項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 62476-59-9 |
名称 | アシフルオルフェンナトリウム塩 |
物質ID | 23A5116 |
分類実施年度 | 平成23年度 |
分類実施者 | 厚生労働省、環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類できない |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団(N-O)を含んでいるが、データがなく分類できない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - | 可燃性である(This chemical is a combustible solid but does not easily ignite.(HSDB(2010))という情報があるが、データがなく分類できない。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団(N-O)を含んでいるが、データがなく分類できない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
10 | 自然発火性固体 | 区分外 |
- |
- | - |
容易に発火しない(This chemical is a combustible solid but does not easily ignite.(HSDB(2010)))という情報により区分外とした。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分外 |
- |
- | - | 金属(Na)を含むが水溶解度は0.405 g/L(USEPA/HPV(2001))というデータがあり、水と急激な反応をしないと考えられる。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類できない |
- |
- | - | 酸素を含む有機化合物であり、水素および炭素以外の元素(N、Na)と化学結合しており、データがなく分類できない。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分3 |
危険 |
H301 |
P301+P310
P264 P270 P321 P330 P405 P501 |
ラットのLD50値は122 mg/kg bw(USEPA/HPV(2001)、List1相当)に基づき区分3とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分4 |
警告 |
H312 |
P302+P352
P280 P312 P322 P363 P501 |
ウサギのLD50値は1457 mg/kg bw(USEPA/HPV(2001))に基づき区分4とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | ラットのLC50値は>1.38 mg/L/4h(USEPA/HPV(2001))と報告されているが、区分を特定できないので「分類できない」とした。なお、出典中にエアゾールにばく露と記載されているので、粉塵の基準値を適用した。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分2 |
警告 |
H315 |
P302+P352
P332+P313 P264 P280 P321 P362 |
ウサギを用いた試験で皮膚対して中等度の刺激性が認められた(食品健康影響評価(2010))と記載され、ウサギの急性経皮毒性試験の3540~5000 mg/kgの用量で、中等度の紅斑と軽度の浮腫が観察されている(USEPA/HPV(2001))ことから、区分2とした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2A |
警告 |
H319 |
P305+P351+P338
P337+P313 P264 P280 |
ウサギを用いた試験で眼に対して強い刺激性が認められた(食品健康影響評価(2010))とする記載に基づき、区分2Aとした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分外 |
- |
- | - | マウスの経口投与による骨髄細胞を用いた染色体異常試験(体細胞in vivo変異原性試験)(OECD TG475、GLP)において陰性の結果(USEPA/HPV(2001))に基づき区分外とした。なお、in vitro試験としてエームス試験のTA100(+S9)で弱陽性(食品健康影響評価(2010))、CHO細胞を用いた染色体異常試験の代謝活性化無しで陰性の報告(USEPA/HPV(2001)がある。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - |
ラットに混餌投与による2年間慢性毒性/発がん性併合試験において発がん性は認められなかった(食品健康影響評価(2010))が、マウスに混餌投与による18力月間発がん性試験では、雌雄とも肝腫瘍及び前胃乳頭腫の発生率の増加、また、2年間発がん性試験では雌で肝腫瘍の発生頻度の増加がそれぞれ認められた(食品健康影響評価(2010))。しかし、マウスでの肝腫瘍の発生機序には肝臓の酵素誘導が関与していること、また、前胃乳頭腫については本剤の刺激作用に起因した可能性が高いことが考えられるため、これらの腫瘍の発生機序は遺伝毒性メカニズムとは考え難い(食品健康影響評価(2010))とされた食品安全委員会の評価結果もあり、データ不足のため「分類できない」とした。 |
7 | 生殖毒性 | 区分2 |
警告 |
H361 |
P308+P313
P201 P202 P281 P405 P501 |
ラットに混餌投与による二世代生殖毒性試験において、親動物の一般毒性として各世代の高用量(2500 ppm)群で体重低下、F0世代の500 ppm以上で摂餌量減少が見られ、生殖への影響としてF0世代の2500 ppmで着床痕数が減少、およびF1世代の500 ppm以上で分娩後1~4日に仔の生存率が低下した(USEPA/HPV(2001))。また、ラットの妊娠6~19日に経口投与した発生毒性試験において、高用量(180 mg/kg)群で母動物の体重低下と25匹中3匹の死亡が見られたが、同用量では胚吸収の増加と90 mg/kg以上の用量で仔の内臓異常(側脳室の軽度拡張)が観察されている(USEPA/HPV(2001))。以上の結果より、親動物の一般毒性が発現している用量で生殖への悪影響が認められていることから区分2とした。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分1(全身毒性)、区分3(気道刺激性) |
危険 警告 |
H370
H335 |
P307+P311
P260 P264 P270 P321 P405 P501 P304+P340 P403+P233 P261 P271 P312 |
ラットに経口投与によりLD50値(122 mg/kg)を超える200および400 mg/kgの用量で、嗜眠、虚脱、運動失調の症状、ウサギに経皮投与(LD50値: 1457 mg/kg))により990~1980 mg/kgの用量で、嗜眠、運動失調、浅表呼吸、虚脱の症状が観察された(USEPA/HPV(2001))。以上の症状からでは標的臓器を特定することは困難であるが、上記の経口試験での用量はガイダンス値区分1の範囲であり、死亡も見られていることから区分1(全身毒性)とした。また、ラットに0.52~1.38 mg/L(LC50値 >1.38 mg/L)を吸入ばく露(粉塵)により、鼻分泌物、呼吸困難、鼻腔硬皮が観察された(USEPA/HPV(2001))ことから、区分3(気道刺激性)とした。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分2(肝臓) |
警告 |
H373 |
P260
P314 P501 |
ラットの90日間混餌投与試験において、最高用量の5000 ppm(該当成分として84~93 mg/kg/day)で、アルカリフォスファターゼおよびトランスアミナーゼの上昇に加え、病理組織学的所見として肝細胞肥大と肝組織傷害の増強、有糸核分裂、卵円形細胞と胆管増殖の増強などが認められた(USEPA/HPV(2001))ことに基づき、区分2(肝臓)とした。なお、この試験では赤血球数およびヘモグロビン濃度の減少など血液学的変化も観察されたが、関連する病理組織学的影響が認められなかったことから、分類の根拠としなかった。また、ウサギに92~923 mg/kg/dayを21日間の経皮投与試験(90日換算:21.5~215 mg/kg/day)では、鼻分泌物、脱毛、軟便、振戦、活動低下などの症状と共に、重度の皮膚刺激と痂皮形成が用量と関連して観察された(USEPA/HPV(2001))が、ガイダンス値範囲内の用量での明確な毒性影響は報告されていない。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 区分1 |
警告 |
H400 |
P273
P391 P501 |
水生植物(ウキクサ)のEC50 = 378 ppb(U.S. EPA: RED, 2004)から区分1とした。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分1 |
警告 |
H410 |
P273
P391 P501 |
信頼性のある慢性毒性データは得られていない。急速分解性に関する適切なデータが得られておらず、急性毒性区分1であることから、区分1とした。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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