名称:ノナ-1-エン(別名:1-ノネン)
CAS番号:124-11-8
物質ID: | 22A4042 |
分類実施者: | 厚生労働省・環境省 |
分類実施年度: | 平成22年度 |
使用マニュアル: | 政府向けGHS分類ガイダンス(H22.7版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類対象外 | - | - | - | - | 分子内に爆発性に関連する原子団を含まない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 | - | - | - | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
6 | 引火性液体 | 区分3 | 警告 | H226: 引火性液体及び蒸気 |
P303+P361+P353: 皮膚(又は髪)に付着した場合:直ちに汚染された衣類を全て脱ぐこと/取り除くこと。皮膚を流水/シャワーで洗うこと。 P370+P378: 火災の場合:消火するために...を使用すること。 P403+P235: 換気の良い場所で保管すること。涼しいところに置くこと。 P210: 熱/火花/裸火/高温のもののような着火源から遠ざけること。−禁煙。 P233: 容器を密閉しておくこと。 P240: 容器を接地すること/アースをとること。 P241: 防爆型の電気機器/換気装置/照明機器/...機器を使用すること。 P242: 火花を発生させない工具を使用すること。 P243: 静電気放電に対する予防措置を講ずること。 P280: 保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
引火点26℃ [密閉式](GESTIS(Access on June. 2010))は≧23℃かつ ≦60℃であるので区分3とした。 | |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 分子内に爆発性・自己反応性に関連する原子団を含まない。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分外 | - | - | - | - | 発火点が440℃(458°F;estimated)(NITE総合検索(Access on June. 2010))であり、常温では発火しないと考えられる。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない | - | - | - | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 | - | - | - | - | 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 | - | - | - | - | 酸素、フッ素および塩素を含まない有機化合物である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 | - | - | - | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分外 | - | - | - | - | 本物質自体のデータはないが、炭素数9が多くを占める炭素数8〜10のアルケン(CAS No. 68526-55-6)について、ラットのLD50値が >2332 mg/kg(SIDS(Access on July. 2010))と報告されていることからJIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分5または区分外に相当)とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 | - | - | - | - | 本物質自体のデータはないが、炭素数9が多くを占める炭素数8〜10のアルケン(CAS No. 68526-55-6)については、ウサギのLD50値が >2332 mg/kg(SIDS(Access on July. 2010))と報告されていることから、JIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分5または区分外に相当)とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 | - | - | - | - | GHSの定義における液体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。炭素数9が多くを占める炭素数8〜10のアルケン(CAS No. 68526-55-6)については、ラットのLC50値(4時間)が >13.6 mg/L(2633 ppm)(SIDS(Access on July. 2010))と報告されているが区分が特定できない。なお2633 ppmは飽和蒸気圧濃度(7105 ppm)の90 %以下であることから気体の基準を適用した。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分外 | - | - | - | - | 本物質自体のデータはないが、炭素数9が多くを占める炭素数8〜10のアルケン(CAS No. 68526-55-6)については、ウサギの皮膚に原液73.8〜2332 mg/kg.を24時間適用し、軽度の紅斑を特徴とする軽度の刺激(mild irritation)が生じた(SIDS(Access on July. 2010))と報告されていることからJIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分3)とした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分外 | - | - | - | - | 本物質自体のデータはないが、炭素数9が多くを占める炭素数8〜10のアルケン(CAS No. 68526-55-6)については、ウサギの眼に原液0.1 mLを適用し、軽度の結膜刺激(mild irritation)を引き起こしたが、24時間以内に消失、ドレイズの最大合計スコアが6であった(SIDS(Access on July. 2010))ことから区分外とした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分外 | - | - | - | - | 本物質自体のデータはないが、炭素数9が多くを占める炭素数8〜10のアルケン(CAS No. 68526-55-6)については、マウスに経口投与による骨髄を用いた小核試験(体細胞in vivo変異原性試験)で陰性結果が報告されている(SIDS(Access on July. 2010))ことから区分外とした。なお、in vitro試験で、Ames testでも陰性の結果が得られている(SIDS(Access on July. 2010))。 |
6 | 発がん性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分3(麻酔作用) | 警告 | H336: 眠気又はめまいのおそれ(麻酔作用) |
P304+P340: 吸入した場合:空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。 P403+P233: 換気の良い場所で保管すること。容器を密閉しておくこと。 P261: 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーの吸入を避けること。 P271: 屋外又は換気の良い場所でのみ使用すること。 P312: 気分が悪いときは医師に連絡すること。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
本物質自体のデータはないが、炭素数9が多くを占める炭素数8〜10のアルケン(CAS No. 68526-55-6)について、マウス、ラット、モルモットの吸入ばく露試験(蒸気)の11.1 mg/L/6h(4時間換算:13.6 mg/L)でいずれも死亡はなく、投与による影響として、マウスで努力性呼吸、ラットで運動失調および嗜眠、モルモットで軽度の振戦が認められたが、その他、剖検では顕著な変化は認められなかった(SIDS(Access on July. 2010))。また、ラットに高用量(2332 mg/kg)を経口投与により軽度の抑制状態を示した。一方、高濃度の本物質を吸入した場合の影響として麻酔作用が記載されている(PATTY(5th, 2001))。以上より区分3(麻酔作用)とした。 | |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない | - | - | - | - | データなし。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 区分1 | 危険 | H304: 飲み込んで気道に侵入すると生命に危険のおそれ |
P301+P310: 飲み込んだ場合:直ちに医師に連絡すること。 P331: 無理に吐かせないこと。 P405: 施錠して保管すること。 P501: 内容物/容器を...に廃棄すること。 |
本物質は液体の炭化水素であり、動粘性率は1.17 mm2/s(HSDB(2002))であることから区分1とした。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | シンボル | 注意喚起語 | 危険有害性情報 | 注意書き | 分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない | - | - | - | - | データ不足のため分類できない。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない | - | - | - | - | データ不足のため分類できない。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない | - | - | - | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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