項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 74115-24-5 |
名称 | 3,6-ビス(2-クロロフェニル)-1,2,4,5-テトラジン |
物質ID | 25B0049 |
分類実施年度 | 平成25年度 |
分類実施者 | 厚生労働省、環境省 |
新規/再分類 | 再分類・見直し |
他年度における分類結果 | 平成18年度 |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
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厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類できない |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団(隣接した窒素原子)を含んでいるが、データがなく分類できない。なお、農薬(殺ダニ剤)として使用されるので、爆発物としての用途はない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団(隣接した窒素原子)を含んでいるが、データがなく分類できない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 金属及び半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義による固体である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | フッ素及び酸素を含まず、塩素を含む有機化合物であるが、この塩素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分外 |
- |
- | - | ラットのLD50値 > 3,200 mg/kg(RTECS(2013)、元文献:British Crop., Protection Council(1981))に基づき、区分外とした。なお、本調査で入手した RTECS(2013)のデータをもとに分類した。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分外 |
- |
- | - | モルモット6匹を用いた皮膚刺激性/腐食性試験では、本物質を 66.6 mg/0.2mL 、24時間皮膚適用した結果、「ごく軽度の浮腫」が2/12箇所にみられた。7日間の観察期間後の剖検では、全身毒性はみられず、本物質適用部位の皮膚組織の組織病理学的変化はみられなかった(JMPR(2005))。JMPR(2005)では、「本物質は、モルモットの皮膚に対して、無視できるほど軽度の刺激を引き起こす」と結論している。以上の情報に基づき、JIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分3)とした。本調査で入手した JMPR(2005)の情報を追加した。分類ガイダンスに基づきJIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分3)を明記した。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2B |
警告 |
H320 |
P305+P351+P338
P337+P313 P264 |
ウサギ6匹を用いた眼刺激性/腐食性試験(OECD TG 405準拠)では、「軽度の結膜充血」が、6/6例にみられたが、適用後2日以内に完全に回復した。眼脂、結膜浮腫、角膜損傷及び虹彩の炎症はみられなかった(JMPR(2005))。以上の情報に基づき、区分2Bとした。今回の調査で入手した JMPR(2005)の情報を追加した。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | 区分外 |
- |
- | - | 今回の調査で入手したJMPR(2005)には、モルモット20匹を用いたマキシマイゼーション試験で、惹起時のパッチ除去後24時間で、1/20例に軽度の発赤がみられたが、パッチ除去後48時間で消失したとの報告があり、JMPR(2005)はモルモットに対して皮膚感作性なしとの判断をしていることから区分外とした。今回の調査で入手した JMPR(2005)の情報を追加した。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - |
分類ガイダンスの改訂により「区分外」が選択できなくなったため、「分類できない」とした。すなわち、in vivoでは、ラットの優性致死試験、マウス骨髄細胞の小核試験で陰性である(JMPR(2005)、IRIS(2012))。in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験、哺乳類培養細胞の遺伝子突然変異試験、染色体異常試験で陰性である(JMPR(2005)、IRIS(1991))。 |
6 | 発がん性 | 区分2 |
警告 |
H351 |
P308+P313
P201 P202 P280 P405 P501 |
EPAでCに分類されている(IRIS(1991))ことから、区分2とした。分類ガイダンス改訂により区分を変更した。 |
7 | 生殖毒性 | 区分外 |
- |
- | - | JMPR(2005)のラットを用いた多世代生殖毒性試験において生殖毒性がみられず、ラット及びウサギを用いた発生毒性試験において母動物毒性がみられる用量においても発生毒性がみられていないことから、区分外とした。生殖・発生毒性に関する情報が得られたため区分を変更した。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
- |
- | - |
データ不足のため分類できない。なお、経口経路においてはラット、マウス、ハムスターでガイダンスの範囲内の用量で毒性症状が認められなかった(JMPR(2005))ことから区分外に相当する。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分2(肝臓) |
警告 |
H373 |
P260
P314 P501 |
ラットの2年間混餌投与試験で小葉中心性肝細胞肥大及び空胞化、限局性肝細胞のう胞性変性、及び肝臓へのびまん性脂肪沈着(IRIS(1991))、並びにイヌの12ヶ月間混餌投与試験で門脈周囲肝細胞の好酸性化が見られた(JMPR(2005))との記述により肝臓が標的臓器と考えられた。なお、実験動物に対する影響はいずれも区分2に相当するガイダンス値の範囲(20-36 mg/kg/day)で見られた。以上より、分類は区分2(肝臓)とした。なお、旧分類では「メトヘモグロビンの有意な低下」が見られたことを根拠に「血液系」を標的臓器に含めたが、「メトヘモグロビン」は「ヘモグロビン」の誤りであり、かつ低下の程度は軽度であると記述されており、関連した所見もみられていないことから、本分類では標的臓器より「血液系」を除外した。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 区分外 |
- |
- | - |
甲殻類96時間LC50 > 80μg ai/L、魚類96時間LC50 > 14.6μg ai/L(US EPA: RED, 2007)であることから、区分外とした。 (ai: active ingredient) |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分1 |
警告 |
H410 |
P273
P391 P501 |
急速分解性がなく(BIOWIN)、魚類ELS試験のNOAEC = 6μg ai/L(US EPA: RED, 2007)であることから、区分1とした。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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