名称:りん酸トリフェニル
CAS番号:115-86-6
物質ID: | 1010 |
分類実施者: | GHS関係省庁連絡会議 |
分類実施年度: | 平成18年度 |
使用マニュアル: | GHS分類マニュアル(H18.2.10版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 分子内に爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | - | エアゾール製品ではない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 分子内に爆発性ならびに自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない | - | - | - | - | 試験温度の140℃において、液体または気体となる物質に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 分子内に-O-O-構造を含んでいない。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分5 | - | 警告 | H303: 飲み込むと有害のおそれ | P312: 気分が悪いときは医師に連絡すること。 | ラットLD50値:3500mg/kg(環境省リスク評価第4巻, 2005、EHC 111, 1991)、3800mg/kg(EHC 111, 1999、ACGIH 7th, 2001、DFGOT vol.2, 1991)、10800mg/kg(EHC 111, 1991、DFGOT vol.2, 1991)、>5000mg/kg(EHC 111, 1991)、>6400mg/kg(PATTY 4th, 1994)に基づき、計算を適用した。計算値は3723.1mg/kgであったことから、区分5とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 | - | - | - | - | ウサギLD50値:>7900mg/kg(環境省リスク評価第4巻, 2005、EHC 111, 1991、DFGOT vol.2, 1991)、>10000mg/kg(DFGOT vol.2, 1991)に基づき、区分外とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義による固体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分外 | - | - | - | - | DFGOT(vol.2, 1991)およびACGIH(7th, 2001)のラットの皮膚に4時間適用した試験において刺激性は認められなかったとの記述から、区分外とした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2B | - | 警告 | H320: 眼刺激 |
P305+P351+P338: 眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 P337+P313: 眼の刺激が続く場合:医師の診断/手当てを受けること。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 |
DFGOT(vol.2, 1991)のウサギの眼に適用した試験において軽度な結膜発赤がみられ7日以内に消失したとの記述から、区分2Bとした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない | - | - | - | - | ACGIH(7th, 2001)、HSDB(2006)にアレルギー性接触皮膚炎の症例報告の記述があるが、いずれも同一症例の記述と考えられ、皮膚感作性の判定基準である2症例以上の報告がないことから、データ不足のため分類できないとした。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない | - | - | - | - | in vitro試験のデータしかないため分類できない。 |
6 | 発がん性 | 区分外 | - | - | - | - | ACGIHでA4に分類されている(ACGIH 7th, 2001)ことから、区分外とした。 |
7 | 生殖毒性 | 区分外 | - | - | - | - | 環境省リスク評価第4巻(2005)、ACGIH(7th, 2001)、EHC 111(1991)のラットを用いた交配前より妊娠末期まで経口投与した試験において、親動物に一般毒性がみられる用量でも明確な生殖毒性は認められなかったとの記述から、区分外とした。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない | - | - | - | - | データ不足のため分類できない。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分外 | - | - | - | - | 環境省リスク評価第4巻(2005)、EHC 111(1991)、DFGOT(vol.2, 1991)、ACGIH(7th, 2001)のラットを用いた経口投与試験において区分2のガイダンス値範囲を超える用量でも重大な毒性作用は認められなかったとの記述から、区分外とした。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 区分1 | 警告 | H400: 水生生物に非常に強い毒性 |
P273: 環境への放出を避けること。 P391: 漏出物を回収すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
甲殻類(ミシッドシュリンプ)の96時間LC50=0.18-0.32mg/L(EHC111、1991)から、区分1とした。 | |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分1 | 警告 | H410: 長期継続的影響によって水生生物に非常に強い毒性 |
P273: 環境への放出を避けること。 P391: 漏出物を回収すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
急性毒性が区分1、急速分解性があるものの(BODによる分解度:90%(既存化学物質安全性点検データ))生物蓄積性があると推定される(log Kow=4.59(PHYSPROP Database、2005))ことから、区分1とした。 |
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