項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 99-88-7 |
名称 | 4-イソプロピルアニリン |
物質ID | 23A5013 |
分類実施年度 | 平成23年度 |
分類実施者 | 厚生労働省、環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
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厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
6 | 引火性液体 | 区分4 |
警告 |
H227 |
P370+P378
P403+P235 P210 P280 P501 |
引火点92℃ [密閉式](NITE総合検索(Access on Dec. 2010)(アクロス試薬カタログ))は > 60℃ かつ ≦93℃ であることから、区分4に該当する。 |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない、かつ自己反応性に関わる原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分外 |
- |
- | - | 発火点は540℃であり(IUCLID(2000))、常温で発火しないと考えられる。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | 酸素、フッ素および塩素を含んでいない有機化合物である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 |
P301+P312
P264 P270 P330 P501 |
ラットのLD50値は985 mg/kg(OECD TG401, GLP)(厚労省報告(Access on Dec. 2010))に基づき、区分4とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分4 |
警告 |
H312 |
P302+P352
P280 P312 P322 P363 P501 |
ラットのLD50値は雄で1000-1250 mg/kgおよび雌で1030 mg/kg(OECD TG402, GLP)(IUCLID(2000))であり、いずれも区分4に該当する。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分1 |
危険 |
H314 |
P301+P330+P331
P303+P361+P353 P305+P351+P338 P304+P340 P260 P264 P280 P310 P321 P363 P405 P501 |
ウサギを用いた試験(OECD TG 404: GLP)で腐食性あり(corrosive)との結果(IUCLID(2000))に基づき区分1とした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2 |
警告 |
H319 |
P305+P351+P338
P337+P313 P264 P280 |
ウサギを用いた試験で中等度の刺激性(moderately irritating.)との結果(IUCLID(2000))により区分2とした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | in vivo試験のデータがないので分類できない。なお、in vitro試験としては、エームス試験(OECD TG471; GLP)で陽性(S9mix添加の場合)、およびチャイニーズハムスターの肺細胞を用いた染色体異常試験(OECD TG473; GLP)で陰性(厚労省報告(Access on Dec. 2010))、V79細胞を用いたHGPRT試験(OECD TG 476; GLP)で陰性(IUCLID(2000))がそれぞれ報告されている。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
7 | 生殖毒性 | 区分2 |
警告 |
H361 |
P308+P313
P201 P202 P281 P405 P501 |
ラットの交配前14日から経口投与による反復投与毒性・生殖発生毒性併合試験(OECD TG 422; GLP)において、親動物の一般毒性として、20 mg/kg以上の投与群でメトヘモグロビン血症および貧血が惹起されたが、性周期、交尾能および受胎能に投与の影響は認められず、分娩時観察および妊娠期間にも影響は認められなかった(厚労省報告(Access on Dec. 2010))。しかし、高用量群(60 mg/kg)で雌雄新生児の生後0日の体重に低値がみられ、生後4日の生存率が雄新生児で統計学的有意に低値を示し、雌新生児で低値傾向を示した(厚労省報告(Access on Dec. 2010))ことから区分2とした。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分1(血液) |
危険 |
H370 |
P307+P311
P260 P264 P270 P321 P405 P501 |
ネコに25 mg/kgを単回経口投与により、メトヘモグロビン濃度の上昇とハインツ小体の増加を引き起こした(SIDS(2005))との報告に基づき、用量はガイダンス値区分1に相当しているので区分1(血液)とした。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分1(血液系) |
危険 |
H372 |
P260
P264 P270 P314 P501 |
ラットに6、20および60 mg/kg/dayを経口投与による反復投与毒性・生殖発生毒性併合試験(OECD TG 422; GLP)において、メトヘモグロビン血症および貧血が惹起され、それらに起因すると考えられる一般状態、血液学検査値、骨髄の造血亢進、肝臓および脾臓の髄外造血などの変化が20 mg/kg以上の群で認められたとの記述(厚労省報告(Access on Dec. 2010))に基づき、20 mg/kg/day(90日換算値:約10 mg/kg/day)は区分1の上限に相当することから、区分1(血液系)とした。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 区分2 |
- |
H401 |
P273
P501 |
甲殻類(オオミジンコ)の48時間EC50 = 1.5mg/L(環境庁生態影響試験, 1998)から、区分2とした。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分1 |
警告 |
H410 |
P273
P391 P501 |
慢性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(難分解、BODによる分解度:1%(既存点検, 2002)、甲殻類(オオミジンコ)の21日間NOEC = 0.0051mg/L(環境庁生態影響試験, 1998)であることから、区分1となる。 慢性毒性データが得られていない栄養段階に対して急性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(難分解、BODによる分解度:1%(既存点検, 2002)、魚類(メダカ)の96時間LC50=46mg/L(環境庁生態影響試験, 1998)であることから、区分3となる。 以上の結果を比較し、区分1とした。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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