項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 86-73-7 |
名称 | フルオレン |
物質ID | 24A6152 |
分類実施年度 | 平成24年度 |
分類実施者 | 厚生労働省/環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 物理化学的危険性・健康に対する有害性:政府向けGHS分類ガイダンス(H22.7版)、環境に対する有害性:国連GHS文書(改訂4版) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない、かつ自己反応性に関わる原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 融点140℃以下の固体に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | 酸素、フッ素および塩素を含まない有機化合物である。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | in vivo試験として、チャイニーズハムスターの骨髄を用いた姉妹染色分体交換試験(体細胞in vivo遺伝毒性試験)で陰性(HSDB(2010))の報告があるが、この結果のみでは分類できない。なお、in vitro試験として、エームス試験で代謝活性化の場合に陰性(EHC 202(1998))、チャイニーズハムスターCHL細胞を用いた染色体異常試験およびマウスリンパ腫細胞(L5178Y)を用いた遺伝子突然変異試験ではいずれも陽性(EHC 202(1998))が報告されている。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | IARCの発がん性評価でグループ3(IARC suppl.7(1987))、およびEPAの発がん性評価でD(IRIS(1997))に分類されていることから、「分類できない」とした。なお、1群18匹の雌ラットに飼料中濃度0.05%で18ヵ月間混餌投与した試験において、子宮癌肉腫1例、子宮線維肉腫1例、顆粒球性白血病1例、下垂体腺腫4例が報告され、対照群では、子宮腺癌1例、子宮線維上皮腫2例、副腎皮質腺腫5例、下垂体腺腫6例、鼡径部線維腫1例が報告されている(IARC 32(1983))が、雌のみの1用量の試験で動物数も少なく分類には不十分である。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - | マウスの13週間反復経口投与試験(用量:125, 250, 500 mg/kg bw/day)において、全用量で流涎、活動低下など、500 mg/kg/dayの用量で努力呼吸、眼瞼下垂などの症状がみられ、250 mg/kg/day以上で赤血球数およびヘマトクリット値の低下に加え、肝臓のクッパーおよび脾臓のヘモジデリン沈着の増強を伴う肝臓と脾臓の重量増加を示したが、その他に病理組織学的病変は観察されなかった(EHC 202(1998))。この試験では用量が全てガイダンス値範囲を超え、NOAELもガイダンス値範囲を超えた125 mg/kg/dayと報告されていることから、経口経路では区分外に相当するが、他経路による影響についてはデータがなく不明である。したがって、本項の分類としてはデータ不足のため「分類できない」とした。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 区分1 |
警告 |
H400 |
P273
P391 P501 |
甲殻類(オオミジンコ)での48時間EC50 = 0.49 mg/L(環境省生態影響試験, 2008)より、区分1とした。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分1 |
警告 |
H410 |
P273
P391 P501 |
慢性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(BODによる分解度:0%(既存点検, 1990))、藻類(Pseudokirchneriella subcapitata)での72時間NOEC= 0.074 mg/L(環境省生態影響試験, 2008)であることから、区分1となる。 慢性毒性データが得られていない栄養段階に対して急性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(BODによる分解度:0%(既存点検, 1990))、甲殻類(オオミジンコ)での48時間EC50 = 0.49 mg/L(環境省生態影響試験, 2008)であることから、区分1となる。 以上の結果より、区分1とした。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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