名称:ヨウ化水素
CAS番号:10034-85-2
物質ID: | 1373 |
分類実施者: | GHS関係省庁連絡会議 |
分類実施年度: | 平成18年度 |
使用マニュアル: | GHS分類マニュアル(H18.2.10版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義におけるガス。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 区分外 | - | - | - | - | 物質固有の国連番号(2197)によりUNRTDGが2.3(8)に分類されているが、ICSC(J)(1999)に「不燃性」の記載があり、区分外とした。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 区分外 | - | - | - | - | 物質固有の国連番号(2197)によりUNRTDGが2.3(8)に分類されており、Subsidiary riskに5.1が付されていないため、区分外とした。 |
5 | 高圧ガス | 低圧液化ガス | 警告 | H280: 高圧ガス:熱すると爆発のおそれ | P410+P403: 日光から遮断し、換気の良い場所で保管すること。 | 沸点が-35.1℃(1気圧)、臨界温度が151.0℃(Merck, 13th, 2001)であるため、液化ガス(低圧液化ガス)とした。 | |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義におけるガス。 |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義におけるガス。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義におけるガス。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義におけるガス。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義におけるガス。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義におけるガス。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義におけるガス。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義におけるガス。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義におけるガス。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義におけるガス。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | - | 物質固有の国連番号(2197)によりUNRTDGが2.3(8)に分類されている腐食性ガスであるが、気体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義におけるガス。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義におけるガス。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分1A-1C | 危険 | H314: 重篤な皮膚の薬傷及び眼の損傷 |
P301+P330+P331: 飲み込んだ場合:口をすすぐこと。無理に吐かせないこと。 P303+P361+P353: 皮膚(又は髪)に付着した場合:直ちに汚染された衣類を全て脱ぐこと/取り除くこと。皮膚を流水/シャワーで洗うこと。 P305+P351+P338: 眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 P304+P340: 吸入した場合:空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。 P260: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 P280: 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。 P310: 直ちに医師に連絡すること。 P321: 特別な処置が必要である(このラベルの...を見よ)。 P363: 汚染された衣類を再使用する場合には洗濯をすること。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
Priority 1において、ヒトに対して「皮膚の壊死」との記述があること(PATTY(5th, 2001))、また、EUリスク警句で'C; R35'の分類である(EU-Annex I(access on Oct 2005))ことから区分1A-1Cとした。 【表示】細区分を行う必要がある場合は、安全性の観点から、1Aとした方が望ましい。 | |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分1 | 危険 | H318: 重篤な眼の損傷 |
P305+P351+P338: 眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 P280: 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。 P310: 直ちに医師に連絡すること。 |
Priority 1において、ヒトの眼に対して重篤な刺激性を示すとの記述がある(PATTY(5th, 2001))こと、Priority 2の文書に「眼に対して腐食性を示す」との記述がある(ICSC(J)(1999), SITTIG(4th, 2002))ことから区分1とした。 | |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
6 | 発がん性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分1(吸入:呼吸器系) | 危険 | H370: 臓器の障害(吸入:呼吸器系) |
P307+P311: 暴露した場合:医師に連絡すること。 P260: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 P270: この製品を使用するときに、飲食又は喫煙をしないこと。 P321: 特別な処置が必要である(このラベルの...を見よ)。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
Priority 1およびPriority 2において、本物質の吸入により、肺水腫、喉頭水腫、声門水腫等、呼吸器系に影響を与えるとの記述がある(PATTY(5th, 2001), ICSC(J)(1999), HSDB(2003), SITTIG(4th, 2002))ことから区分1(吸入:呼吸器系)とした。 | |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分1(吸入:呼吸器系) | 危険 | H372: 長期にわたる、又は反復暴露による臓器の障害(吸入:呼吸器系) |
P260: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 P270: この製品を使用するときに、飲食又は喫煙をしないこと。 P314: 気分が悪いときは、医師の診断/手当てを受けること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
Priority 1およびPriority 2において、本物質の長期または反復暴露により気管支炎をきたすとの記述がある(PATTY(5th,2001), HSFS(2001))ことから、区分1(吸入:呼吸器系)とした。 | |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義におけるガス。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。 |
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