項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 107-46-0 |
名称 | ヘキサメチルジシロキサン |
物質ID | 23A5018 |
分類実施年度 | 平成23年度 |
分類実施者 | 厚生労働省、環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
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厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
6 | 引火性液体 | 区分2 |
危険 |
H225 |
P303+P361+P353
P370+P378 P403+P235 P210 P233 P240 P241 P242 P243 P280 P501 |
引火点-1℃は < 23℃ であり、かつ、初留点100℃は >35℃ であることから、区分2に該当する。 |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない、かつ自己反応性に関わる原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分外 |
- |
- | - | 発火点が310℃(IUCLID(2000))であり、常温で発火しないと考えられる。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分外 |
- |
- | - | 半金属(Si)を含むが、水溶解度0.897 - 0.964 mg/l(IUCLID(2000))というデータがあり、水と急激な反応をしないと考えられる。 |
13 | 酸化性液体 | 分類できない |
- |
- | - | 酸素を含む有機化合物で、この元素がSiと化学結合をしているが、データがなく分類できない。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分外 |
- |
- | - | ラットのLD50は >5000 mg/kg(IUCLID(2000))および>12224 mg/kg(KemI-Riskline(2002)、List2相当)に基づき区分外とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 |
- |
- | - | ウサギのLD50値は12224 mg/kg(雄)、>12224 mg/kg(雌)、>2000 mg/kg(KemI-Riskline(2002))に基づき区分外とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 区分外 |
- |
- | - | ラットに蒸気でのばく露により、LC50値は >48 mg/L/1h(>3614 ppm/4h)(IUCLID(2000))と報告されているが、別の試験でラットに飽和蒸気圧濃度を1時間ばく露で死亡なし(KemI-Riskline(2002))との結果から、LC50は飽和蒸気圧濃度(368 mg/L/1h)(4時間ばく露換算値:>184 mg/L/4h)以上となり、区分外に相当する。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分外 |
- |
- | - | ウサギを用いた試験(EPA Testing Guidelines;GLP)において、刺激性なし(not irritating)との結果(IUCLID(2000))に基づき区分外とした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分外 |
- |
- | - | ウサギの眼に適用1時間後、虹彩で重度の刺激、結膜で軽度刺激から無刺激が観察されたが、24時間以降症状は消失し、軽微な刺激性(minimally irritating)と結論され(KemI-Riskline(2002))、さらにウサギを用いた別の試験では1/6例に虹彩炎が認められたが、1~2日後には消失し、刺激性の最大平均スコア(AOIに相当)は1.8(最大値110に対し)であった(KemI-Riskline(2002))ことに基づき、区分外とした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | 被験者100人に行った反復パッチによる皮膚感作性試験(Repeated insult patch test)おいて、感作性の証拠は認められなかった(KemI-Riskline(2002))との報告およびモルモットのマキシマイゼーション試験(GLP準拠)で感作性なし(not sensitizing)との結果(IUCLID(2000))があるが、いずれもList2の情報であることから「分類できない」とした。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分外 |
- |
- | - |
ラットに腹腔内投与後の骨髄細胞を用いた染色体異常試験(体細胞in vivo変異原性試験)における陰性結果(IUCLID(2000))に基づき、区分外とした。なお、in vitro試験として、エームス試験、マウスのリンパ腫を用いた染色体異常試験およびTK遺伝子座の前進突然変異試験でいずれも陰性(IUCLID(2000))が報告されている。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | 雌雄ラットの交配前28日より交配期間を通じ、雄は剖検前まで、雌は妊娠20日目までとさらに授乳期に再開し剖検前まで吸入ばく露した試験において、最高濃度5000 ppmで親動物に軽度の体重増加抑制、肺および肝臓の重量増加、仔動物に軽微な生存率低下が観察されたものの、その他に親動物および仔動物ともばく露の影響は見られず、性機能および生殖能に対する悪影響は報告されていない(HSDB(2006))。しかし、妊娠末期の胎仔検査のデータはなく、催奇形性を含む仔の発生に及ぼす影響についてはデータ不十分であり「分類できない」とした。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
- |
- | - |
ラットに15.4、23.1、34.6 g/kgを経口投与により各用量とも死亡および毒性症状は認められず(IUCLID(2000))、高用量(34600 mg/kg)はガイダンス値上限(2000 mg/kg)を大きく超えており、経口では区分外相当と判断される。一方、ウサギにガイダンス値上限に相当する2000 mg/kgを経皮投与により、死亡および毒性症状は認められなかった(KemI-Riskline(2002))が、その他に病理学的所見などの情報がなく分類できない。さらに、ラットにガイダンス値の上限(20 mg/L)を超える24 mg/L/4hを蒸気吸入した試験(IUCLID(2000))、およびラットに飽和蒸気圧濃度を1時間ばく露した試験(KemI-Riskline(2002))のいずれも毒性影響は認められなかったが、それ以上の情報はなく分類できない。以上より、経口では区分外相当であるが、経皮および吸入ではデータ不足のため、特定標的臓器毒性単回ばく露の分類としては「分類できない」とした。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分外 |
- |
- | - |
ラットの28日間経口投与試験で悪影響は認められず(IUCLID(2000))、高用量の1500 mg/kg(90日換算値:467 mg/kg/day)はガイダンス値上限(100 mg/kg/day)を超えているので、経口では区分外に相当する。また、ラットに1ヵ月または3ヵ月間吸入投与した3つの試験で、雄ラット特有の尿細管における硝子滴、蛋白円柱の出現、または尿細管変性の頻度および程度の増強が、1ヵ月ばく露で12.7 mg/L(90日換算値:4.23 mg/L)以上、3ヵ月ばく露で4.0 mg/L以上で観察された外には、肺において59.2 mg/Lを1ヵ月間ばく露(90日換算値:19.7 mg/L)で限局性の炎症病変、精巣において13.4 mg/Lを3ヵ月間ばく露で精細管萎縮が報告されている(HSDB(2006))。しかし、これらの所見はいずれもガイダンス値範囲の上限(1.0 mg/L)を大きく超える用量で観察された変化であり、吸入経路では区分外に相当する。さらに、ラットの28日間経皮投与試験のNOAELは500 mg/kg/day(90日換算値:155.5 mg/kg/day)(HSDB(2006))と報告され、また、ウサギに1000mg/kg/dayを21~28日間経皮投与(90日換算値:233~311 mg/kg/day)した試験でも、投与部皮膚の局所影響を除き、全身性の悪影響は認められなかった(IUCLID(2000))ことから、経皮投与の場合も区分外となる。以上より、経口、吸入および経皮の3経路でいずれも区分外となることから、特定標的臓器毒性(反復ばく露)の分類として区分外とした。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
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- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない |
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- | - | データなし。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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