項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 27247-96-7 |
名称 | 2-エチルヘキシル=ニトラート |
物質ID | 23A5043 |
分類実施年度 | 平成23年度 |
分類実施者 | 厚生労働省、環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
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厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類できない |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団(硝酸エステル)を有するがデータがなく分類できない。なお、酸素収支が-196であり、判定基準の-200に極めて近く、国連輸送勧告試験による所定の判定を行えば区分外となる可能性が高い。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
6 | 引火性液体 | 区分4 |
警告 |
H227 |
P370+P378
P403+P235 P210 P280 P501 |
引火点72℃ [密閉式](IUCLID(2000))は > 60℃ かつ ≦93℃ であることから、区分4に該当する。 |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 自己反応性に関わる原子団は含まず、爆発性に関わる原子団(硝酸エステル)を含むがデータがない。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分外 |
- |
- | - | 発火点は186-190℃であり(IUCLID(2000))、常温で発火しないと考えられる。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類できない |
- |
- | - | フッ素および塩素を含まず、窒素原子に結合する酸素原子を含んでいる有機化合物であるがデータがなく分類できない。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分外 |
- |
- | - | ラットのLD50値は>9600 mg/kg bw(USEPA/HPV(2003)、List1相当)に基づき区分外とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 |
- |
- | - | ラットのLD50値は>4800 mg/kg bw(USEPA/HPV(2003))に基づき、JIS分類基準による区分外(国連分類基準で区分5又は区分外)とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分外 |
- |
- | - | ラットのLC50値は>14 mg/L/4h(IUCLID(2000))に基づき区分外とした。なお、毒性値(14 mg/L)が飽和蒸気圧濃度(2 mg/L)を超えているので、ミストによる試験とみなした。なお、ラットLC50値は>4.6 mg/L/1h(>2.3 mg/L/4h)(OECD TG 403; GLP)との報告もあり、vapourによる試験であると記載されているが(IUCLID(2000))、飽和蒸気圧濃度(2 mg/L)を超えた濃度であり、試験条件が不明であるため物質の状態は特定できない。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分外 |
- |
- | - |
ウサギの皮膚に4時間適用した試験(OECD TG 404; GLP)において、適用後24時間まで皮膚反応は認められず、48~124時間に1または2匹で軽微~軽度の紅斑が観察されたが148時間後には消失し、刺激性なし(not irritating)との評価結果(IUCLID(2000))に基づき、区分外とした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2B |
警告 |
H320 |
P305+P351+P338
P337+P313 P264 |
ウサギを用いた試験(OECD TG 405; GLP)で軽度の刺激性(slightly irritating)との評価結果(IUCLID(2000))に基づき区分2Bとした。なお、ウサギの眼に試験物質0.1 mLを滴下した別の試験では刺激性なし(not irritating)との報告もある(IUCLID(2000))。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 区分外 |
- |
- | - |
モルモットのマキシマイゼーション試験(OECD TG 406; GLP)において、陽性率が15%(3/20)、反応が不明瞭な個体を含めても25%(5/20)と判定基準の30%未満であったこと(IUCLID(2000))、さらに、モルモットの別のマキシマイゼーション試験ではいずれの試験動物も感作性反応を示さなかった(陽性率0%)と報告されており(IUCLID(2000))、区分外とした。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | in vivo試験のデータがなく、分類できない。なお、in vitro試験としてはエームス試験およびヒトの末梢血リンパ球を使用した染色体異常試験において、いずれも陰性(IUCLID(2000))の報告がある。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | ラットに経口投与による生殖発生毒性スクリーニング(OECD TG 421; GLP)において、親動物に流涎、体重増加抑制などの一般毒性が現れたが、交尾能に影響はなく、妊娠動物の黄体数、着床数、同腹仔数なども対照群と比べ差異は見られなかった(USEPA/HPV(2006))。したがって、親動物の性機能および生殖能には悪影響がなかったと判断されるが、妊娠末期の胎仔検査のデータはなく、仔の発生に及ぼす影響についてはデータ不十分のため「分類できない」とした。なお、高用量群(500 mg/kg/day)の母動物の1匹は仔が全て死亡または着床痕であり、もう1匹は矮小同腹仔で分娩後3日までに仔の全例が死亡したと記載されている(USEPA/HPV(2006))が、高用量のみの所見であり、投与との関連を否定できないものの、用量依存性も明確ではなく、胎児毒性の十分な根拠とはならないことから、分類の根拠とはしなかった。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
- |
- | - | ラットに9600 mg/kgを経口投与により10匹中3匹が死亡したが、その他の症状および剖検による変化は観察されなかった(USEPA/HPV(2006))とあるが、データ不足で分類できない。吸入投与では雌ラットに4.6 mg/Lの蒸気による1時間のばく露(4時間換算値:2.3 mg/L)の結果、死亡はなく症状も観察されなかった(IUCLID(2000))とあるが、雌のみの結果で詳細不明のため分類できない。また、ウサギに経皮投与により死亡も症状も観察されなかった(USEPA/HPV(2006))とあるが、詳細不明のため分類できない。以上より、.特定標的臓器毒性(単回暴露)の分類としては「分類できない」とした。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - |
ラットの28日間反復経口投与試験において、500 mg/kg/dayまたは100 mg/kg/day以上の用量で体重および摂餌量の減少、血液および血液生化学検査値の変化、尿検査指標の変化、肝臓および腎臓の重量増加、主な組織学的変化として、雄の腎臓で近位尿細管上皮の硝子滴出現と尿細管変性が観察された(USEPA/HPV(2006))。また、ラットに14日間の吸入ばく露により、14 ppm以上で肝重量増加、腎臓の近位尿細管細胞で好酸性封入体が認められた(USEPA/HPV(2006))。以上の経口及び吸入による腎臓所見は雄ラット特有の変化でヒトには当てはまらないとされているので、分類の根拠としなかった。したがって、経口では最高用量500 mg/kg/day(90日換算値:155.5 mg/kg/day)がガイダンス値の上限(100 mg/kg/day)を超えているので区分外に相当するが、吸入の場合は最高濃度420 ppm(90日換算値:0.468 mg/L)がガイダンス値範囲内のため分類できない。さらに、経皮ではウサギの21日間経皮投与試験の最高用量500 mg/kg/day(90日換算値:117 mg/kg/day)は、ガイダンス値の上限(100 mg/kg/day)を超えており、全身性の毒性影響が全く認められなかった(USEPA/HPV(2006))との報告により区分外相当となる。以上より、経口および経皮では区分外、吸入では「分類できない」となることから、特定標的臓器毒性(反復暴露)の分類は「分類できない」とした。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足で分類できない。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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