名称:石油留分
CAS番号:64742-65-0
物質ID: | 20A2290 |
分類実施者: | 厚生労働省・環境省 |
分類実施年度: | 平成20年度 |
使用マニュアル: | 政府向けGHS分類ガイダンス(H20.9.5版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 水素化精製過程で炭化水素からの窒素・酸素のアンモニア・水としての解離、不飽和結合の飽和、さらに金属分の触媒上への沈着分離が起こるため爆発性に関わる原子団を含まない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
6 | 引火性液体 | 区分外 | - | - | - | - | 引火点が204 ℃(IUCLID(2000))であり、110℃以上である。 |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 水素化精製過程で炭化水素からの窒素・酸素のアンモニア・水としての解離、不飽和結合の飽和、さらに金属分の触媒上への沈着分離が起こるため爆発性・自己反応性に関わる原子団を含まない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない | - | - | - | - | 液体の物質に適した試験法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 水素化精製過程で金属分の触媒上への沈着分離が起こるため金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | 水素化精製過程で炭化水素からの酸素の水としての解離、さらに金属分の触媒上への沈着分離が起こるため酸素又はハロゲンを含まない。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 水素化精製過程で炭化水素からの酸素の水としての解離が起こるため分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分外 | - | - | - | - | ラットLD50値は > 5000 mg/kg bw(OECD TG 401 GLP)(IUCLID(2000))であり、区分外に該当する。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 | - | - | - | - | ウサギLD50値は > 5000 mg/kg bw(OECD TG402 GLP)(IUCLID(2000))であり、区分外に該当する。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。なお、類似物質solvent-dewaxed light paraffinic distillates(CAS No. 64742-56-9)のラットLC50値は > 4 mg/L(IUCLID(2000))であり区分4に該当する。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分外 | - | - | - | - | ウサギを用いたドレイズ試験(OECD TG 404 GLP)でPDII(一次刺激指数)は0.27 〜 0.38(IUCLID(2000))であり、区分外に該当する。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分外 | - | - | - | - | ウサギを用いたドレイズ試験(OECD TG 405 GLP)でPDII(一次刺激指数)は 0(IUCLID(2000))であり、区分外に該当する。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない | - | - | - | - | モルモットを用いたMaximization test(OECD TG 406 GLP)で皮膚感作性が認められないことより(IUCLID(2000))区分外に該当するが、リスト2のデータであることから分類できないとした。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない | - | - | - | - | ラットの経口および腹腔内投与による骨髄細胞を用いる染色体異常試験(OECD TG 475 GLP)(体細胞in vivo変異原性試験)において統計学的に有意な染色体異常の上昇が報告されているが、限定されたヒストリカルコントロールの範囲に対してとしている(IUCLID(2000))。他にin vivo試験の結果および複数指標のin vivo変異原性試験の結果もないことから分類できないとした。なお、マウスリンフォーマアッセイの結果は陰性である(IUCLID(2000))。 |
6 | 発がん性 | 分類できない | - | - | - | - | IARCが高精製のミネラルオイルをグループ3、無精製、中程度の精製ミネラルオイルをグループ1としており(IARC 33(1987))、精製度よって区分が異なる。本物質の精製度が不明であることから分類できないとした。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない | - | - | - | - | ウサギを用いた21日間の経皮毒性試験(6時間/日、3日/週)において、5000mg/kgの用量で毒性は見られなかった(IUCLID(2000))との記述があるが、他にデータが無いのでデータ不足で分類できないとした。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | - | 炭化水素であり、40℃での動粘性率は 25.1 mm2/s(CONCAWE(1997))より、区分外に該当するが、データ不足で分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
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