項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 97-93-8 |
名称 | トリエチルアルミニウム |
物質ID | H30-B-017-MHLW, MOE |
分類実施年度 | 平成30年度 |
分類実施者 | 厚生労働省/環境省 |
新規/再分類 | 再分類・見直し |
他年度における分類結果 | 平成18年度 |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
---|---|
分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 政府向けGHS分類ガイダンス(平成25年度改訂版(Ver.1.1)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類できない |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団(C-金属)を含むが、データがなく分類できない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
6 | 引火性液体 | 区分2 |
危険 |
H225 |
P303+P361+P353
P370+P378 P403+P235 P210 P233 P240 P241 P242 P243 P280 P501 |
引火点-50℃(方式不明)、沸点194℃(GESTIS(Accessed Aug. 2018))に基づいて区分2とした。 |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 爆発性に関する原子団(C-金属)を含むが、データがなく分類できない。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分1 |
危険 |
H250 |
P302+P334
P370+P378 P210 P222 P280 P422 |
室温、空気中で自己発熱し、発火する(GESTIS(Accessed Aug. 2018))という情報および、UNRTDG(UN 3394)はクラス4.2 副次4.3 PGIとの情報から区分1とした。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 自然発火性液体に分類されている。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分1 |
危険 |
H260 |
P231+P232
P335+P334 P370+P378 P402+P404 P223 P280 P501 |
金属(Al)を含み水と接触すると、自然発火する可能性のある可燃性ガスが放出される(GESTIS(Accessed Aug. 2018))という情報および、UNRTDG(UN 3394)はクラス4.2 副次4.3 PGIとの情報から区分1とした。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | 酸素、フッ素及び塩素を含まない有機化合物である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 分類できない |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - |
【分類根拠】 GHSの定義における液体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分1 |
危険 |
H314 |
P301+P330+P331
P303+P361+P353 P305+P351+P338 P304+P340 P260 P264 P280 P310 P321 P363 P405 P501 |
【分類根拠】 (1)より、本物質は少なくとも刺激性を有すると考えられるが、(2)(3)よりアルキルアルミニウムは腐食性を示すことが知られており、区分1とした。 【根拠データ】 (1)本物質はヒトの皮膚に対し刺激性を示すとの報告がある(HSDB(2009))。 (2)アルキルアルミニウムへの接触はやけどを引き起こすとの報告がある(HSDB(2009))。 【参考データ等】 (3)EU CLPでは本物質をSkin Corr. 1Bに分類している(アルキルアルミニウムとして)。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2 |
警告 |
H319 |
P305+P351+P338
P337+P313 P264 P280 |
【分類根拠】 (1)の詳細は不明であるが、証拠の重みづけに基づき区分2とした。なお、情報源の記載の精査に基づき旧分類から区分を変更した。 【根拠データ】 (1)ヒトの眼に対し刺激性を示すとの記載がある(HSDB(Accessed Aug. 2018))。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - |
【分類根拠】 本物質は皮膚感作性がないことを示す情報(1)も得られているが、区分外を判断できる十分な証拠が得られていないため、分類できないとした。 【参考データ等】 (1)マウスを用いたLLNA試験(OECD TG442B、n=5(対照群)/10(適用群)、GLP準拠)で本物質を適用したところ、皮膚感作性は見られなかったとの報告がある(REACH登録情報(Accessed Aug. 2018))。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 【参考データ等】 (1)本物質が体内に取込まれてアルミニウムとしての有害性が生じる懸念があるが、アルミニウムの経口摂取による生殖影響は分類根拠とすべき知見がないとされている(食品安全委員会添加物評価書(2017))。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分3(気道刺激性) |
警告 |
H335 |
P304+P340
P403+P233 P261 P271 P312 P405 P501 |
【分類根拠】 (1)より、区分3(気道刺激性)とした。なお、旧分類から分類結果を変更した。 【根拠データ】 (1)ヒトの呼吸器に対し刺激性を示すとの報告がある(HSDB(Accessed Aug. 2018))。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 【参考データ等】 (1)類似化合物として、アルミニウム金属及び不溶性アルミニウム化合物の許容濃度(TLV-TWA)、1 mg/m3はヒト及び実験動物での肺及び神経系への潜在的有害影響を防ぐことを目的にとして濃度設定されたとの記載がある。一方で、アルキルアルミニウム化合物に関しては毒性情報が少なく、このTLV-TWA値を適用すべきではないとの記述がある(ACGIH(7th, 2008))。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない |
- |
- | - | データなし |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない |
- |
- | - | データなし |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし |
|