GHS分類結果
物理化学的危険性
健康に対する有害性
環境に対する有害性
分類結果の利用に関する注意事項：
参考情報：
名称：ブロモクロロメタン
CAS番号：74-97-5
結果：
| 物質ID: | 933 |
| 分類実施者: | GHS関係省庁連絡会議 |
| 分類実施年度: | 平成18年度 |
| 使用マニュアル: | GHS分類マニュアル（H18.2.10版） |
物理化学的危険性
| 危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 爆発物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 分子内に爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
| 2 | 可燃性／引火性ガス（化学的に不安定なガスを含む） | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 3 | エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | - | エアゾール製品ではない。 |
| 4 | 支燃性／酸化性ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 6 | 引火性液体 | 区分外 | - | - | - | - | 不燃性である。（ICSC（J）（2003）ほか） |
| 7 | 可燃性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 分子内に爆発性ならびに自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 |
| 9 | 自然発火性液体 | 区分外 | - | - | - | - | 不燃性である。（ICSC（J）（2003）ほか） |
| 10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 11 | 自己発熱性化学品 | 区分外 | - | - | - | - | 不燃性である。（ICSC（J）（2003）ほか） |
| 12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 分子内に金属または半金属を含んでいない。 |
| 13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | 分子内に酸素またはフッ素を含んでいない。塩素を含むが、この塩素は炭素、 水素以外の元素と化学結合していない。 |
| 14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
| 15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 分子内に-O-O-構造を含んでいない。 |
| 16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | - | 多くの金属を侵すとの情報があるが（ICSC（J）（2003）ほか）、規定試験法によるデータなし。 |
| 危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 急性毒性（経口） | 区分5 | - | 警告 | H303: 飲み込むと有害のおそれ | P312: 気分が悪いときは医師に連絡すること。 | ACGIH（7th, 2001）のマウスLD50値：4300mg/kg、ならびにRTECS（2005）およびHSDB（2005）のラットLD50値：5000mg/kgに基づき、Priority 1のデータを優先しても区分5、ラットのデータを優先しても区分5となることから、区分5とした。 |
| 1 | 急性毒性（経皮） | 区分外 | - | - | - | - | ラットLD50値：>20000mg/kg（RTECS, 2005）に基づき、区分外とした。 |
| 1 | 急性毒性（吸入：ガス） | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による液体。 |
| 1 | 急性毒性（吸入：蒸気） | 区分外 | - | - | - | - | ACGIH（7th, 2001）のラットへの5000ppmでの7時間暴露（4時間換算値34.93mg/L）で死亡が認められなかったとの記述に基づき、34.93mg/L（換算係数により約6600ppmと換算される）は蒸気圧からミストをほとんど含まない蒸気と判断し、ppm濃度基準値から、区分外とした。 |
| 1 | 急性毒性（吸入：粉塵、ミスト） | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
| 2 | 皮膚腐食性／刺激性 | 区分2 |
|
警告 | H315: 皮膚刺激 |
P302+P352: 皮膚に付着した場合：多量の水と石鹸で洗うこと。 P332+P313: 皮膚刺激が生じた場合：医師の診断／手当てを受けること。 P264: 取扱後は．．．よく洗うこと。 P280: 保護手袋／保護衣／保護眼鏡／保護面を着用すること。 P321: 特別な処置が必要である（このラベルの．．．を見よ）。 P362: 汚染された衣類を脱ぎ、再使用する場合には洗濯をすること。 |
HSDB（2005）のウサギを用いた皮膚刺激性試験において熱傷および変性が認められたとの記述から、区分2とした。 |
| 3 | 眼に対する重篤な損傷性／眼刺激性 | 分類できない | - | - | - | - | データ不足のため分類できない。 |
| 4 | 呼吸器感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
| 4 | 皮膚感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
| 5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない | - | - | - | - | in vitro試験のデータしかないため分類できない。 |
| 6 | 発がん性 | 区分外 | - | - | - | - | EPAでDに分類されている（IRIS, 2005）ことから、区分外とした。 |
| 7 | 生殖毒性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
| 8 | 特定標的臓器毒性（単回暴露） | 区分3（麻酔作用） |
|
警告 | H336: 眠気又はめまいのおそれ（麻酔作用） |
P304+P340: 吸入した場合：空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。 P403+P233: 換気の良い場所で保管すること。容器を密閉しておくこと。 P261: 粉じん／煙／ガス／ミスト／蒸気／スプレーの吸入を避けること。 P271: 屋外又は換気の良い場所でのみ使用すること。 P312: 気分が悪いときは医師に連絡すること。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物／容器を．．．に廃棄すること。 |
PATTY（4th, 1994）およびACGIH（7th, 2001）のヒト事故暴露例およびラットを用いた吸入暴露試験において麻酔作用が認められたとの記述から、区分3（麻酔作用）とした。 |
| 9 | 特定標的臓器毒性（反復暴露） | 分類できない | - | - | - | - | ACGIH（7th, 2001）およびPATTY（4th, 1994）にはラットを用いた反復吸入暴露試験において区分2のガイダンス値範囲を超える用量でも重大な毒性が認められていないとの記述があるが、いずれも1966年以前の試験であり、使用動物数が不明で、区分外と判定するには十分なデータではなく、分類できないとした。 |
| 10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
| 危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 11 | 水生環境有害性（急性） | 分類できない | - | - | - | - | データ不足のため分類できない。 |
| 11 | 水生環境有害性（長期間） | 分類できない | - | - | - | - | データ不足のため分類できない。 |
分類結果の利用に関する注意事項：
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参考情報：
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使用マニュアル |
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解説・用語集（エクセルファイル） |
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