項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 80-10-4 |
名称 | ジクロロジフェニルシラン |
物質ID | 24A6059 |
分類実施年度 | 平成24年度 |
分類実施者 | 厚生労働省、環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
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厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
6 | 引火性液体 | 区分外 |
- |
- | - | 引火点は142℃[密閉式](HSDB(2010))であり93℃超である。 |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない、かつ自己反応性に関わる原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分外 |
- |
- | - | UNRTDG(UN1769)でクラス8容器等級IIであり、最上位の自然発火性には該当しないため区分外とした。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分外 |
- |
- | - | 半金属(Si)を含む化合物であるが、水と激しく反応して塩化水素を発生する(IMDG(2010))との記載があり、可燃性ガスは発生しないため区分外とした。 |
13 | 酸化性液体 | 分類できない |
- |
- | - | フッ素および酸素を含まず、塩素を含む有機化合物であり、この塩素が水素および炭素以外の元素(Si)と結合しているが、データがなく分類できない。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 分類できない |
- |
- | - |
データなし。 なお、本物質は水と反応して腐食性の塩化水素を生じることから、塩化水素(CAS No.7647-01-0)の健康有害性も参照のこと。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分2 |
危険 |
H310 |
P302+P350
P262 P264 P270 P280 P310 P322 P361 P363 P405 P501 |
ウサギのLD50値は100 μL/kg(120.4 mg/kg)(RTECS(2000):元文献 National Technical Information Service.(Springfield, VA 22161): OTS0571886)に基づき区分2とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分1 |
危険 |
H314 |
P301+P330+P331
P303+P361+P353 P305+P351+P338 P304+P340 P260 P264 P280 P310 P321 P363 P405 P501 |
本物質は腐食性の化学物質であり、皮膚に接触すると永続的障害につながる重度の熱傷を起こす可能性があり、経皮ばく露後に皮膚炎(紅斑、炎症)、重度の熱傷、疼痛、ショックが生じる(HSDB(2010))と記載されている。また、ウサギにクロロシラン類の適用により、皮膚に壊死、水疱、かさぶたを生じた(HSDB(2010))との記載がある。以上の知見は皮膚で本物質との接触による不可逆的な損傷の発生を意味していることから区分1とした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分1 |
危険 |
H318 |
P305+P351+P338
P280 P310 |
本物質は腐食性の化学物質であり、接触すると眼に永続的障害につながる重度の熱傷を起こす可能性があり、本物質と接触すると刺激、疼痛、浮腫、角膜糜爛、および失明につながる可能性がある(HSDB(2010))と記載されている。また、ウサギにクロロシラン類の適用により、眼に角膜および眼瞼の重度の傷害を起こした(HSDB(2010))との記載がある。以上の知見は眼で本物質との接触による不可逆的な損傷の発生を意味していることから区分1とした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分2(呼吸器) |
警告 |
H371 |
P309+P311
P260 P264 P270 P405 P501 |
ヒトに対する影響として、急性吸入ばく露により、くしゃみ、息づまり、喉頭炎、呼吸困難、気道刺激、胸痛を起こし、高濃度のばく露では肺水腫、さらに数時間の遅れで緊急医療を要し、死をまねく可能性もあり、一方、鼻および歯肉の出血、鼻腔および口腔粘膜の潰瘍、肺水腫、慢性気管支炎、肺炎の発生もあり得る(HSDB(2010))と述べられている。以上の知見に基づき、全てList 2の情報であることから、区分2(呼吸器)とした。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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