名称:bis(2-methoxyethyl)ether
CAS番号:111-96-6
物質ID: | 6 |
分類実施者: | 経済産業省 |
分類実施年度: | 平成19年度 |
使用マニュアル: | GHS分類マニュアル(H18.2.10 版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | - | - | - | - | - | - |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | - | - | - | - | - | - |
3 | エアゾール | - | - | - | - | - | - |
4 | 支燃性/酸化性ガス | - | - | - | - | - | - |
5 | 高圧ガス | - | - | - | - | - | - |
6 | 引火性液体 | - | - | - | - | - | - |
7 | 可燃性固体 | - | - | - | - | - | - |
8 | 自己反応性化学品 | - | - | - | - | - | - |
9 | 自然発火性液体 | - | - | - | - | - | - |
10 | 自然発火性固体 | - | - | - | - | - | - |
11 | 自己発熱性化学品 | - | - | - | - | - | - |
12 | 水反応可燃性化学品 | - | - | - | - | - | - |
13 | 酸化性液体 | - | - | - | - | - | - |
14 | 酸化性固体 | - | - | - | - | - | - |
15 | 有機過酸化物 | - | - | - | - | - | - |
16 | 金属腐食性物質 | - | - | - | - | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分5 | - | 警告 | H303: 飲み込むと有害のおそれ | P312: 気分が悪いときは医師に連絡すること。 | ラットを用いた経口投与試験のLD50値 4,760 mg/kg(CICAD 41(2002))から区分5とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない | - | - | - | - | データがないので分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHS定義の液体であるため、分類対象外とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | - | データ不足のため分類できない。なお、ラットの飽和蒸気(約10 mg/L)に7時間吸入投与(4時間換算:13.2 mg/L)しても死亡は認められていない(CICAD 41(2002))。13.2 mg/Lは区分4の基準値内の濃度なので、区分3には該当しないが、区分4の適否は判断できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | - | データがないので分類できない。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分3 | - | 警告 | H316: 軽度の皮膚刺激 | P332+P313: 皮膚刺激が生じた場合:医師の診断/手当てを受けること。 | ウサギを用いるFDAガイドラインによる閉塞パッチテストで、24時間後に僅かな(slightly)刺激、72時間後にひびが認められているが、詳細は不明である(CICAD 41(2002))。ICSC(2004)には「軽度な(mildly)皮膚刺激性有」と記述があるので、区分3とした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2B | - | 警告 | H320: 眼刺激 |
P305+P351+P338: 眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 P337+P313: 眼の刺激が続く場合:医師の診断/手当てを受けること。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 |
ウサギを用いるFDAガイドラインによる試験において、24時間後に僅かな(slightly)刺激が認められているが、詳細は不明である(CICAD 41(2002))。ICSC(2004)には「軽度な(mildly)眼刺激性有」と記述があるので、区分2Bとした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データがないので分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データがないので分類できない。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分外 | - | - | - | - | 体細胞を用いるin vivo変異原性試験(ラット骨髄細胞を用いる染色体異常試験)で陰性、in vitro変異原性試験(複数のAmes試験)で陰性(CICAD 41(2002))であることから、区分外とした。なお、優性致死試験において陽性反応(早期胚致死)が見られたが、優性致死作用ではなく受胎能(繁殖能)の低下によると考えられている(CICAD 41(2002))。 |
6 | 発がん性 | 分類できない | - | - | - | - | データがないので分類できない。 |
7 | 生殖毒性 | 区分1B | 危険 | H360: 生殖能又は胎児への悪影響のおそれ |
P308+P313: 暴露又は暴露の懸念がある場合:医師の診断/手当てを受けること。 P201: 使用前に取扱説明書を入手すること。 P202: 全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。 P281: 指定された個人用保護具を使用すること。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
マウスを用いた経口投与による催奇形性試験において、親動物に影響しない濃度で、胎児の成長や生存率への影響、奇形が認められ(NTP DB(Access on Jan 2008))、ラットを用いた吸入暴露試験(6時間/日、5日間/週、2週間)において、パキテン期精母細胞や円形精子細胞の損傷が認められている(CICAD 41(2002))ことから、区分1Bとした。なお、ウサギを用いる経口投与による催奇形性試験において、母動物の体重、体重増加、子宮重量に影響が認められる濃度で、胚吸収や胎児の奇形が認められている(NTP DB(Access on Jan 2008))。EU-Annex IはCat. 2; R60-61であり、GHS区分1Bに相当する。 | |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分3(麻酔作用、気道刺激性) | 警告 |
H335: 呼吸器への刺激のおそれ(麻酔作用、気道刺激性) H336: 眠気又はめまいのおそれ(麻酔作用、気道刺激性) |
P304+P340: 吸入した場合:空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。 P403+P233: 換気の良い場所で保管すること。容器を密閉しておくこと。 P261: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーの吸入を避けること。 P271: 屋外又は換気の良い場所でのみ使用すること。 P312: 気分が悪いときは医師に連絡すること。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
ラットを用いる吸入投与試験及び経口投与試験により、落ち着きのない状態等の症状が認められている(CICAD 41(2002))。また、PATTY(5th, 2005)に、エチレングリコールのエーテル類及びその誘導体は、可逆的な中枢神経系への作用があると記載されており、本物質を含むジエチレングリコールエーテル類の分類の傍証となる。また、ICSC(2004)には「軽度な(mildly)気道刺激性有」と記述がある。以上から区分3(麻酔作用、気道刺激性)とした。 | |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分2(胸腺、副腎) | 警告 | H373: 長期にわたる、又は反復暴露による臓器の障害のおそれ(胸腺、副腎) |
P260: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーを吸入しないこと。 P314: 気分が悪いときは、医師の診断/手当てを受けること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
ラットに3週間、600 ppm(90日換算140 ppm)を吸入投与したところ、血液パラメーターの変化は認められないが、胸腺の萎縮、副腎のうっ血が認められた(CICAD 41(2002))ので区分2(胸腺、副腎)とした。 | |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | - | データがないので分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | - | - | - | - | - | - |
11 | 水生環境有害性(長期間) | - | - | - | - | - | - |
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