項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 634-66-2 |
名称 | 1,2,3,4-テトラクロロベンゼン |
物質ID | 24A6117 |
分類実施年度 | 平成24年度 |
分類実施者 | 厚生労働省、環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
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厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない、かつ自己反応性に関わる原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 融点140℃以下の固体に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | フッ素および酸素を含まず、塩素を含む有機化合物であるが、これらの元素が炭素以外の元素と化学結合していない。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | 融点が55℃以下の固体であるが、データがなく分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 |
P301+P312
P264 P270 P330 P501 |
ラットLD50値として1167 mg/kg(環境省リスク評価 第8巻(2010))、1470 mg/kg(EHC 128(1991))の2件が報告されており、いずれも区分4に該当する。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | in vivo試験のデータがなく分類できない。なお、in vitro試験としては、エームス試験で陰性の結果(NTP DB(1980))、CHO細胞を用いた染色体異常試験で陰性の結果(NTP DB(Access on Sep. 2012))、CHO細胞を用いた姉妹染色分体交換試験で陽性の結果が報告されている。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
7 | 生殖毒性 | 区分1B |
危険 |
H360 |
P308+P313
P201 P202 P281 P405 P501 |
雌ラットに妊娠6日から15日まで強制経口投与(用量:50、100、200 mg/kg/day)した結果、母動物に体重、臓器重量、血液への影響はなかったが、高用量群で生存胎児数の減少が見られ(環境省リスク評価 第8巻(2010))、親動物に一般毒性が認められない用量で胎仔に影響が認められていることから区分1Bとした。なお、別の雌ラットに妊娠9日から13日まで強制経口投与した試験(用量:100、300、1000 mg/kg/day)で、母動物に軽微から中等度の肝細胞肥大が見られた中用量で、卵黄嚢の直径、胎仔の頭臀長と頭長が有意に小さかったとの報告もある(環境省リスク評価 第8巻(2010))。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分2(全身毒性)、区分3(麻酔作用) |
警告 |
H371
H336 |
P309+P311
P260 P264 P270 P405 P501 P304+P340 P403+P233 P261 P271 P312 |
ラットを用いた急性経口毒性試験で、臨床症状として、活動低下、筋緊張弛緩、平伏、立毛、軟便、低体温、昏睡、剖検では消化管の膨満および出血が認められ、LD50値は1167 mg/kgであった(EHC 128(1991))。以上から、標的臓器の特定は困難ではあるが、LD50値が区分2のガイダンス値内であることから区分2(全身毒性)とし、また活動低下および昏睡も認められていることから区分3(麻酔作用)とした。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分2(肝臓) |
警告 |
H373 |
P260
P314 P501 |
ラットに混餌投与した試験において、28日間投与(0.5、5、50、500 ppm、90日換算:0.018、0.18、1.8、18 mg/kg/day)により、500 ppm(90日換算:18 mg/kg/day)の群で肝臓の組織変性がみられ、90日間投与(0.5、5、50、500 ppm、0.025、0.25、2.5、25 mg/kg/day)により、500 ppm(25 mg/kg/day)で肝臓に軽度の変性の発生率が増加した(環境省リスク評価 第8巻(2010))との報告に基づき、いずれもガイダンス値区分2に相当する用量であり、区分2(肝臓)とした。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 区分1 |
警告 |
H400 |
P273
P391 P501 |
甲殻類(ニセネコゼミジンコ)の48時間EC50 = 0.13 mg/L(CICAD 60, 2004)から、区分1とした。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分1 |
警告 |
H410 |
P273
P391 P501 |
慢性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(難分解性、BODによる分解度:0%(既存点検, 1982)、魚類(ファットヘッドミノー)の32日間NOEC = 0.0245 mg/L(AQUIRE, 2013)であることから、区分1となる。 慢性毒性データが得られていない栄養段階に対して急性毒性データも得られていない。 以上の結果から、区分1とした。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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