項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 1569-01-3 |
名称 | 1-プロポキシ-2-プロパノール |
物質ID | 23A5039 |
分類実施年度 | 平成23年度 |
分類実施者 | 厚生労働省、環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
6 | 引火性液体 | 区分3 |
警告 |
H226 |
P303+P361+P353
P370+P378 P403+P235 P210 P233 P240 P241 P242 P243 P280 P501 |
引火点48℃ [密閉式](GESTIS(Access on May. 2011))は ≧ 23℃ かつ ≦60℃ であることから、区分3に該当する。 |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない、かつ自己反応性に関わる原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分外 |
- |
- | - | 発火点252℃であり(MSDS(Sigma-Aldrich)(Access on May. 2011))、常温で発火しないと考えられる。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | 酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分外 |
- |
- | - | ラットのLD50値として4件のデータ(4370 mg/kg、2510 mg/kg、2890 mg/kgおよび2800-3000 mg/kg)(いずれもPATTY(5th, 2001))に基づき、JIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分5)とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 |
- |
- | - | ウサギのLD50値として4件のデータ(3550 mg/kg、3810 mg/kg、2820 mg/kg、4370 mg/kg)(全てPATTY(5th, 2001))に基づき、JIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分5)とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - |
ラッに飽和蒸気圧濃度(11.7 mg/L)を8時間ばく露(4時間換算:16.5 mg/L)により死亡はなく、また、飽和蒸気圧濃度(10.8 mg/L)を6時間ばく露(4時間換算:13.2 mg/L)でも死亡が見られなかったと報告されている(PATTY(5th, 2001))が、以上の結果から区分を特定できないので「分類できない」とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分2 |
警告 |
H315 |
P302+P352
P332+P313 P264 P280 P321 P362 |
ウサギの皮膚に0.5 mLを4時間の閉塞適用後6匹中4匹に軽度(mild)から中程度(moderate)の紅斑及び浮腫を生じたが、壊死または潰瘍形成は観察されなかった(PATTY(5th, 2001))との報告に基づき、区分2とした。なお、ウサギに24時間閉塞適用した別の試験で、軽度の刺激性(slightly irritant)との報告(ECETOC TR 95(2005))、また、より過酷な条件下で持続性の亀裂、落屑、潰瘍、壊死を伴った重度の刺激性(severe irritation)が見られたとの報告(PATTY(5th. 2001))もある。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2A |
警告 |
H319 |
P305+P351+P338
P337+P313 P264 P280 |
ウサギの眼に0.005~0.1 mLを適用した試験で重度の結膜炎と軽度のびまん性角膜損傷を起こしたが、完全に回復するには3-14日間を要したとの報告(PATTY(5th.2001))があり、回復には7日を越えているため、区分2Aとした。なお、ウサギを用いた別の試験では、中等度~顕著な刺激性、中等度の角膜傷害、軽度の虹彩炎が認められたが、1週間以内に治癒したと報告されている(HSDB(2002))。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | in vivo試験のデータがないので、分類できない。なお、in vitro試験では、エームス試験およびラットのリンパ球を用いた染色体異常試験で陰性(ECETOC TR 95(2005))が報告されている。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - |
妊娠ラットの器官形成期に吸入ばく露した試験において、母動物の眼周囲の痂皮形成と鏡検による角膜潰瘍の証拠、胎仔後肢の近位指骨の化骨遅延が認められたのみで、母動物の毒性および胎仔毒性ともに報告されていない(ECETOC TR95(2005))。また、妊娠ウサギの器官形成期に吸入ばく露した試験では、高用量群で活動低下、運動失調、虚脱などの症状と高い死亡率(27.3%)を示したが、妊娠および胎仔の指標にばく露の影響は認められなかった(ECETOC TR95(2005))。しかし、交配前からのばく露による性機能および生殖能に対する影響についてはデータがなく、データ不足により「分類できない」とした。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分3(麻酔作用) |
警告 |
H336 |
P304+P340
P403+P233 P261 P271 P312 P405 P501 |
ラットに8時間の吸入ばく露で、死亡は見られなかったが、症状が麻酔状態のように見えたとの報告およびラットに高用量の経口投与により中枢神経系の抑制を示したとの記述、さらにウサギに経皮投与後15-30分以内に昏睡が見られたとの記述(いずれもPATTY(5th, 2001))に基づき、区分3(麻酔作用)とした。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - | 2系統(SD系およびFischer 344系)のラットに1日6時間14週間吸入ばく露した試験において、Fischer 344系ラットの雌が高濃度群(300 ppm)群で体重増加抑制を示したが、両系統とも、その他の体重、摂餌量、飲水量は対照群と差がなく、剖検による異常は見られず、病理組織学的検査でもばく露に関連した変化は見られなかった(ECETOC TR95(2005))。高濃度群の300 ppm(1.475 mg/L)はガイダンス値上限(1 mg/L)を超えているので、吸入ばく露では区分外相当となるが、他経路(経口、経皮)についてはデータがなく影響が不明のため、特定標的臓器毒性(反復ばく露)の分類としては「分類できない」とした。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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