GHS分類結果

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一般情報
項目 情報
CAS登録番号 12047-27-7
名称 チタン酸バリウム
物質ID H30-B-012-MHLW, MOE
分類実施年度 平成30年度
分類実施者 厚生労働省/環境省
新規/再分類 再分類・見直し
他年度における分類結果 平成18年度  
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関連情報
項目 情報
分類に使用したガイダンス(外部リンク) 政府向けGHS分類ガイダンス(平成25年度改訂版(Ver.1.1))
国連GHS文書(外部リンク) 国連GHS文書
解説・用語集(Excelファイル) 解説・用語集
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厚生労働省モデルSDS(外部リンク) 職場のあんぜんサイトへ
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 爆発物 分類対象外
-
-
- - 爆発性に関連する原子団を含んでいない。
2 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) 分類対象外
-
-
- - GHSの定義における固体である。
3 エアゾール 分類対象外
-
-
- - エアゾール製品でない。
4 支燃性/酸化性ガス 分類対象外
-
-
- - GHSの定義における固体である。
5 高圧ガス 分類対象外
-
-
- - GHSの定義における固体である。
6 引火性液体 分類対象外
-
-
- - GHSの定義における固体である。
7 可燃性固体 区分外
-
-
- - 不燃性である(GESTIS(Accessed Aug. 2018))。
8 自己反応性化学品 分類対象外
-
-
- - 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。
9 自然発火性液体 分類対象外
-
-
- - GHSの定義における固体である。
10 自然発火性固体 区分外
-
-
- - 不燃性である(GESTIS(Accessed Aug. 2018))。
11 自己発熱性化学品 区分外
-
-
- - 不燃性である(GESTIS(Accessed Aug. 2018))。
12 水反応可燃性化学品 区分外
-
-
- - 金属(Ba、Ti)を含むが、水に不溶(GESTIS(Accessed Aug. 2018))との観察結果があり、水と激しく反応することはないと考えられる。
13 酸化性液体 分類対象外
-
-
- - GHSの定義における固体である。
14 酸化性固体 分類できない
-
-
- - 酸素を含む無機化合物であるが、データがなく分類できない。
15 有機過酸化物 分類対象外
-
-
- - 無機化合物である。
16 金属腐食性物質 分類できない
-
-
- - 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) 区分外
-
-
- - 【分類根拠】
(1)より、区分外とした。

【根拠データ】
(1)ラットのLD50:> 12,000 mg/kg(REACH登録情報(Accessed Aug. 2018))
1 急性毒性(経皮) 区分外
-
-
- - 【分類根拠】
(1)より、区分外とした。なお、REACH登録情報を採用することにより、区分を変更した。

【根拠データ】
(1)ラットのLD50:>2,000 mg/kg(REACH登録情報(Accessed Aug. 2018))
1 急性毒性(吸入:ガス) 分類対象外
-
-
- - 【分類根拠】
GHSの定義における固体である。
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 区分外
-
-
- - 【分類根拠】
(1)より、最高濃度の4.89 mg/Lで死亡例がみられなかったことから、区分4の範囲までにおいて死亡なしと考え、国連分類基準の区分5に該当せず、区分外とした。なお、REACH登録情報を採用することにより、区分を変更した。

【根拠データ】
(1)ラットのLC50(4時間):> 4.89 mg/L(REACH登録情報(Accessed Aug. 2018))
2 皮膚腐食性/刺激性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

【参考データ等】
(1)塩化バリウム二水和物を用いたin vitro試験で皮膚刺激性は陰性だったとの報告がある(REACH登録情報(Accessed Aug. 2018))。
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 区分外
-
-
- - 【分類根拠】
(1)より、区分外とした。なお、新たな情報を用いることで、旧分類から区分を変更した。

【根拠データ】
(1)ウサギを用いた眼刺激性試験(OECD TG 405、GLP準拠)で本物質を適用したところ、眼刺激性は見られなかったとの報告がある(REACH登録情報(Accessed Aug. 2018))
4 呼吸器感作性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
4 皮膚感作性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
5 生殖細胞変異原性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

【参考データ等】
(1)塩化バリウム二水和物はin vitroの細菌を用いた復帰突然変異試験、マウスリンフォーマ試験で陰性との報告がある(REACH登録情報(Accessed Aug. 2018))。
6 発がん性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
7 生殖毒性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

【参考データ等】
(1)塩化バリウム二水和物をラットに飲水投与した1世代試験では、最高濃度の4,000 ppmまで生殖発生影響はみられなかった(REACH登録情報(Accessed Aug. 2018))。
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 区分外
-
-
- - 【分類根拠】
(1)より、区分外とした。

【根拠データ】
(1)ラットを用いた経口、経皮、吸入経路による単回ばく露試験では、区分2までの用量範囲内で異常な症状発現も剖検における異常所見もみられていないとの報告がある(REACH登録情報(Accessed Aug. 2018))。
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
10 吸引性呼吸器有害性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
11 水生環境有害性(急性) 分類できない
-
-
- - データなし
11 水生環境有害性(長期間) 分類できない
-
-
- - データなし
12 オゾン層への有害性 分類できない
-
-
- - データなし


分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
  • 「分類結果」欄の空欄又は「- 」(ハイフン)は、その年度に当該危険有害性項目の分類が実施されなかったことを意味します。

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