名称:3'-イソプロポキシ-O-トルアニリド
CAS番号:55814-41-0
物質ID: | 993 |
分類実施者: | GHS関係省庁連絡会議 |
分類実施年度: | 平成18年度 |
使用マニュアル: | GHS分類マニュアル(H18.2.10版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による固体。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | - | エアゾール製品ではない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による固体。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による固体。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による固体。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない | - | - | - | - | データが無いため。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類できない | - | - | - | - | データが無いため。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による固体。 |
10 | 自然発火性固体 | 区分外 | - | - | - | - | 熱(150℃)に対し安定であること(農薬登録申請資料)から常温の空気と接触しても自然発火しない。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない | - | - | - | - | 融点が140℃以下(91.4℃(農薬登録申請資料))であるので、適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 金属または半金属を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による固体。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | フッ素、塩素を含んでいない。酸素を含んでいるが炭素にだけ化学結合している。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 過酸化物に関わる原子団を含んでいない。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分外 | - | - | - | - | ラット急性経口LD50>10000mg/kg(農薬抄録(1994))に基づき区分外に分類した。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 | - | - | - | - | ラット急性経皮LD50>5000, >10000mg/kg(農薬抄録(1994))に基づき区分外に分類した。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による固体。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | - | ラット急性吸入LC50>1.32mg/Lのデータ(農薬抄録(1994))はあるが、データ不足のため分類できない。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分外 | - | - | - | - | 刺激反応が観察されず、Draizeスコア0であること(農薬抄録(1994))に基づき区分外に分類した。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分外 | - | - | - | - | 刺激性変化が認められず、Draizeスコア0であること(農薬抄録(1994))に基づき区分外に分類した。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 区分外 | - | - | - | - | ビューラー法を用いたモルモットの皮膚感作性試験結果から、皮膚感作性がないこと(農薬抄録(1994))に基づき区分外に分類した。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分外 | - | - | - | - | 生殖細胞を用いたin vivo経世代変異原性試験(マウスを用いた優性致死試験)と体細胞を用いるin vivo変異原性試験(マウス赤血球を用いる小核試験)結果が陰性であること(農薬抄録(1994))に基づき区分外に分類した。 |
6 | 発がん性 | 区分外 | - | - | - | - | 2年間のマウス発がん試験とラット慢性毒性試験で腫瘍発生が認められなかったこと(農薬抄録(1994))に基づき区分外に分類した。 |
7 | 生殖毒性 | 区分外 | - | - | - | - | ラットでの3世代に渡る繁殖性試験において、最高用量の1000mg/kg/dayでも親動物に毒性症状がなく、繁殖性および胎仔に対する影響がなく、催奇形性もなかった。また、ウサギにおける催奇形性試験において、最高用量の1000mg/kg/dayでも親動物に毒性症状がなく、催奇形性もなかった。(農薬抄録(1994))これらのことから、区分外に分類した。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分外 | - | - | - | - | ラット、マウスの急性経口毒性試験において、区分2のガイダンス値の上限(2000mg/kg)を超える10000mg/kgの用量において、死亡例がなく、自発運動の低下、立毛のような重大でない軽度の症状しか認められなかったこと(農薬抄録(1994))から区分外に分類した。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分外 | - | - | - | - | ラットおよびイヌの亜急性経口毒性試験において、区分2のガイダンス値の上限(100mg/kg)を上回る用量(500 - 1290mg/kg)で体重増加抑制、肝重量の増加、回復性のコリンエステラーゼ阻害等が認められたものの、中毒症状や異常行動が認められず、病理組織学的検査でも異常が認められなかったこと(農薬抄録(1994))、およびラットの28日間の経口投与神経毒性試験においても区分2のガイダンス値の上限(100mg/kg)を上回る用量(450mg/kg)で体重増加抑制があるが神経系に対する毒性影響は認められなかったこと(農薬抄録(1994))に基づき区分外に分類した。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 区分2 | - | - | H401: 水生生物に毒性 |
P273: 環境への放出を避けること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
甲殻類(オオミジンコ)の48時間EC50=4.27mg/L(農薬登録申請資料、2004)から、区分2とした。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分2 | - | H411: 長期継続的影響によって水生生物に毒性 |
P273: 環境への放出を避けること。 P391: 漏出物を回収すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
急性毒性が区分2、生物蓄積性が低いと推定されるものの(log Kow=3.66(PHYSPROP Database、2005))、急速分解性がないと推定される(BIOWIN)ことから、区分2とした。 |
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