項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 608-71-9 |
名称 | ペンタブロモフェノール |
物質ID | 24A6114 |
分類実施年度 | 平成24年度 |
分類実施者 | 厚生労働省、環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
7 | 可燃性固体 | 区分外 |
- |
- | - | 「不燃性である」(ICSC(J)(2004))という情報により区分外とした。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない、かつ自己反応性に関わる原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
10 | 自然発火性固体 | 区分外 |
- |
- | - | 不燃性(ICSC(J)(2004))である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 区分外 |
- |
- | - | 不燃性(ICSC(J)(2004))である。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | フッ素および塩素を含まず酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が、炭素および水素以外の元素と結合していない。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分3 |
危険 |
H301 |
P301+P310
P264 P270 P321 P330 P405 P501 |
ラットのLD50値として3件のデータ(251 mg/kg、302 mg/kg、275 mg/kg)(CICAD 66(2005))があり、その中の2件が区分3、1件が区分4に該当することから、該当数の多い区分3とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足。なお、「皮膚を刺激する。」(HSDB(2009))との情報があるが、詳細不明のため分類できないとした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足。なお、「眼を刺激する。」(HSDB(2009))との情報があるが、詳細不明のため分類できないとした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | in vivo試験のデータがなく分類できない。なお、in vitro試験ではエームス試験で陰性の結果(NTP DB(1982))が報告されている。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分1(全身毒性)、区分3(気道刺激性) |
危険 警告 |
H370
H335 |
P307+P311
P260 P264 P270 P321 P405 P501 P304+P340 P403+P233 P261 P271 P312 |
ラットの急性経口毒性試験(LD50: 251~302 mg/kg bw)において、剖検により、肺の灰色病巣、うっ血、および限局性出血が認められ、投与後の中毒症状として、全身の振戦、時に痙攣、および死亡を伴う呼吸数および振幅の増加が見られ、病理学的変化では軽度~重度の肺のうっ血および点状出血が認められた(CICAD 66(2005))。以上から肺への影響が見られているが、これらは非特異的な変化と思われ、標的臓器の特定は困難である。しかしガイダンス値区分1の範囲内で死亡も見られていることから区分1(全身毒性)とした。また、ヒトで粘膜と上気道に刺激性があり、1mg/m3の濃度で鼻や喉に痛みを引き起こすとの記載(HSDB(2009))があることから、区分3(気道刺激性)とした。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足。なお、若齢の雄牛3頭に本物質7.6 mg/kg 体重/日を5週間飲水投与(90日換算値=2.96 mg/kg 体重/日)した結果、顕著な中毒の徴候も、顕微組織学的変化も認められなかった(CICAD(J)66(2008))との報告があるが、詳細不明である。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 区分1 |
警告 |
H400 |
P273
P391 P501 |
魚類(ファットヘッドミノー)の96時間LC50 = 0.1 mg/L(CICADs 66, 2005)から区分1とした。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分1 |
警告 |
H410 |
P273
P391 P501 |
信頼性のある慢性毒性データが得られていない。急速分解性がなく(難分解、BODによる分解度:0%(既存点検, 2005))、急性毒性区分1であることから、区分1とした。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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