項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 102-36-3 |
名称 | イソシアン酸-3,4-ジクロロフェニル |
物質ID | 24A6083 |
分類実施年度 | 平成24年度 |
分類実施者 | 厚生労働省、環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
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厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない、かつ自己反応性に関わる原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
10 | 自然発火性固体 | 区分外 |
- |
- | - | 発火点は650℃であり(ホンメル(1996))、常温で発火しないと考えられる。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 融点140℃以下の固体に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | フッ素を含まず、酸素および塩素を含む有機化合物であるが、これらの元素が炭素および水素以外の元素と結合していない。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | 融点が55℃以下の固体であるが、データがなく分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分3 |
危険 |
H301 |
P301+P310
P264 P270 P321 P330 P405 P501 |
ラットのLD50値として、91 mg/kg(RTECS(2006)、元文献:National Technical Information Service.OTS0528439)に基づき、区分3とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 |
- |
- | - | ラットのLD50値は >5000 mg/kg(IUCLID(2000))、およびウサギのLD50値は >2000 mg/kg(IUCLID(2000))で死亡例なしの結果から、区分外とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 区分1 |
危険 |
H330 |
P304+P340
P403+P233 P260 P271 P284 P310 P320 P405 P501 |
ラットの4時間ばく露によるLC50値は、雄が >0.452 mg/L(>58.8ppm)および雌が0.338 mg/L(44ppm)(IUCLID(2000))に基づき、「区分1」とした。なお、試験濃度は飽和蒸気圧濃度(99 ppm)の90%より低いことから、ミストのほとんど混在していない蒸気として気体の基準値を適用した。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分4 |
警告 |
H332 |
P304+P340
P261 P271 P312 |
ラットのLC50値は2.7 mg/L(IUCLID(2000))に基づき区分4とした。なお、試験濃度は飽和蒸気圧濃度(0.77 mg/L)より高いことから、粉塵・ミストの基準値を適用した。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分外 |
- |
- | - | ウサギの皮膚に4時間適用した試験(OECD TG404, GLP準拠)において、刺激性なし(not irritating)との結果(IUCLID(2000))、また、ウサギを用いた別の試験(Federal Hazardous Substance Act, Section 191.11)で一次刺激性なし(no primary irritant)との結果(IUCLID(2000))に基づき、区分外とした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分1 |
危険 |
H318 |
P305+P351+P338
P280 P310 |
ウサギを用いた眼刺激性試験(OECD TG 405, GLP準拠)において、刺激性あり(irritating)との評価と共に、重篤な眼の障害を起こす危険性が警告されている(IUCLID(2000))。また、ウサギを用いた別の試験(Federal Hazardous Substance Act, Section 191.12)では、適用24時間後に腐食性と極度の刺激性が認められた(IUCLID(2000))との報告がある。以上の試験結果により区分1とした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | モルモットのマキシマイゼーション試験(OECD TG406, GLP準拠)において感作性あり(sensitizing)と報告されている(IUCLID(2000))が、陽性率など詳細不明のため「分類できない」とした。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | in vivo試験のデータがなく分類できない。なお、in vitro変異原性試験として、エームス試験(OECD TG 471, 472)、V79細胞を用いた染色体異常試験(OECD TG 473)においていずれも陰性(IUCLID(2000))が報告されている。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分3(気道刺激性) |
警告 |
H335 |
P304+P340
P403+P233 P261 P271 P312 P405 P501 |
本物質は特に眼と粘膜に強い刺激性があり、鼻と咽喉の粘膜を強く刺激する(HSDB(2002))との記述に基づき、区分3(気道刺激性)とした。なお、ネコに50~100 mg/kgを経口投与により、自発運動低下、流涎、下痢が観察されたが、血液像には影響が見られなかった(IUCLID(2000))との報告がある。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - | 雄ラットに、100 mg/kg/日を14日間(90日換算値=15.6 mg/kg/日)経口投与した試験において、死亡および中毒症状は認められなかった(IUCLID(2000))と報告されいるが、試験用量はガイダンス値範囲内一用量のみで、試験の詳細も不明なため「分類できない」とした。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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