項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 7397-62-8 |
名称 | ヒドロキシ酢酸ブチル |
物質ID | 23A5041 |
分類実施年度 | 平成23年度 |
分類実施者 | 厚生労働省、環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
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厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
6 | 引火性液体 | 区分4 |
警告 |
H227 |
P370+P378
P403+P235 P210 P280 P501 |
引火点75℃ [密閉式](Ullmanns(E)(6th, 2003))は > 60℃ かつ ≦93℃ であることから、区分4に該当する。 |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない、かつ自己反応性に関わる原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分外 |
- |
- | - | 発火点は404℃であり(Ullmanns(E)(6th, 2003))、常温で発火しないと考えられる。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | 酸素を含む有機化合物であるが、この元素は炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分外 |
- |
- | - | ラットのLD50値が3件(4240 mg/kg、4595 mg/kg、4825 mg/kg(IUCLID(2000))あり、いずれもJIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分5に相当)である。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足。なお、ラットに飽和蒸気圧濃度(7.10 mg/L)で7時間のばく露(4時間換算値:9.39 mg/L)により死亡なし(IUCLID(2000))との報告があるが、区分を特定できないので分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分外 |
- |
- | - | ウサギを用いた試験(OECD TG 404; GLP)において、刺激性なし(not irritating)との結果(IUCLID(2000))に基づき区分外とした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2 |
警告 |
H319 |
P305+P351+P338
P337+P313 P264 P280 |
ウサギ゙を用いた試験(OECD TG 405; GLP)で刺激性あり(irritating)との結果(IUCLID(2000))に基づき区分2とした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | in vivo試験のデータが無く分類できない。なお、in vitro試験ではエームス試験およびV79細胞を使用した染色体異常試験でいずれも陰性(IUCLID(2000))が報告されている。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
7 | 生殖毒性 | 区分2 |
警告 |
H361 |
P308+P313
P201 P202 P281 P405 P501 |
妊娠ラットの器官形成期に経口投与した試験(OECD TG 414; GLP)において、死亡(例数不明)、臨床症状、摂餌量および体重増加の抑制など親動物に毒性が現れた高用量(1250 mg/kg)で、胚吸収、骨格と内臓の奇形など胎児毒性が認められた(IUCLID(2000))。予備試験の1000 mg/kgで弱い催奇形性に加え母体と胎児に対し毒性を示したが、本試験でも1250 mg/kgで胸脊椎骨および肋骨周囲の異常が2例、横隔膜ヘルニアが1例が認められた(IUCLID(2000))と報告されている。以上より、母動物の毒性が示された用量で胎児に催奇形性など発生に及ぼす影響が認められたことから区分2とした。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - |
ラットの28日間反復経口投与試験(OECD TG 407; GLP)において、最高用量の1000 mg/kg/dayで雌雄とも血清中のリン酸塩増加、蛋白値の低下、尿沈渣中での赤血球出現がいずれも経度ながら認められた(IUCLID(2000))と報告されている。これらの結果については毒性学的意義が不明であるが、試験物質ばく露の影響も否定できないとも述べられ(IUCLID(2000))、明確に結論されていないので、データ不足により「分類できない」とした。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 区分外 |
- |
- | - | 甲殻類(オオミジンコ)の24時間EC50 =280mg/L(IUCLID, 2000)から、区分外とした。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分外 |
- |
- | - | 信頼性のある慢性毒性データが得られていない。難水溶性ではなく(水溶解度=20000mg/L、NITE(2012))、急性毒性が区分外であることから、区分外とした。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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