項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 624-41-9 |
名称 | 酢酸2-メチルブチル (再分類) |
物質ID | H26-B-121, - |
分類実施年度 | 平成26年度 |
分類実施者 | 厚生労働省 |
新規/再分類 | 再分類・見直し |
他年度における分類結果 | 平成20年度 |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 政府向けGHS分類ガイダンス(平成25年度改訂版) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
6 | 引火性液体 | 区分3 |
警告 |
H226 | P303+P361+P353 P370+P378 P403+P235 P210 P233 P240 P241 P242 P243 P280 P501 |
引火点35℃ (closed cup) (GESTIS (Access on September 2014)) に基づいて区分3とした。 |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 金属及び半金属 (B,Si,P,Ge,As,Se,Sn,Sb,Te,Bi,Po,At) を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分外 |
- |
- | - | 本物質35%を含む一級アミルアルコール酢酸エステルのラットのLD50値として、12,306 mg/kg (雌)、14,064 mg/kg (雄) との報告 (SIDS (2006)、DFGOT vol.11 (1998)) に基づき、区分外とした。なお、一級アミルアルコール酢酸エステルと本物質の毒性は同等とみなして分類を行った。新たな情報源 (SIDS (2006)) を追加し、区分を見直した。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 |
- |
- | - | 本物質35%を含む一級アミルアルコール酢酸エステルのウサギのLD50値として、8,359 mg/kg (雄)、>14,080 mg/kg (雌) との報告 (SIDS (2006)、DFGOT vol.11 (1998)) に基づき、区分外とした。なお、一級アミルアルコール酢酸エステルと本物質の毒性は同等とみなして分類を行った。新たな情報源 (SIDS (2006)) を追加し、区分を見直した。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。なお、本物質35%を含む一級アミルアルコール酢酸エステルをラットに対して、976 ppm (5,192mg/m3) で4時間ばく露した結果、死亡例が無かったとの報告 (SIDS (2006)) があるが、このデータのみでは区分を特定できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分2 |
警告 |
H315 | P302+P352 P332+P313 P362+P364 P264 P280 P321 |
具体的なデータはないが、本物質を含む全ての酢酸アミル化合物は皮膚に対して刺激性を持つとの記載がある (ACGIH (7th, 2001)) ことから区分2とした。なお、本物質の異性体混合物を197人に反復閉塞適用した結果刺激性はみられなかったとの報告がある (DFGOT vol. 11 (1996))。また、本物質の異性体混合物をウサギの耳に適用した結果わずかな刺激性がみられたとの報告や、異性体混合物0.5 mLをウサギに4時間非閉塞適用した結果、中等度の紅斑、軽度の浮腫がみられ、適用7日後に軽度の落屑が観察されたとの記載 (DFGOT vol. 11 (1996)) がある。ACGIH (7th, 2001) の情報を追加し区分を変更した。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2 |
警告 |
H319 | P305+P351+P338 P337+P313 P264 P280 |
具体的なデータはないが、本物質を含む全ての酢酸アミル化合物は眼に対して刺激性を持つとの記載がある (ACGIH (7th, 2001)) ことから区分2とした。なお、本物質の異性体は眼にたいして刺激性を持つとの記載 (DFGOT vol. 11 (1996)) や、本物質の異性体 (1-pentyl acetate) をウサギの眼に適用した結果、軽度の刺激性 (刺激の程度 2/10) を示した (ACGIH (2001)) との報告がある。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。なお、本物質の異性体 (3-methylbutyl acetate CAS; 123-92-2) をヒト197人に適用した試験で感作性はみられなかったとの記載や (DFGOT vol.11 (1996))、本物質の異性体混合物 を用いたモルモットのマキシマイゼーション試験の結果、本物質を含む異性体混合物の感作能は僅かであると記載がある(DFGOT vol.11 (1996))。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 なお、混合物 (65% n-酢酸ペンチル、35% 酢酸2-メチルブチル) のラットを用いた吸入経路での催奇形性試験において、母動物毒性 (体重増加抑制) がみられる用量以上で胎児体重減少、変異 (外表・骨格・内蔵) を起こすが催奇形性はみられない。また、ウサギを用いた吸入経路での催奇形性試験において、母動物毒性 (体重増加抑制、摂餌量減少) がみられる用量においても胎児に影響がみられない (産衛学会許容濃度の提案理由書 (2008)、SIDS (2006)、ACGIH (7th, 2001)、DFGOT vol. 11 (1998))。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
- |
- | - | 本物質のデータはない。なお、酢酸ペンチル及びその異性体混合物として、ヒトへの吸入ばく露で気道刺激性、実験動物ではラット、モルモットなどで、麻酔作用、中枢神経系抑制作用が報告されている (DFGOT vol.11 (1998)、ACGIH (7th, 2001)、産衛学会許容濃度の提案理由書 (2008))。以上より、本物質についての詳細は不明のため、「分類できない」とした。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分1 (視神経) |
危険 |
H372 | P260 P264 P270 P314 P501 |
本物質自体による反復ばく露影響が明らかな報告はヒト、実験動物のいずれもないが、本物質を含む異性体混合物ばく露による影響に関して、以下の知見がある。 ヒトでは酢酸ペンチル (詳細不明) に1ヶ月-30年間、ばく露された作業者に眼の刺激及び羞明がみられたとの報告がある (ACGIH (7th, 2001)、産衛学会許容濃度の提案理由 (2008))。また、フィルム製造に従事し、3,700-14,800 ppm (20-80 mg/L) の濃度の酢酸ペンチル異性体混合物 (詳細不明) にばく露された30名が作業時に羞明、結膜刺激、及び流涙を訴え、うち4-9年従事した4名では症状は強く、視野狭窄及び視神経の萎縮性変化が認められた (DFGOT vol. 11 (1998))。 実験動物では酢酸ペンチル異性体混合物 (詳細不明) をウサギに7,500 ppm で60日間吸入ばく露した実験で、視神経の変性がみられた (DFGOT vol. 11 (1998)) との記述があり、ヒトでの視神経への影響を支持する知見と考えられた。 以上、酢酸ペンチル混合物で視神経への障害がみられたことから、本物質についても他の異性体と同様、区分1 (視神経) に分類した。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | - |
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11 | 水生環境有害性(長期間) | - |
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12 | オゾン層への有害性 | - |
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