名称:2, 2'‐[[4‐(メチルアミノ)‐3‐ニトロフェニル]アミノ]ジエタノール (別名HCブルーナンバー1)
CAS番号:2784-94-3
物質ID: | 21B3060 |
分類実施者: | 厚生労働省・環境省 |
分類実施年度: | 平成21年度 |
使用マニュアル: | 政府向けGHS分類ガイダンス(H21.3版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類できない | - | - | - | - | 分子内に爆発性に関連するニトロ基を含み酸素収支が -166.1(計算値)で >-200より火薬類に分類される可能性があるが、データがなく分類できない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類できない | - | - | - | - | 分子内に爆発性に関連するニトロ基を含み、自己反応性に関連する原子団は含まないが、データがなく分類できない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない | - | - | - | - | 融点が140℃以下の固体に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 分類できない | - | - | - | - | ラットの試験では500 mg/kgまでの用量で、マウスの試験では1000 mg/kgまでの用量で、死亡は認められなかったとの記述(NTP TR271(1985))があるが、他にデータはなく、分類できないとした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における固体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分2 | 警告 | H341: 遺伝性疾患のおそれの疑い |
P308+P313: 暴露又は暴露の懸念がある場合:医師の診断/手当てを受けること。 P201: 使用前に取扱説明書を入手すること。 P202: 全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。 P281: 指定された個人用保護具を使用すること。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
体細胞in vivo変異原性試験として、腹腔内投与によるマウスの骨髄細胞を用いた小核試験(IARC 57(1993))および染色体異常試験(NTP DB(Access on Dec. 2005))で陽性の結果があり、生殖細胞を用いるin vivo遺伝毒性試験で陽性の結果がないことから、区分2とした。なお、in vitro変異原性試験(Ames試験、マウスリンフォーマアッセイ、CHO細胞を用いた染色体異常試験)では陰性又は陽性の結果がある(IARC 57(1993)、NTP TR271(1985))。 | |
6 | 発がん性 | 区分2 | 警告 | H351: 発がんのおそれの疑い |
P308+P313: 暴露又は暴露の懸念がある場合:医師の診断/手当てを受けること。 P201: 使用前に取扱説明書を入手すること。 P202: 全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わないこと。 P281: 指定された個人用保護具を使用すること。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
IARCでグループ2B(IARC 57(1993))、日本産業衛生学会で2B(産衛学会勧告(2008))に分類されていることから、区分2とした。 動物試験の情報として、マウス及びラットを用いた2年間の混餌投与試験において、マウスの雌雄で肝細胞腺腫及び癌腫、雄で甲状腺濾胞細胞腺腫の発生頻度の増加が見られた。ラットの雌では肺の腺腫及び癌腫の発生頻度の増加が認められたが、雄では見られなかったとの記述がある。また、肝臓のみを観察するために行った、雌のマウスを用いた2年間の混餌投与試験で、良性及び悪性の肝細胞腫瘍を有するマウスの数の増加が見られた(IARC vol.57(1993))。 | |
7 | 生殖毒性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない | - | - | - | - | NTP TR271(1985)にラットでは500 mg/kgまで、マウスでは1000 mg/kgまでの単回経口投与で影響は認められなかったとの記述があるが、区分2のガイダンス値範囲を超える投与量での試験データはなく、データ不足のため分類できない。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない | - | - | - | - | ラットおよびマウスを用いた13週間混餌経口投与試験において区分2のガイダンス値範囲を超える用量でも毒性影響は認められていない(NTP TR271(1985))ことから、区分外(経口)に該当するが、他経路のデータが無く分類できないとした。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない | - | - | - | - | データがなく分類できない。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない | - | - | - | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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