項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 121-03-9 |
名称 | 2-メチル-5-ニトロベンゼンスルホン酸 |
物質ID | 24A6094 |
分類実施年度 | 平成24年度 |
分類実施者 | 厚生労働省、環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
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厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類できない |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団(ニトロ基)を含むが、データがなく分類できない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団(ニトロ基)を含むが、データがなく分類できない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
10 | 自然発火性固体 | 区分外 |
- |
- | - | 発火点は>500℃(not below 500℃)であり(IUCLID(2000))、常温で発火しないと考えられる。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 融点140℃以下の固体に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類できない |
- |
- | - | フッ素および塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であり、この酸素が水素以外の元素(N、S)と化学結合しているが、酸化性に関するデータがなく分類できない。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 |
P301+P312
P264 P270 P330 P501 |
ラットを用いた急性毒性試験で、500 mg/kg投与で雌雄とも死亡例はなく、1000 mg/kg投与で雌雄各5例中1例、2000 mg/kg投与で雄5例全例と雌5例中4例が死亡したとの結果(厚労省報告(Access on Aug. 2012))から、LD50値は1000~2000 mg/kgと推定され、区分4とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 |
- |
- | - | ラットLD50値は > 3000 mg/kg(IUCLID(2000))に基づき、区分外とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分1 |
危険 |
H314 |
P301+P330+P331
P303+P361+P353 P305+P351+P338 P304+P340 P260 P264 P280 P310 P321 P363 P405 P501 |
ウサギの皮膚に本物質20mgを24時間適用した試験で中等度の刺激性(moderately irritating)と報告されている(IUCLID(2000)、RTECS(1997))が、本物質は水溶液(100g/L)のpHが1未満である(IUCLID(2000))との知見により、区分1とした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分1 |
危険 |
H318 |
P305+P351+P338
P280 P310 |
ウサギの眼に本物質20mgを適用した試験で強い刺激性(highly irritating)と報告され(IUCLID(2000)、RTECS(1997))、本物質は水溶液(100g/L)のpHが1未満である(IUCLID(2000))との知見により、区分1とした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | in vivo試験のデータがなく分類できない。なお、in vitro試験としては、エームス試験(OECD TG 471, 472、GLP)で陽性(厚労省報告(Access on Aug. 2012))および陰性(IUCLID(2000))の両方の結果が得られ、CHL細胞を用いた染色体異常試験(OECD TG 473, GLP)は陰性の結果(厚労省報告(Access on Aug. 2012))が報告されている。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - |
ラットを用いた反復経口投与毒性・生殖発生毒性併合試験(OECD TG 422;GLP)において、高用量(700 mg/kg/day)群で、親動物に喘鳴、腹部膨満、削痩、自発運動の減少などの毒性症状、体重増加抑制、摂餌量の低値が認められ、雌ではさらに2例が死亡または切迫屠殺された。同用量では、性周期、交尾率、受胎率、妊娠期間、出産率、黄体数、着床率、分娩率などの生殖指標のいずれにも被験物質投与の影響は認められず、新生仔に及ぼす影響として、雌雄の体重と生後4日における生存率に低値傾向が認められたが、生存仔数、死産仔数、出生率、性比など仔の発生指標にも投与の影響はなく、外表異常児もみられなかった(厚労省報告(Access on Aug. 2012))。以上の結果より、性機能および生殖能に対する悪影響は認められなかったが、仔の発生に対する影響については分娩前の胎仔検査のデータがないことから、データ不足のため「分類できない」とした。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - |
ラットを用いた反復経口投与毒性・生殖発生毒性併合試験(OECD TG 422;GLP)において、350 mg/kg(90日換算値:約175 mg/kg/day)以上の投与群で胃の境界線粘膜の過形成、噴門部粘膜の萎縮、さらに700 mg/kg(90日換算値:約350 mg/kg/day)投与群で腺胃のびらんと表層性出血、喘鳴、軟便、腹部膨満などがみられた。また、雄において体重増加の抑制、摂餌量の低値、一部の血液および血液化学検査値の変化、雌においては死亡が1例、切迫屠殺が1例みられた(厚労省報告(Access on Aug. 2012))。以上より、影響が認められた用量はガイダンス値範囲の上限を超えており、本物質が腐食性/刺激性を有することから、胃の所見は経口投与による局所影響と判断され、分類対象としなかった。したがって、経口投与においては区分外相当と見なされるが、他経路での情報がないため、.特定標的臓器毒性(反復暴露)の分類は「分類できない」とした。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 区分外 |
- |
- | - | 藻類(セレナストラム)72時間EC50=120mg/L、甲殻類(オオミジンコ)48時間EC50=130mg/L、魚類(メダカ)96時間LC50>100mg/L(環境庁生態影響試験, 1997)であることから、区分外とした。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分外 |
- |
- | - |
慢性データを用いた場合、急速分解性がなく(難分解性、BOD3%(既存点検, 2000))、甲殻類(オオミジンコ)による21日間 NOEC=17mg/L(環境庁生態影響試験, 1997)であることから、区分外となる。 慢性毒性データが得られていない栄養段階に対して急性毒性データを用いた場合、甲殻類、魚類ともに急性毒性が区分外相当であり、難水溶性ではない(水溶解度=約500mg/L、NITE 2012)ことから、区分外となる。以上の結果から、区分外とした。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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