項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 25265-77-4 |
名称 | 2,2,4-トリメチルペンタン-1,3-ジオールモノイソブチラート (別名:テキサノール) |
物質ID | H29-A-027 |
分類実施年度 | 平成29年度 |
分類実施者 | 厚生労働省/環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 政府向けGHS分類ガイダンス(平成25年度改訂版(Ver.1.1)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品ではない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
6 | 引火性液体 | 区分外 |
- |
- | - | 引火点が122℃ (closed cup) (GESTIS (Access on September 2017)) である。 |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分外 |
- |
- | - | 発火点は393℃ (GESTIS (Access on September 2017)) であり常温で発火しないと考えられる。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 金属及び半金属 (B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At) を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分外 |
- |
- | - | ラットのLD50値として、> 3,200 mg/kg (SIDS (2002))、6,517 mg/kg (SIDS (2002)、PATTY (6th, 2012)) との報告に基づき、区分外とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分外 |
- |
- | - | ウサギのLD50値として、> 16 mL/kg (> 15,200 mg/kg) (SIDS (2002)、PATTY (6th, 2012)) との報告があり、区分外に該当する。モルモットのLD50値として、> 20 mL/kg (> 19,000 mg/kg) (SIDS (2002)、PATTY (6th, 2012)) との報告があり、区分外に該当する。以上より区分外とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分外 |
- |
- | - | ラットの6時間吸入ばく露試験のLC50値として、> 3.55 mg/L (4時間換算値: > 5.33 mg/L) (SIDS (2002)、PATTY (6th, 2012)) との報告に基づき、区分外とした。なお、ばく露濃度が飽和蒸気圧濃度 (12.9 ppm (0.114 mg/L)) よりも高いため、ミストとしてmg/Lを単位とする基準値を適用した。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分外 |
- |
- | - | ウサギを用いた皮膚刺激性試験 (EU Method B.4準拠) で本物質の4時間適用で軽度の刺激性を示したとの報告 (ECHA登録情報 (Access on December 2017)) がある。又、モルモットを用いた2件の皮膚刺激性試験で、いずれも長時間の適用であるが軽度の刺激性を示したとの記載 (SIDS (2002)) がある。よって、本物質は軽度の刺激性を有すると判断し、区分外 (国連分類基準の区分3) とした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2B |
警告 |
H320 |
P305+P351+P338
P337+P313 P264 |
ウサギによる眼刺激性試験 (OECD TG 405に類似) で、適用24時間後に結膜にグレード2の発赤を生じ、洗眼なしの最大スコアが4 (最大110) で軽度から中等度 (slight to moderate) の刺激性との記載 (SIDS (2002)、PATTY (6th, 2012)) や、ウサギを用いた他の試験で軽度の眼刺激性を示すとの記載 (ECHA登録情報 (Access on December 2017)) がある。よって、軽度の刺激性を有すると判断し、区分2Bとした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - |
データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | モルモットを用いた皮膚感作性試験 (OECD TG 406準拠) で感作性はみられなかったとの記載 (SIDS (2002)、PATTY (6th, 2012)) があるが、ヒトでの情報は得られなかったため、分類できないとした。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | in vivoでは、マウスの骨髄細胞を用いた小核試験で陰性、in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験で陰性である (SIDS (2002)、PATTY (6th, 2012))。以上より、分類できないとした。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | ラットを用いた強制経口投与による反復投与毒性・生殖発生毒性併合試験 (OECD TG 422) において、母親動物には300 mg/kg/day以上で肝臓への影響 (肝臓重量増加、小葉中心性肝細胞肥大) がみられたが、限度量の1,000 mg/kg/dayまで生殖発生への影響は認められなかった (PATTY (6th, 2012)、SIDS (2002))。しかし、スクリーニング試験のため、この結果のみで区分外とできず、この他に分類に利用可能なデータがないため、分類できないとした。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
- |
- | - |
データ不足のため分類できない。ヒトでは、水性ペンキを扱う作業により不快感を訴えた塗装作業者に、一時的な健康影響として肺活量低下、尿量増加、平均赤血球容積増加が認められ、作業者の呼吸域で捕集した空気試料からは本物質が検出されたものの、調査集団のサイズが小さいため、この調査結果からは結論を導き出すことはできないと評価されている (PATTY (6th, 2012))。したがって、この情報は根拠としなかった。実験動物では、ラットの単回経口投与試験において、区分2超の3,200 mg/kgで、軽微な一過性の衰弱、粗毛、血管拡張、努力呼吸が認められたとの報告 (PATTY (6th, 2012)) があるが、これらの影響からは標的臓器を特定できない。他に情報がないため、分類できないとした。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - |
ヒトに関する情報はない。 実験動物については、ラットを用いた強制経口投与による反復投与毒性・生殖発生毒性併合試験 (OECD TG 422) において、区分2のガイダンス値の範囲内である100 mg/kg/day (90日換算: 44~57 mg/kg/day) 以上で流涎 (被験物質の味に起因)、肝臓の重量増加、区分2のガイダンス値の範囲を超える300 mg/kg/day (90日換算: 133~170 mg/kg/day) 以上で肝臓の小葉中心性肝細胞肥大・好酸性化 (すり硝子様変性)、腎臓の硝子滴 (雄のみ)、1,000 mg/kg/day (90日換算: 444~567 mg/kg/day) で腎臓の重量増加 (雄のみ) がみられている。この試験での肝臓の所見は代謝の亢進に関連した所見、腎臓の所見は雄ラット特有の所見としている (SIDS (2002))。 以上、分類根拠となる影響はみられておらず、経口経路では区分外に相当するが他の経路の影響に関する情報がないため分類できないとした。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。なお、GESTIS (Access on August 2017) に収載された数値データ (粘性率: 12.9 mPa・s (25℃)、密度: 0.95 g/cm3 (20℃)) より、動粘性率は13.58 mm2/sec (25/20℃) と算出される。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 区分3 |
- |
H402 |
P273
P501 |
藻類(Selenastrum capricornutum)72時間EC50(面積法) = 18.4 mg/L(OECD SIDS:1994)であることから、区分3とした。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分外 |
- |
- | - | 急速分解性があり(BioWin)、蓄積性がなく(LogPow:3 (SRC PhysProp Database (2017)))、藻類(Selenastrum capricornutum)の72時間NOEC(面積法) = 3.28 mg/L(OECD SIDS:1994)であることから、区分外とした。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし |
* 「危険有害性情報」及び「安全対策注意書き」のコードにマウスカーソルに重ねると、「危険有害性情報」及び「安全対策注意書き」が表示されます。 また、Excel fileでは、コードと共に「危険有害性情報」及び「安全対策注意書き」が記載されてあります。 * 「分類結果」の欄が空欄、又は『 - 』となっている「危険有害性項目」は、分類が実施されていないため、前回に実施した分類結果が最新の情報となります。 * 政府による分類結果は、GHSに基づくSDSやラベル作成の際に自由に引用および複写を行うことができます。 ただし、引用および複写をした上で作成されたSDS・ラベルの内容に対する責任は、SDS・ラベル作成者にあることにご留意ください。 * 本分類結果は、分類ガイダンス等のマニュアルで定められている情報源と判定方法に基づくものであり、あくまでもSDSやラベル作成の際の参考として公表しているものです。 他の文献や試験結果等を根拠として、本内容と異なる分類結果でSDSやラベルを作成することを妨げるものではありません。 |