気体。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による気体。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による気体。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による気体。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による気体。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による気体。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による気体。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による気体。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による気体。 |
16 | 金属腐食性物質 | 区分外 | - | - | - | - | 「金属に対して腐食性は無い」との情報(HSDB(Access on Oct 2005))。 UNRTDG クラス2.1に分類されている。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による気体。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による気体。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分外 | - | - | - | - | ラットLC50(4時間)値:277374ppm(ACGIH(7th, 2001), DFGOT vol.20(2003), PATTY(4th, 1994), 産衛学会勧告(1993))に基づき、区分外とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による気体。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による気体。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない | - | - | - | - | データ不足のため分類できない。DFGOT vol.20(2003)にウサギの眼を刺激しないとの記述があり、ヒトのガス暴露例に眼刺激性は報告されていないが、明確に有害性を否定する記述がないことから、データ不足のため分類できない。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない | - | - | - | - | 細菌を用いる復帰突然変異試験で陰性の結果(DFGOT vol.20(2003)、PATTY(4th, 1994)、NTP DB(Access on Oct 2005))があるが、in vitro試験のデータしかないため分類できなかった。 |
6 | 発がん性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない | - | - | - | - | データ不足のため分類できない。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分3(麻酔作用) | 警告 | H336: 眠気又はめまいのおそれ(麻酔作用) |
P304+P340: 吸入した場合:空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。 P403+P233: 換気の良い場所で保管すること。容器を密閉しておくこと。 P261: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーの吸入を避けること。 P271: 屋外又は換気の良い場所でのみ使用すること。 P312: 気分が悪いときは医師に連絡すること。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
ACGIH(7th, 2001)、DFGOT vol.20(2003)、PATTY(4th, 1994)および産衛学会勧告(1993)のヒトにおいて高濃度吸入で麻酔作用または中枢神経系抑制を示すとの記述から、麻酔作用があると考え、区分3とした。 | |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない | - | - | - | - | DFGOT vol.20(2003)のラットを用いた反復吸入暴露試験(イソブタンやペンタンとの混合物)で毒性が認められなかったとの記述がある。一方、DFGOT vol.20(2003)にヒトの麻酔目的での反復吸入暴露例の多くに多幸感および幻覚がみられたとの記述から、中枢神経系に影響する可能性もあるが、他に反復暴露で中枢神経系への影響を示唆するデータはなく、データ不足のため分類できない。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による気体。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。 |
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