項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 1929-77-7 |
名称 | N,N-ジプロピルチオカルバミド酸S-プロピル |
物質ID | 23A5095 |
分類実施年度 | 平成23年度 |
分類実施者 | 厚生労働省、環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
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厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | 常温でliquidである(Merck(14th, 2006))。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | 常温でliquidである(Merck(14th, 2006))。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | 常温でliquidである(Merck(14th, 2006))。 |
6 | 引火性液体 | 区分外 |
- |
- | - | 引火点は121℃[不明](Gangolli(2nd, 1999))であり、所定の密閉式試験法によっても93℃を超えると判断できるので、区分外とした。 |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | 常温でliquidである(Merck(14th, 2006))。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない、かつ自己反応性に関わる原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | 常温でliquidである(Merck(14th, 2006))。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | 酸素を含む有機化合物であるが、この元素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | 常温でliquidである(Merck(14th, 2006))。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 |
P301+P312
P264 P270 P330 P501 |
ラットのLD50値は1780 mg/kg(EHC 76(1988))に基づき、区分4とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 |
- |
- | - | ラットのLD50値は >5000 mg/kg(HSDB(2010))に基づき、区分外とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | 常温で液体である(Merck(14th, 2006))。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。なお、皮膚刺激性なし(no skin irritation)との記載(HSDB(2010))があるが、詳細不明である。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。なお、眼に刺激性あり(irritating to eyes)との記載(HSDB(2010))があるが、詳細不明である。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分外 |
- |
- | - | マウスに経口投与による骨髄を用いた小核試験(体細胞in vivo変異原性試験)において、陰性の結果(HSDB(2010))に基づき区分外とした。なお、in vitro試験としては、エームス試験で陰性(HSDB(2010))が報告されている。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
7 | 生殖毒性 | 区分2 |
警告 |
H361 |
P308+P313
P201 P202 P281 P405 P501 |
ラットを用い妊娠6~20日に経口投与した発生毒性試験において、母動物に体重増加抑制、肝臓重量の増加など一般毒性が現れた用量で、中等度~重度の骨格異常を有する胎仔数の増加が認められた(HSDB(2010))こと、また、ラットを用いた二世代生殖試験で、胎仔の体重低下と、骨格分析により判定された正常仔数の減少が報告されている(HSDB(2010))ことから、区分2とした。なお、このラット二世代生殖試験では性機能および生殖能に対する悪影響は報告されていない(IRIS(2004))。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足。なお、急性神経毒性試験で、コリンエステラーゼ阻害に符合する神経細胞の病変と神経毒性症状が現れたとの記載(IRIS RED(1999))があるが用量は不明である。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分2(血液系) |
警告 |
H373 |
P260
P314 P501 |
イヌに1年間経口(カプセル)投与した試験において、20 mg/kg/day以上で脾臓のヘモジデリン沈着増強と髄外造血が現れ、100 mg/kg/dayでヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値および赤血球数の有意な減少を伴う貧血を示し、血小板増加、肝臓網内皮細胞および腎尿細管上皮の褐色色素沈着、胸骨骨髄の細胞過多なども観察された(HSDB(2010))。以上はガイダンス値区分2の用量範囲での所見であり、区分2(血液系)とした。なお、100 mg/kg/dayで頸部および腰部脊髄の軸索変性が時ー観察されたと記載されている(HSDB(2010))が、List 2のデータでガイダンス値上限に相当する高用量群(100 mg/kg/day)のみで認められた低頻度の変化であることから、分類の根拠としなかった。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 区分1 |
警告 |
H400 |
P273
P391 P501 |
甲殻類(ミズムシ科の一種)での96時間LC50 = 0.23 mg/L(EHC 76, 1988)であることから、区分1とした。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分1 |
警告 |
H410 |
P273
P391 P501 |
信頼性のある慢性毒性データは得られていない。急速分解性がなく(BIOWIN)、急性毒性区分1であることから区分1とした。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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