GHS分類結果

View this page in English



一般情報
項目 情報
CAS登録番号 85136-74-9
名称 6-ヒドロキシ-1-(3-イソプロポキシプロピル)- 4-メチル-2-オキソ-5-[4-(フェニルアゾ)フェニルアゾ]-1,2-ジヒドロ-3-ピリジンカルボニトリル
物質ID H30-B-035-MHLW, MOE
分類実施年度 平成30年度
分類実施者 厚生労働省/環境省
新規/再分類 再分類・見直し
他年度における分類結果 平成19年度  
Excelファイルのダウンロード Excel file

関連情報
項目 情報
分類に使用したガイダンス(外部リンク) 政府向けGHS分類ガイダンス(平成25年度改訂版(Ver.1.1))
国連GHS文書(外部リンク) 国連GHS文書
解説・用語集(Excelファイル) 解説・用語集
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) 職場のあんぜんサイトへ
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) 職場のあんぜんサイトへ
OECD/eChemPortal(外部リンク) eChemPortal

物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 爆発物 分類対象外
-
-
- - 爆発性に関連する原子団を含んでいない。
2 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) 分類対象外
-
-
- - データがなくGHSの定義における固体かどうか判断はできないが、SDS等(LGC Limited)の情報から固体と判断される。
3 エアゾール 分類対象外
-
-
- - エアゾール製品でない。
4 支燃性/酸化性ガス 分類対象外
-
-
- - データがなくGHSの定義における固体かどうか判断はできないが、SDS等(LGC Limited)の情報から固体と判断される。
5 高圧ガス 分類対象外
-
-
- - データがなくGHSの定義における固体かどうか判断はできないが、SDS等(LGC Limited)の情報から固体と判断される。
6 引火性液体 分類対象外
-
-
- - データがなくGHSの定義における固体かどうか判断はできないが、SDS等(LGC Limited)の情報から固体と判断される。
7 可燃性固体 分類できない
-
-
- - データがなく分類できない。
8 自己反応性化学品 分類対象外
-
-
- - 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。
9 自然発火性液体 分類対象外
-
-
- - データがなくGHSの定義における固体かどうか判断はできないが、SDS等(LGC Limited)の情報から固体と判断される。
10 自然発火性固体 分類できない
-
-
- - データがなく分類できない。
11 自己発熱性化学品 分類できない
-
-
- - データがなく分類できない。
12 水反応可燃性化学品 分類対象外
-
-
- - 金属及び半金属(B,Si,P,Ge,As,Se,Sn,Sb,Te,Bi,Po,At)を含んでいない。
13 酸化性液体 分類対象外
-
-
- - データがなくGHSの定義における固体かどうか判断はできないが、SDS等(LGC Limited)の情報から固体と判断される。
14 酸化性固体 分類対象外
-
-
- - フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。
15 有機過酸化物 分類対象外
-
-
- - 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物である。
16 金属腐食性物質 分類できない
-
-
- - 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
1 急性毒性(経口) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
1 急性毒性(経皮) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
1 急性毒性(吸入:ガス) 分類対象外
-
-
- - 【分類根拠】
GHSの定義における固体である。
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類対象外
-
-
- - 【分類根拠】
GHSの定義における固体である。
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
2 皮膚腐食性/刺激性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
4 呼吸器感作性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
4 皮膚感作性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
5 生殖細胞変異原性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
6 発がん性 区分2


警告
H351 P308+P313
P201
P202
P280
P405
P501
【分類根拠】
(1)~(3)から、本物質自体のデータはないが、本物質は、生体で代謝分解された場合、ヒトで発がん性が疑われる4-アミノアゾベンゼン(CAS:60-09-3)を生成するおそれがあるアゾ染料の1つである。(3)の4-アミノアゾベンゼン、(4)の本物質の既存分類より、根拠情報のある推定分解物の4-アミノアゾベンゼンについてのIARC分類結果を準用し、区分2とした。なお、旧分類から区分を変更した。

【根拠データ】
(1)本物質自体の発がん性に関する情報はない。
(2)本物質(別名:Disperse Orange 149)は4-アミノアゾベンゼンをベースとするアゾ染料である(SCCNFP(Scientific Committee on Cosmetic Products and Non-Food Products)(2002))。アゾ染料の一部は皮膚や腸内の細菌表面や肝臓で還元的に分解され、発がん性を有する、もしくは疑われる芳香族アミン類を生成する(厚生労働科研費による平成23年度調査報告書(2012))。
(3)4-アミノアゾベンゼンの発がん性分類に関して、IARCではラットを用いた経口投与後の肝臓腫瘍発生増加、および経皮適用後の表皮の腫瘍発生増加等、動物試験結果に基づきグループ2Bに分類された(IARC 8(1974)、IARC Suppl. 7(1984))。また、日本産業衛生学会では第2群Bに(産衛学会許容濃度等の勧告(2018):1991年提案)、EU CLPではCarc. 1Bに分類されている。

【参考データ等】
(4)本物質自体の既存分類結果としては、EU CLPのCarc. 1Bがあるが、根拠は不明である。その他の国内外の分類機関による既存分類はない。

7 生殖毒性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
10 吸引性呼吸器有害性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点
11 水生環境有害性(急性) 分類できない
-
-
- - データなし
11 水生環境有害性(長期間) 分類できない
-
-
- - データなし
12 オゾン層への有害性 分類できない
-
-
- - データなし


分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
  • 「分類結果」欄の空欄又は「- 」(ハイフン)は、その年度に当該危険有害性項目の分類が実施されなかったことを意味します。

GHS関連情報トップページに戻る