名称:2‐(2‐ヘキシルオキシエトキシ)エタノール;ジエチレングリコール モノヘキシル エーテル
CAS番号:112-59-4
物質ID: | 20A2179 |
分類実施者: | 厚生労働省・環境省 |
分類実施年度: | 平成20年度 |
使用マニュアル: | 政府向けGHS分類ガイダンス(H20.9.5版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
6 | 引火性液体 | 区分外 | - | - | - | - | 引火点が140.6℃で110℃以上である。 |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 爆発性に関わる原子団、あるいは自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない | - | - | - | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 金属又は半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | フッ素及び塩素を含まず、酸素を含むが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | - | -O-O-構造を含まない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分外 | - | - | - | - | ラットのLD50値が4920 mg/kg(PATTY(5th,2001))、あるいは雄で4600mg/kg、雌で3500mg/kg(PATTY(5th,2001))とのデータがある他、投与後3日間のLD50値が雄で3,016 mg/kg、雌で1,823 mg/kg とのデータ(ECETOC TR95(2005))もある。LD50値が2000mg/kg以下のデータは3日間評価の数値が1件のみで、それ以外の4例は2000mg/kgを超えていることからJIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分5)とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分4 | 警告 | H312: 皮膚に接触すると有害 |
P302+P352: 皮膚に付着した場合:多量の水と石鹸で洗うこと。 P280: 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。 P312: 気分が悪いときは医師に連絡すること。 P322: 特別な処置が必要である(このラベルの...を見よ)。 P363: 汚染された衣類を再使用する場合には洗濯をすること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
ウサギLD50値が雄で2010mg/kg、雌で2220mg/kg とのデータ、あるいは、ウサギLD50値が1410mg/kg とのデータ(何れも PATTY(5th,2001))のうち、毒性の強い1410mg/kgのデータより区分4とした。 | |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 なお、飽和蒸気暴露で死亡例なしとのデータは散見されるが、蒸気圧を0.00118 mmHg(25℃)と仮定すれば飽和濃度は1.6ppm [=0.012mg/L]と非常に低いので急性毒性分類の参考には出来ない。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分外 | - | - | - | - | ウサギの皮膚に0.5mLを4時間、密封投与して軽度な紅斑と浮腫が24時間観察された(PATTY(5th,2001))の記述に基づきJIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分3)とした。なお、4mLを24時間投与した場合は紅斑と浮腫の持続と壊死が見られたとのデータ(PATTY(5th,2001))がある。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2A | 警告 | H319: 強い眼刺激 |
P305+P351+P338: 眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 P337+P313: 眼の刺激が続く場合:医師の診断/手当てを受けること。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 P280: 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。 |
ウサギの眼に0.1mL、もしくは0.005 mLを投与して、6匹全数の角膜と結膜に重度の損傷があり、全治7-21日間であったとの報告(PATTY(5th,2001))がある。EU-risk phraseはR41であるが、21日以内に完全治癒していることから区分2Aとした。 | |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分外 | - | - | - | - | 雌雄マウスの末梢血赤血球を用いた小核試験で陰性(PATTY(5th,2001))あるいは、雌雄ラットの骨髄細胞を用いた染色体異常試験で陰性(ECETOC TR95(2005))との情報がある。体細胞を用いる in vivo 変異原性試験で陰性結果の事例が2件以上あることから、区分外とした。なお、in vitro 遺伝子突然変異試験では弱い陽性の事例(ECETOC TR95(2005))があるが、エームズ試験で陰性(ECETOC TR95(2005))、あるいは CHO cell を用いた姉妹染色分体交換試験で陰性結果(PATTY(5th,2001))が報告されている。 |
6 | 発がん性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない | - | - | - | - | 「信頼できる生殖毒性試験の結果、用量1000mg/kg/dで繁殖力に影響なし、発生毒性試験の結果は殆ど全て陰性、用量1000 mg/kg/dで母動物に毒性影響があるが、仔には影響なし」 との情報があるが(SIDS(access on 2. 2009))、試験の具体的内容を確認出来ないので分類できない。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない | - | - | - | - | ウサギに経皮で用量100 - 1000 mg/kgを1日6時間、11日間に9回暴露して、刺激性が観察されたが全身毒性の所見はなかったとの情報(PATTY(5th,2001))はあるが、データ不足で分類できない。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
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