項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 2698-41-1 |
名称 | 2-クロロベンジリデンマロノニトリル |
物質ID | 25B0041 |
分類実施年度 | 平成25年度 |
分類実施者 | 厚生労働省、環境省 |
新規/再分類 | 再分類・見直し |
他年度における分類結果 | 平成18年度 |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含まない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性、自己反応性に関連する原子団を含まない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 融点が140℃以下の固体状の物質に適した試験法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 金属及び半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | フッ素及び酸素を含まず、塩素を含む有機化合物であるが、この塩素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 |
P301+P312
P264 P270 P330 P501 |
ラットのLD50値 1,284 mg/kg(雌)、1,366 mg/kg(雄)(ACGIH(7th, 2001))に基づき、区分4とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分2 |
危険 |
H330 |
P304+P340
P403+P233 P260 P271 P284 P310 P320 P405 P501 |
エアロゾルを用いたラット(雄)の半数致死ばく露量L(ct)50値として、 88,480 mg・min/m3(4時間LC50換算値 0.37 mg/L)(ACGIH(7th, 2001)、元文献:Ballantyne, B. et al(1978))の報告に基づき、区分2とした。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分1 |
危険 |
H314 |
P301+P330+P331
P303+P361+P353 P305+P351+P338 P304+P340 P260 P264 P280 P310 P321 P363 P405 P501 |
ACGIH(7th, 2001)に、本物質は暴動鎮圧剤などとして使用する催涙性物質であり、本物質に接触した場合、鼻、めまい、吐き気、嘔吐、眼や皮膚への強い刺激、咳、呼吸困難、胸の圧迫感等がみられるとの記載があることから、区分1とした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分1 |
危険 |
H318 |
P305+P351+P338
P280 P310 |
ACGIH(7th, 2001)に、本物質は暴動鎮圧剤などとして使用する催涙性物質であり、本物質に接触した場合、鼻、めまい、吐き気、嘔吐、眼や皮膚への強い刺激、咳、呼吸困難、胸の圧迫感等がみられるとの記載があることから、区分1とした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - |
データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | 本物質の製造現場での労働者に皮膚感作性が見られたとの報告がある(ACGIH(7th, 2001))が、ACGIH(7th, 2001)は本物質をSENとするに十分利用できるデータはないと結論している。したがって、「分類できない」とした。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。すなわち、in vivoでは、マウスの骨髄細胞を用いる小核試験で経口・腹腔内投与ともに陰性である(ACGIH(7th, 2001))。In vitroでは、細菌の復帰突然変異試験では全般的に陰性だが、一部曖昧なものから弱陽性の結果があり(ACGIH(7th, 2001)、NTP DB(Access on June 2013))、哺乳類培養細胞を用いるマウスリンフォーマ試験及び染色体異常試験では陽性と報告されている(ACGIH(7th, 2001)、NTP DB(Access on June 2013))。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | ACGIH(1995)がA4の判定をしているため、「分類できない」とした。なお、NTP TR-377で報告された吸入による発がん性試験では、雌雄のマウス、ラットともに陰性である。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - |
データ不足のため分類できない。妊娠中のラット、ウサギへの吸入ばく露では、奇形及び発生に対する影響は認められなかった(ACGIH(7th, 2001))が、生殖能に関するデータはない。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分3(気道刺激性) |
警告 |
H335 |
P304+P340
P403+P233 P261 P271 P312 P405 P501 |
本物質のヒトボランティアへの実験(ACGIH(7th, 2001))で、催涙作用に加えて咳、呼吸困難、胸部圧迫感などの一時的な呼吸器系への影響が報告されているため区分3(気道刺激性)とした。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分1(呼吸器) |
危険 |
H372 |
P260
P264 P270 P314 P501 |
本物質のヒトボランティアへの低濃度短期(2週間)ばく露では有害影響は見られていない(ACGIH(7th, 2001))。ラット及びマウスの13週間及び2年間吸入ばく露試験(粉じん)において、区分1のガイダンス値の範囲の用量で鼻腔(ラット: 0.00025 mg/L以上で嗅上皮の化生等、マウス: 0.00075 mg/L以上で化膿性炎症等)、喉頭(ラット: 0.003 mg/L以上で上皮の過形成等)、気管(ラット: 0.0015 mg/L以上で上皮の過形成等)、肺(ラット: 0.00075 mg/Lで慢性炎症等)の傷害が見られており(NTP TR377(1990))、区分1(呼吸器)に分類した。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 区分1 |
警告 |
H400 |
P273
P391 P501 |
魚類(ニジマス)による96時LC50=0.22 mg/L(AQUIRE, 2013)であることから、区分1とした。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分1 |
警告 |
H410 |
P273
P391 P501 |
信頼性のある慢性毒性データが得られていない。急速分解性がなく(BIOWIN)、急性毒性区分1であることから、区分1とした。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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