項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 78-88-6 |
名称 | 2,3-ジクロロプロペン |
物質ID | 23A5164 |
分類実施年度 | 平成23年度 |
分類実施者 | 厚生労働省、環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
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厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
6 | 引火性液体 | 区分2 |
危険 |
H225 |
P303+P361+P353
P370+P378 P403+P235 P210 P233 P240 P241 P242 P243 P280 P501 |
引火点15℃ [密閉式](HSDB(2003))は < 23℃ であり、かつ、初留点94℃(Howard(1997))は >35℃ であることから、区分2に該当する。 |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
8 | 自己反応性化学品 | タイプG |
- |
- | - | 自己反応性に関わる原子団(不飽和結合)を含むが、UNRTDG(UN2047)でクラス3PGIIであり、上位の自己反応性物質には該当しないと考えられるので、タイプGとした。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分外 |
- |
- | - | 発火点は510℃であり(GESTIS(Access on Nov. 2011))、常温で発火しないと考えられる。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | 酸素、フッ素を含まず、塩素を含む有機化合物であるが、この元素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。なお、「Unsuitable materials: steel, aluminum, light metals, rubber(GESTIS(Access on Nov. 2011))」という情報がある。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 |
P301+P312
P264 P270 P330 P501 |
ラットのLD50値は 320 mg/kg(HSDB(2003))に基づき、区分4とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分4 |
警告 |
H312 |
P302+P352
P280 P312 P322 P363 P501 |
ラットのLD50値は 1580 mg/kg bw(HSDB(2003))に基づき、区分4とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足。なお、List 3のデータとして、ラットのLC50値は3.1 mg/L/2h(2.2 mg/L/4h)と報告されている(RTECS(2006))が、詳細不明である。なお、LC50値(3.1 mg/L)が飽和蒸気圧濃度(365.5 mg/L)の90%より低いので、蒸気による試験とみなした。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分2 |
警告 |
H315 |
P302+P352
P332+P313 P264 P280 P321 P362 |
皮膚でのばく露により表皮およびその下層部の組織に顕著な炎症反応を伴う重度の皮膚刺激性を引き起こす(HSDB(2003))との記述に加え、EU分類でXi; R37/38である(EC-JRC(ESIS)(Access on Nov. 2011))ことを考慮に入れ、区分2とした。なお、List 2のデータとして、ウサギの皮膚に10 mgを24時間の開放適用して刺激性は重度(severe)との報告(RTECS(2006))もある。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2 |
警告 |
H319 |
P305+P351+P338
P337+P313 P264 P280 |
ウサギの眼に対する試験で、10段階評価(損傷の程度を示す1~10のスコアで最も重度の場合10)の5であった(HSDB(2003))こと、およびヒトで本物質の蒸気が眼を刺激するとの記述(HSDB(2003))もあることに基づき、区分2とした。なお、EU分類ではXi; R41(EC-JRC(ESIS)(Access on Nov. 2011))である。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分外 |
- |
- | - | マウスに腹腔内投与後の骨髄細胞を用いた染色体異常試験(体細胞in vivo変異原性試験)において、陰性の結果(NTP DB 313269(Access on Nov. 2011))に基づき区分外とした。なお、マウスに腹腔内投与後の骨髄細胞を用いた姉妹染色分体交換試験(体細胞in vivo遺伝毒性試験)で陰性、一方、in vitro試験としてエームス試験およびCHO細胞を用いた染色体異常試験ではいずれも陽性(NTP DB(Access on Nov. 2011))の結果が報告されている。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分3(気道刺激性、麻酔作用) |
警告 |
H336
H335 |
P304+P340
P403+P233 P261 P271 P312 P405 P501 |
ヒトで吸入ばく露による症状として、高濃度で喘ぎ、息詰まり、咳、痛み、呼吸窮迫、ばく露直後に気道粘膜の刺激、低濃度では呼吸器系の刺激が記載され(HSDB(2003))、EU分類でXi; R37/38であることも考慮に入れ、区分3(気道刺激性)とした。さらに、吸入または経口による中枢神経系の抑制、倦怠、頭痛が記載され、高濃度吸入では昏睡の可能性が記載されている(HSDB(2003))ことにより、区分3(麻酔作用)とした。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - |
データなし。なお、ラットおよびマウスを用いた13週間吸入ばく露試験が実施され、検査項目毎の個別データが示されている(NTP DB 313269(Access on Nov. 2011))が、評価された報告書として得られていないので分類に使用できない。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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