名称:ペテロラタム
CAS番号:8009-03-8
物質ID: | 20A2246 |
分類実施者: | 厚生労働省、環境省 |
分類実施年度: | 平成20年度 |
使用マニュアル: | 政府向けGHS分類ガイダンス(H20.9.5版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類できない | - | - | - | - | 水素化精製過程で炭化水素からの窒素・酸素のアンモニア・水としての解離、不飽和結合の飽和、さらに金属分の触媒上への沈着分離が起こるため爆発性に関わる原子団を含まない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 | - | - | - | - | 半固体(semi solid(Merck(14th, 2006))であり、常温で液体と思われる。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | 半固体(semi solid(Merck(14th, 2006))であり、常温で液体と思われる。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | 半固体(semi solid(Merck(14th, 2006))であり、常温で液体と思われる。 |
6 | 引火性液体 | 区分外 | - | - | - | - | 半固体(semi solid(Merck(14th, 2006))であり、引火点が(182-221℃ICSC(2002))のため区分外とした。 |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | 半固体(semi solid(Merck(14th, 2006))であり、常温で液体と思われる。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 水素化精製過程で炭化水素からの窒素・酸素のアンモニア・水としての解離、不飽和結合の飽和、さらに金属分の触媒上への沈着分離が起こるため爆発性・自己反応性に関わる原子団を含まない。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分外 | - | - | - | - | 発火点:>290℃(ICSC(2002), ICSC(J)(2002))である。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | 半固体(semi solid(Merck(14th, 2006))であり、常温で液体と思われる。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 精製過程で金属分の触媒上への沈着分離が起こるため金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | 半固体(semi solid(Merck(14th, 2006))であり、常温で液体と思われる。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | 酸素、フッ素および塩素を含んでいない。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | - | 融点が55℃付近であるが、データがなく分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。なお、パラフィンワックス(CAS No.8002-74-2)との混合物(50/50)では、ウサギのLD50値3600mg/kg bw(IUCLID(2000))、である。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | - | 半固体(semi solid(Merck(14th, 2006))であり、常温で液体と思われる。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分外 | - | - | - | - | PATTY (5th, 2001)で刺激性はなく皮膚試験のvehicleとして使用されるとの記載があることから区分外とした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2B | - | 警告 | H320: 眼刺激 |
P305+P351+P338: 眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 P337+P313: 眼の刺激が続く場合:医師の診断/手当てを受けること。 P264: 取扱後は...よく洗うこと。 |
ウサギにおいて、評価結果「slightly irritating」である(IUCLID,(2000))より区分2Bとした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 区分外 | - | - | - | - | ヒトにて、評価結果「not sensitizing」(IUCLID(2000))、反復暴露により皮膚炎(dermatitis)はみられたが感作性ではない(IUCLID(2000))、およびアレルギー性はなく、皮膚試験のvehicleとして使用される(PATTY(5th, 2001))の記載がある。以上の結果から区分外とした。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
6 | 発がん性 | 分類できない | - | - | - | - | ラットの混餌試験(FDRL, about 3000mg/kg/day)において、白色物質2例および黄色物質1例(精製度の違い)にて発がん性は認められない(EHC20(1982))。マウスの経皮投与試験(80週間, 25 and 50mg)にて、発がん性は認められなかった(IUCLID(2000))。PATTYでは、精製度の高い物質の発がん性は殆どまたは認められないの記載がある(PATTY(5th, 2001))。EU分類においては、「精製度の低いもの(黄色、琥珀色、茶色ワセリン)は、工業用として使われ、発がん性の多環式芳香族を含むことがある。」に基づき、Cat.2(区分1B相当)である(EU-Annex I(access on 9. 2008))。以上の結果、精製度の低い黄色物質に関する情報が十分に得られないことから分類できないとした。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない | - | - | - | - | ウサギの皮膚試験(24時間暴露, 4ml/kg)において毒性症状(剖検における異常または全身への作用(systemic effects))は認められないが、試験物質がparaffin wax(CAS No.8002-74-2)との混合物(50/50)である(IUCLID(2000))。得られた情報はこの1試験およびマウスの皮下投与試験(IUCLID(2000))のみであり、データ不足で分類できないとした。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない | - | - | - | - | ラットの混餌試験(FDRL, 2年間, about 3000mg/kg/day(90日補正24000mg/kg/day))において、白色物質2例および黄色物質1例(精製度の違い)にて、毒性症状(行動、死亡率、血液項目、尿および臓器組織)に異常は認められない(IUCLID(2000))との記載より経口経路では区分外相当であるが、他経路の情報がなく分類できないとした。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
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