危険有害性項目
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分類結果
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シンボル
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注意喚起語
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危険有害性情報
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注意書き
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分類根拠・問題点
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1
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急性毒性(経口)
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区分外
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List 1の情報源(SIDS(Access on July. 2008), DFGOT(vol.9 2007))から得られたラットLD50値(5300 mg/kg, 6660 mg/kg, 5170 mg/kg)に基づき「区分外」とした。
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1
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急性毒性(経皮)
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区分外
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ウサギLD50 = 3540 mg/kg(SIDS(Access on July. 2008))に基づきJIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分5)とした。
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1
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急性毒性(吸入:ガス)
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分類対象外
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GHSの定義における液体である。
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1
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急性毒性(吸入:蒸気)
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分類できない
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データなし。
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1
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急性毒性(吸入:粉塵、ミスト)
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区分外
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ラットLCLo > 200mg/L/1H = 50 mg/L/4H(SIDS(Access on July. 2008))より、「区分外」とした。
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2
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皮膚腐食性/刺激性
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区分外
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ウサギを用いた24時間適用による複数の皮膚刺激性試験で、刺激性なし(not irritating)、軽度の刺激性または中等度の刺激性(moderately irritating)と結果に差が見られた(SIDS(Access on July. 2008)。しかし、中等度の刺激性とされた試験では毛細血管の充血が顕著であったが、刺激性の程度はグレード3(スコアの計算が合計8点ではなく10点法でのグレード3は強い毛細血管の鬱滞を標記していると考えられる)であったことから、紅斑と浮腫の所見はなかったものと推察された。また、24時間の適用のために刺激が強く出る可能性がある。刺激性なしの試験結果と考え合わせ「区分外」とした。
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3
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眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性
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区分2A
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警告
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H319: 強い眼刺激
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P305+P351+P338: 眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 P337+P313: 眼の刺激が続く場合:医師の診断/手当てを受けること。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 P280: 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。
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ウサギ眼に適用後全観察時点で全動物に結膜の発赤および浮腫が認められ、総スコアが21(最大110)であった(SIDS(Access on July. 2008))。また、試験物質の濃度を変えて刺激性を評価した別の試験では強い刺激性(highly irritating)を示し、スコアは5(最大10)に達した(SIDS(Access on July. 2008))。これらの結果に基づき区分2Aとした。
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4
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呼吸器感作性
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分類できない
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データなし。
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4
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皮膚感作性
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分類できない
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データなし。
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5
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生殖細胞変異原性
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分類できない
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in vitro変異原性試験(Ames Test)の結果は陰性(SIDS(Access on July. 2008), DFGOT vol.9)であるが、in vivoにおける試験データがないので「分類できない」とした。
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6
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発がん性
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分類できない
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データなし。
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7
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生殖毒性
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分類できない
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ラットの器官形成期の経口ばく露により、仔の発生に影響は認められなかった(SIDS(Access on July. 2008))が、親動物の性機能および生殖能に及ぼす影響に関してはデータがなく分類できない。
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8
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特定標的臓器毒性(単回暴露)
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区分外(経口、経皮、吸入)
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経口、経皮および吸入(ミスト)のいずれにおいても、区分2のガイダンス値上限以上の用量(経口3200mg/kg、経皮2000mg/kg、吸入(ミスト)200mg/L)を投与しても影響が見られていない(SIDS(Access on July. 2008))ことから、区分外(経口、経皮、吸入)とした。
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9
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特定標的臓器毒性(反復暴露)
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分類できない
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ウサギに21日間経皮投与した試験が本物質の反復ばく露試験として唯一の試験であり、試験物質による影響は認められていない(SIDS(Access on July. 2008))。しかしながら、ウサギの経皮投与による1用量(1000 mg/kg/day)のみの試験では、全身毒性の評価には不十分であり分類できない。
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10
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吸引性呼吸器有害性
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分類できない
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データなし。
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