GHS分類結果

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一般情報
項目 情報
CAS登録番号 579-66-8
名称 2,6-ジエチルベンゼンアミン
物質ID 25A0021
分類実施年度 平成25年度
分類実施者 厚生労働省、環境省
新規/再分類 新規分類
他年度における分類結果  
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関連情報
項目 情報
分類に使用したガイダンス(外部リンク) GHS分類ガイダンス
国連GHS文書(外部リンク) 国連GHS文書
解説・用語集(Excelファイル) 解説・用語集
厚生労働省モデルラベル(外部リンク)  
厚生労働省モデルSDS(外部リンク)  
OECD/eChemPortal(外部リンク) eChemPortal

物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 爆発物 分類対象外
-
-
- - 爆発性に関連する原子団を含んでいない。
2 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) 分類対象外
-
-
- - GHSの定義における液体である。
3 エアゾール 分類対象外
-
-
- - エアゾール製品でない。
4 支燃性/酸化性ガス 分類対象外
-
-
- - GHSの定義における液体である。
5 高圧ガス 分類対象外
-
-
- - GHSの定義における液体である。
6 引火性液体 区分外
-
-
- - 引火点109℃(密閉式)(GESTIS(2013)(Access on October 2013))であり、93℃を超える。
7 可燃性固体 分類対象外
-
-
- - GHSの定義における液体である。
8 自己反応性化学品 分類対象外
-
-
- - 爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。
9 自然発火性液体 区分外
-
-
- - 発火点が460℃(GESTIS(2013)(Access on October 2013))であり、常温で発火しないと考えられる。
10 自然発火性固体 分類対象外
-
-
- - GHSの定義における液体である。
11 自己発熱性化学品 分類できない
-
-
- - 液体状の物質に適した試験法が確立していない。
12 水反応可燃性化学品 分類対象外
-
-
- - 金属及び半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。
13 酸化性液体 分類対象外
-
-
- - 酸素、フッ素及び塩素を含まない有機化合物である。
14 酸化性固体 分類対象外
-
-
- - GHSの定義における液体である。
15 有機過酸化物 分類対象外
-
-
- - 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物である。
16 金属腐食性物質 分類できない
-
-
- - データがなく分類できない。

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) 区分4


警告
H302 P301+P312
P264
P270
P330
P501
ラットのLD50値 1,800 mg/kg(HSDB(Access on September 2013))は区分4に該当し、2,690 mg/kg(HSDB(Access on September 2013))はJIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分5)に該当する。LD50値の最小値のある区分を採用し、区分4とした。
1 急性毒性(経皮) 分類できない
-
-
- - データ不足ため分類できない。なお、ウサギのLD50値として、1,085 mg/kg(HPVIS(Access on October 2013))の報告がある。この情報はList外の情報源であるため分類に用いなかった。
1 急性毒性(吸入:ガス) 分類対象外
-
-
- - GHSの定義における液体である。
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
-
-
- - データ不足のため分類できない。
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない
-
-
- - データ不足のため分類できない。
2 皮膚腐食性/刺激性 分類できない
-
-
- - データ不足のため分類できない。
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 分類できない
-
-
- - データ不足のため分類できない。
4 呼吸器感作性 分類できない
-
-
- - データ不足のため分類できない。
4 皮膚感作性 分類できない
-
-
- - データ不足のため分類できない。
5 生殖細胞変異原性 分類できない
-
-
- - データ不足のため分類できない。すなわち、in vivoのデータはなく、in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験で「あいまいな結果」と判定されている(NTP DB(Access on August 2013)。なお、細菌の復帰突然変異試験で陰性及び「あいまいな結果」、哺乳類培養細胞の遺伝子突然変異試験(hgprt遺伝子座)で陰性との情報がある(HPVIS(Access on September 2013))。これらの情報はList外の情報源であるため分類に用いなかった。
6 発がん性 分類できない
-
-
- - データ不足のため分類できない。
7 生殖毒性 分類できない
-
-
- - データ不足のため分類できない。なお、HPVIS(Access on October 2013)では、ラットを用いた経口経路 での発生毒性試験において胚毒性、催奇形性はみられていない。胎児毒性(胎児体重の減少、胸骨の骨化遅延)が母動物毒性のみられる500 mg/kg bw/day でみられている。これらの情報はList外の情報源であるため分類に用いなかった。
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 分類できない
-
-
- - データ不足のため分類できない。なお、ラットの経口強制投与において一時的な行動抑制、筋力低下、立毛、呼吸困難がみられたとの報告がある(HPVIS(Access on October 2013))。ラットの吸入ばく露においてはガイダンスの区分1の濃度で(0.2 mg/L)で巣状肺炎がみられた(HPVIS(Access on October 2013))。ウサギへの経皮ばく露においては、呼吸抑制、体温低下、昏睡等がみられたが後に回復したとの報告がある(HPVIS(Access on October 2013))。これらの情報はList外の情報源であるため分類に用いなかった。
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 分類できない
-
-
- - データ不足のため分類できない。なお、EPA HPV-IS(Access on October 2013)に以下の経口、経皮及び吸入ばく露による試験結果が報告されている。すなわち、ラットの90日間混餌投与試験において、区分外相当の高用量(0.72%; 360 mg/kg/day)までばく露してもコレステロールの上昇と肝臓重量の減少がみられたのみであった。ラットに28日間経皮ばく露した試験では、区分2に該当する用量(93.3 mg/kg/day(90日換算))で肝臓(重量増加、血清GPT及びGOT上昇)への影響がみられている。また、ラットに本物質の蒸気を30日間又は90日間吸入ばく露した試験では、最高濃度の0.1 mg/L まで毒性影響はみられていない。しかし、イヌに0.27 mg/Lの蒸気を20回ばく露(0.06 mg/L(90日換算))した試験において、ばく露した2例中1例が死亡し、死亡例、生存例とも肝臓(び慢性壊死)及び腎臓(尿細管上皮の変性)に病理変化が認められている。これらの情報はList外の情報源であるため分類に用いなかった。
10 吸引性呼吸器有害性 分類できない
-
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- - データ不足のため分類できない。

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
11 水生環境有害性(急性) 分類できない
-
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- - データなし。
11 水生環境有害性(長期間) 分類できない
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-
- - データなし。
12 オゾン層への有害性 分類できない
-
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- - 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。


分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
  • 「分類結果」欄の空欄又は「- 」(ハイフン)は、その年度に当該危険有害性項目の分類が実施されなかったことを意味します。
  • 「分類結果」欄の「※」はJISの改正に伴い、区分がつかなかったもの(「区分に該当しない(分類対象外を含む)」あるいは「分類できない」、もしくはそのいずれも該当する場合)に表示するものです。詳細については分類根拠を参照してください。

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