項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 56425-91-3 |
名称 | フルルプリミドール |
物質ID | 23A5064 |
分類実施年度 | 平成23年度 |
分類実施者 | 厚生労働省、環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
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厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない、かつ自己反応性に関わる原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 融点140℃以下の固体に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | 酸素、フッ素を含む有機化合物であるが、これらの元素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 |
P301+P312
P264 P270 P330 P501 |
ラットのLD50値として2件のデータ(雄1413 mg/kg、雌1875 mg/kg)(農薬時報別冊『農薬技術情報』18号(1995)、List2相当)に基づき、区分4とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 |
- |
- | - | ラットのLD50値は>5000 mg/kg(農薬時報別冊『農薬技術情報』18号(1995))に基づき、区分外とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分4 |
警告 |
H332 |
P304+P340
P261 P271 P312 |
ラットのLC50値は 1.1 mg/L/4(RTECS(2003):元文献 National Technical Information Service.OTS0536993)に基づき区分4とした。なお、別の試験でラットのLC50値は >5.231mg/L(農薬時報別冊『農薬技術情報』18号(1995))と記載されているが、ばく露時間が不明である。また、LC50値が飽和蒸気圧濃度(4.21E-06 mg/L)より高いので、粉塵による試験とみなした。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | ウサギ6匹に50%製剤を適用し、全例に紅斑、4例に浮腫がみられ、軽度の刺激性との評価(農薬時報別冊『農薬技術情報』18号(1995))であったが、50%製剤による試験であり、ばく露時間、皮膚反応の強さおよび持続時間などの詳細も不明のため、データ不足で「分類できない」とした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2B |
警告 |
H320 |
P305+P351+P338
P337+P313 P264 |
ウサギ3匹に当該物質の50%製剤を点眼し、全例に角膜および結膜の刺激性変化、2例に虹彩の刺激性変化がみられたが、処理後48時間目までにこれらの症状は回復し、軽度の刺激性との評価(農薬時報別冊『農薬技術情報』18号(1995))に基づき、区分2Bとした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - |
50%製剤によるモルモットのBuehler試験で、本物質の感作性は陰性である(農薬時報別冊『農薬技術情報』18号(1995))と報告されているが、List2のデータであり、感作された動物の比率も不明であることから、「分類できない」とした。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | in vivo 試験のデータがなく、分類できない。なお、in vitro試験として、エームス試験およびチャイニーズハムスターの卵巣細胞を用いた染色体異常試験でいずれも陰性(農薬時報別冊『農薬技術情報』18号(1995))の報告がある。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - |
データ不足。なお、ラットおよびマウスを用いた2年間混餌投与試験の報告があるが、発がん性について言及はなく(IRIS(2002))、また、本物質は米国EPAのIRISの計画下でヒト発がん性の証拠について完全な評価および決定を受けていない(IRIS(2002))とも述べられている。 |
7 | 生殖毒性 | 区分2 |
警告 |
H361 |
P308+P313
P201 P202 P281 P405 P501 |
雌雄ラットの交配前から二世代に混餌投与した生殖毒性試験において、100 ppm(7.3 mg/kg/day)以上で親動物の一般毒性として肝細胞の空胞化と肥大が観察され、高濃度の1000 ppm(74 mg/kg/day)で受胎能の低下、同腹仔数減少を伴う妊娠中の生存率の低下が二世代にわたり現れ、さらに発情期間延長に伴う性周期の変化、新生仔生存率の低下も認められた(IRIS(2002))ことから、区分2とした。なお、ラットまたはウサギの器官形成期に経口投与した発生毒性試験では、催奇形性を含む仔の発生に対する悪影響は報告されていない(IRIS(2002))。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分2(肝臓、副腎) |
警告 |
H373 |
P260
P314 P501 |
マウスに3ヵ月間混餌投与した試験において、450 ppm(67.5 mg/kg/day)以上で用量依存的なアルカリフォスファターゼの増加および小葉中心性肝細胞肥大が認められ(農薬時報別冊『農薬技術情報』18号(1995))、ラットに2年間混餌投与した試験においては1000 ppm(41.2 mg/kg/day)でコレステロールおよびトリグリセライドの増加、肝臓の脂肪変化と肝細胞の好酸性変化が認められ(IRIS(2002))、用量はガイダンス値区分2に相当しており、区分2(肝臓)とした。一方、イヌに90日間または1年間混餌投与した試験において、30 mg/kg/day以上の投与動物で、病理組織学的所見として、副腎皮質の好酸性変性、空胞化および皮質萎縮を特徴とする束状帯と網状帯の変性が報告され(IRIS(2002))、用量はガイダンス値区分2に相当することから、区分2(副腎)とした。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 区分3 |
- |
H402 |
P273
P501 |
甲殻類(オオミジンコ)の48時間EC50 = 11.8 mg/L(AQUIRE, 2012)から、区分3とした。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分3 |
- |
H412 |
P273
P501 |
信頼性のある慢性毒性データが得られていない。急速分解性がなく(BIOWIN)、急性毒性区分3であることから、区分3とした。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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